#148 時代は変わっても、コミュニケーションスキルは古くならない
竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしています。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。
組織のコミュニケーションに関するお話をしています
今ですね、組織のコミュニケーションに関するお話をしております。
昨日は組織のコミュニケーションについて、どちらかというとスキルかな。シンプルなことについてお話をしました。結論から言ってしまえば、話を聞くこと。傾聴が重要だよねっていう話でしたね。
なんで傾聴が重要かっていうと、基本のキだからですね。
1on1が流行っていますが……
たとえばですね、いま、1on1ミーティングが流行っていますよね。1on1ミーティングについて、スキル的なことを何も意識することなしに、30分機会を作って話をする。それだけでもたぶん、意味や価値はあるんじゃないかなと思います。
一方で、スキルを身につけていないと、不都合なことが起きます。どんなことが起きるかというと、「自分のことを話してしまう」ことですね。
これは、ある部分ではもう、しょうがないんですよ。相手の話を聞いている際、自分にも関心があるとか、経験があることを相手が話すと、話したくなっちゃいますよね。
俺も若い頃はそうだった(笑)
たとえば、管理職側の人が若手メンバーの話を聞いていた場合に、相手が、過去に自分が経験した困りごとについて話をしたら、つい、反応してしまって、「いや、俺もそうだった」と反応してしまうから、つい話したくなっちゃいますよね。
これはもう、仕方がないというか、よっぽど意識をして話を「聞こう」と思って聞かないと結構難しいし、話をしだした瞬間に、自分の成功体験を話したくなります。「俺の時はこうだったけど、こうやったらうまくいった。だから、あなたもやってみたら?」みたいに。
「やってみたら?」だと、まだ選択する権限は相手にあるからいいかもしれませんが、「やってみろよ」みたいな命令口調になったりとか、「俺たちの時代はなぁ……」みたいに、つい、マウント気味に話してしまったりとか。
そういう風になってくると、1on1って拷問ですよね、話したいことは話せないし、上司の自慢ばかり聞かされるし。そんな1on1は最悪です。しない方がいいかもしれません。
なので、1on1ひとつとっても、基本のキを押さえておくってことは重要ではないかなと思います。
時代は変わっても、コミュニケーションスキルは古くならない
加えて、僕はもともと、自動車会社やITなど技術系出身ですが、自動車やITの技術は時代によって変化がすごい早いですよね。なので、ちょっと現場から離れていると、技術が日々変わっていきます。そうすると、現場の人たちとはギャップが生まれがちですよね。
だけど、このコミュニケーションのスキルとか技術っていうのは、基本、変わりようがないっていうか、一度身につけたらそんなに変わるものではないので、ずっと生かすことができます。
対人関係においては基本、すべてにおいて同じなので、それが上司と部下の関係であっても、顧客と自分の関係であっても、同僚間の関係であっても、家族は……結構難しいんですけどね。感情が先に乗ってしまうので。
でも、コミュニケーションの基本的なスキルは普遍的で、あらゆるシーンに生かすことができますから、学んでおいて損はないと思います。
バックトラッキングについて
昨日は、傾聴のスキルであるバックトラッキングについてお話ししました。バックトラッキングとは「相手の話を要約して確認する」というスキルです。
ただ、いまからバックトラッキングの話をすると、長くなりそうなので、バックトラッキングについては明日、改めて話したいと思います。
コミュニケーションのスキル全般に言えることですが、文字で書くと「言っていることは分けるけど、実践しにくい」んですよね。感覚的に理解しにくいというか。
ですが、音声だったら、ひょっとしたら、その感のところが、何か伝えられるんじゃないかなぁ……と思っていて。
なので、明日は、バックトラッキングのスキルと、音声で分かりやすく伝えられたらいいなと思います。かつ、それをテキストでも分かるように文字にも残したいと思います。うまく伝わるといいんですけどね。
というわけで、今日の話はここまでにします。今日、畑仕事をしようと思って、大根とか白菜とかの種を買ってきたんですけど、暑くてやる気が出なくて、そのまま昼寝をしてしまいました(笑)。明日、できるといいな。
では、今日の話はこれまでです。じゃあね。バイバ~イ!
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