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#284 キャリア安全性・主体性を深堀る12ー自律するために必要なスキル

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で。ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


キャリアの安全性・主体性についてお話をしています

日々繰り返しておりますが、キャリアの安全性・主体性についてお話をしています。

その中で、人がよりよく、幸福に生きるということを考えた時に、必要な資本として3つあると。それは、「人的資本」「金融資本」「社会資本」です。

その中でも、金融資本以外の、人的資本や社会資本が大事なのではないかという話を、ここ何日かしてきました。

人的資本とは「スキル」、社会資本とは「人とのつながり」ですね。今日は、その中でも人的資本……言い換えると、スキルとして何を身につければ、キャリアの安全性・主体性が高まるのか? ということについて、お話をしてみたいと思います。

キャリア安全性・主体性を一言で言うと……

キャリアの安全性・主体性について改めてまとめると、キャリアの安全性とは、この先、たとえば30年後も「きっと、大丈夫だ」と思えるような安心感。主体性とは「そのために、自分で自律的に行動していこう」と思うこと、そして、行動力。

このように考えた時、キャリアの安全性・主体性を高めるために「じゃあ、何が必要なのか?」ということを考えたとき、「何が必要なのかな?」と思ったんですよね。

キャリア安全性・主体性を高めるために必要なことは……

キャリア安全性・主体性を高めるために、スキルを使うシーンを考えた時、日々変化していく目の前の状況に、どう対応していくか? その、対応していくことに対して、苦しくて、切なくて……というよりは、もちろん、大変なこともたくさんあるとは思いますが、その中でも、変化に対して前向きに、未来に対して行動していく力……だととらえたとき、何が必要なのでしょうか?

何が必要なんでしょうね。

「スキル」と言うと、ITとか、そういった、何か具体的な能力。「何ができるか?」みたいなことをイメージすることが多いと思います。

かといって、スキルって日々変化していくものですよね。たとえば、20年、30年後のことを考えたとき、いま想像できるものって現時点でのものでしかありません。

ですから、20年後、30年後に必要なことなんて、よくわからないですよね。「これをやっておけばOK」とは言えない。そういうものだと思います。

わかりやすく言えば、20年前、30年前に、現代のようなAIの世界を想像できていた人がどれだけいるか? って話ですよ。ほぼいないと思いますよ。SFの世界ならいるかもしれませんけど。

いや、去年注目を集めた、ChatGPTをはじめとした生成AIが出てきたこと自体、一昨年前は想像できなかったじゃないですか? なんとなく「今後はAIが発達して……」みたいな話は、数年前からあったけれど。

このように、社会の変化は予測不可能だと捉えたとき、現時点で「何を身に付けておけばいいか?」なんてよく分からないし、「〇〇のスキルを身につけておけば安心だ」といったものでは、多分なさそうだな……ということは分かりますよね。

それでも、あえて挙げてみると……

このように考えたとき、「じゃあ、何が必要なのかな?」と。

そこで、ちょっと洗い出してみたんですよ。だけど、これが「スキルというのか?」というと、よくわからないんですけどね。

でも、挙げてみると……

コミュニケーション能力

1つは、コミュニケーション能力は「あるな」って思ったんですよね。「前向きな言動」とか。あとは、少なからず人に「嫌に思わせない会話」とか。「話をよく聞く力」とか。

発信力・言語化力

2つ目は……そうね。発信力とか言語化能力。自分が「何を考えていて、どんなふうに思っているのか」、それを言葉にして伝える力。これはコミュニケーション能力の一部かもしれませんが。

サクッとやれる力

あとは……そうね。「これだな」と思う時に、「サクッとやれる力」とでも言うんでしょうか? この「サクッとやれる力」にも、まぁ、いろいろありますよね。たとえば、ちょっとしたITのスキルがあったほうが便利かもしれない。あとは、ある分野での専門知識みたいなものも、そんなにガチじゃなくていいと思うけれど、「幅広く知っている:みたいなことは、案外「サクッとやれる力」の1つかもしれません。

それが「どの分野?」っていうのは、表現するのが難しいですけどね。浅く、広く、多元的な、さまざまな関わりの中での「サクッとやれる力」というのは、案外重要かもしれないな、と。

企画力

あとは、企画力ですかね。企画力っていうのは「いま、こういった課題がある。だから、これを改善していくためには、こんなことをやってみよう」ということを、相手の視点にたって企画できる力。こういった能力も大事かな、と思います。

このように考えてみると、何か、個別のスキル、固有のスキルというよりは、底力……とは、ちょっと違うか。地頭みたいな感じかな。そういったところは、キャリア安全性・主体性を高めるための人的資本として、大事なんじゃないかな~と思いますね。

意外と重要なのは「日本語を読み書き理解できること」

少し話は変わりますが、以前、キャリアの話をしていたわけではないんですけど、「これからの時代を生きていく上で、どんな力が必要ですかね?」みたいなことを、ある経営者の方とか、その道のプロの方とかと話したことがあるんです。

その時に出てきたことの1つが「普通に、日本語が話せること」でした。自分の考えをちゃんと発信できたり、「それって、こういうことですよね?」と、相手が言っていることを汲み取って理解したり。あとは、考えていることを「文字にして伝えること」だったり。

これが、スキルかどうか? というとよく分かりませんが、その時話していたみなさんとの間では「そういうことって、絶対大事ですよね」「そうだそうだ!」ってなったことがあって。

みんなが「そうだそうだ!」というということは、多分大事なんでしょうね。「固有のスキル」ではないけれど、どういった状況でも「それって、大事だよね」と言われるようなこと。

そういったことが、人的資本としては「大事なんじゃないかな」と思いますよね。

というわけで、明日以降は、今日お話した「コミュニケーション力」とか「発信力・言語化力」「サクッとやれる力」、あとは「企画力」。他にもあると思いますが、こういったことについて、もうちょっと具体的にしてみようかなと思っています。

では、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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