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#285 キャリア安全性・主体性を深堀る13ー自律とコミュニケーションの関係

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


キャリア安全性・主体性についてお話をしています

いまですね。キャリア安全性・主体性についてお話をしています。今回、このテーマで13回目ですね。

キャリア安全性・主体性を高めていくためには「3つの資本」が必要で、それは「人的資本」「金融資本」「社会資本」の3つです。人的資本は「スキル」、金融資本は「お金」、社会資本は「人とのつながり」ですね。

この中で、特に企業として取り組む中では「人的資本と社会資本が必要なのではないか?」というお話をしてきました。

その中でも昨日は、キャリア自律するために必要なスキルとして、いくつか挙げましたよね。


とりあえず……

  • コミュニケーション能力

  • 発信力・言語化力

  • サクッとやれる力

  • 企画力

の4つを挙げてみました。この4つは、個人の能力でもあるし、企業の中でも身につけられる能力ですよね。

むしろ、こういった能力は、企業の中で、さまざまな関係性や実践をする中で身についていくものではないかな、と思います。

なぜ、キャリア安全性・主体性が「企業として」大切なのか

ところで、僕がなぜ「企業として」と言っているかのか? というと……

もちろん、個人に委ねることも大事なんだけど、個人では、できること・できないことがありますよね。

だから、企業として、社員のみなさんのキャリア安全性・主体性を高めていくことが重要じゃないかな、と思うわけです。

というわけで、これからは、いま話している、人的資本の中の「コミュニケーション能力」「発信力」「サクッとやれる力」「企画力」のそれぞれについて、簡単にお話してみようと思います。

今日は、コミュニケーション能力についてです。

人的資本とコミュニケーション能力

コミュニケーション能力については、僕自身、別にある方ではありません。どちらかというと人見知りだし、積極的に関わっていくのは、あまり得意でもないし。

ですが、コミュニケーション能力については、30歳前半から中盤にかけての管理職の時代に、メンバーを、チームをうまくまとめられなかったこと。また、心が折れそうになる経験もしたときに、「大事なのは、どうやって人と関わるかということだな」と思いました。

そこで、コーチングと呼ばれるコミュニケーションのスキルとか、NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる心理学に基づいたコミュニケーションのスキルを勉強しました。

学んだことを実践したら、職場が変わった

そして、それを職場で実践したところ、ことのほかチームをうまくまとめられるようになって。

基本的なコミュニケーションスキルというか、傾聴力、質問力、相手にポジティブにフィードバックする伝え方などを学んで、それを職場で実践したところ、当時、心が折れそうになっていたチームが、メンバーが前向きになったし、一緒に働くことができるようになった……という経験があります。

コミュニケーション能力は、ちょっとの意識で高められる

そういった中で、実践してきたことが若干身についてるかな? というぐらいな感じで、特別、コミュニケーション能力がある方だとは思っていません。

言い方を変えれば、コミュニケーション能力は、ちょっとした傾聴のスキルとか、ちょっとした質問の仕方とか、ちょっとした前向きな発言とか、そういったことを意識するだけで、案外身につくものじゃないかな、という感じもします。

つまり、キャリア安全性・主体性を周囲との関係性の中で構築していく上で、コミュニケーション能力を身に付けるのは、そんなに恐れることはないし、心配することもないんじゃないかな、と思います。

「よし、今日は話を聞こう」と思って、自分をちょっと抑えて話を聞くとか。

質問もね、相手のことを「もっと良く知ろう」と思って質問したりとか。

嫌な関係で、バチバチやり合うんじゃなくて「これを、どういう言い方をしたら相手に伝わりやすいかな」「嫌な思いではなくて、ポジティブに伝わるかな」といった、言い方のところですよね。

「何言うか」よりも「どのように言うか」

「何を言うか」よりも、「どのように言うか」が重要だから、そういったことを、日々のちょっとした意識で変えられるのではないかと思います。

詳しくは。自分の本を紹介する形で恐縮ですが、 拙著『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本』をお読みいただければ、基本的なスキルは書いてあるので、ぜひ、ちょっとしたことを実践していただければと思います。

というわけで、今日は、キャリア安全性・主体性を高めるための人的資本について。その中のスキルとして、コミュニケーション能力について扱ってみました。

繰り返しますが、僕は別に、コミュニケーション能力がそんなに高いと思ってないし、たまにバチバチやっちゃって失敗もするし、「行き過ぎちゃったな」ということもあります。

ですが、スキルという部分では、ちょっとした傾聴、質問、ポジティブなフィードバックといったことなら、多分身につけられます。誰でも身につけられるものだと思います。

これ以上話すと長くなってしまうのでやめますが、僕の本などをお読みいただいて、意識してみるといいかなと思います。

じゃあ今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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