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始めて転職したときの話。

僕は今までに10回転職を繰り返してきました。
おかげで今は自分の好きな仕事に出会え、希望年収も叶えることができているので、成功体験として今までの経験が誰かの役に立てばと思い記事にしています。

人生初転職

僕が初めて転職を経験したのは、25歳の時だった。
18歳から8年間続けた地方公務員(消防吏員)を退職して1年経たないくらい時期。
正確には消防士を辞めて1年くらいは個人事業主として雑貨の輸入業をしていたのだけれど、高校卒業後そのまま公務員に就職した僕にそのノウハウは一切なかったので、手探りでやった結果1月も黒字経営になることはなく貯金が底を尽きかけてきたのでサラリーマンに逆戻りといったパターン。

初転職はN〇Kの受信料徴収員

初めての転職は無料転職アプリのインディードで見つけた、
「N〇Kの放送受信料の訪問徴収員」
の仕事だった。

募集内容は、
【未経験大歓迎!】
【月収40万円以上のスタッフ半数以上!】
【稼げるようになるまで丁寧に教えます!】
こんな感じで、
その会社自体は国民的放送局本体ではなく、「放送受信料契約を頂く業務部分のみを委託された民間企業」といったところ。

正直なところ年齢もまだ若かったこともあり、
「給料高そうだし。向いていなければまた転職すればいいか。」
くらいの感覚でインディードのアプリから応募。

数日して他県にある本社から電話を頂き、自宅から約50mほど離れた場所にあるオフィスで面接をしていただけることになった。

ビルの入り口には沢山の聞いたことのない中小企業の名前の入ったプレートが階ごとに数社当てはめられていて、自分が面接を受ける会社の名前もその中にあることを確認してから建物に入った。

階段を上がると幅1.5m奥行20mくらいの廊下があり、定期的に清掃員が入るものの壁紙や廊下もそれなりに年季が入っている感じ。ひとつのフロアに3.4個オフィスが入っている。どちらかというとこぢんまりしたビルだった。

面接はこの時の1回のみ。
役員の方と今後僕の上司になる方の2対1で行った。
オフィスの角に設けられたパーテーションで区切られた3畳くらいの四角いスペースに小さいテーブルが1つ置かれていてそれを挟んで面接をしていただいた。

試験内容

面接が始まる前に筆記試験があった。
A4用紙1枚分の一般常識の問題で国語数学理科社会英語がそれぞれ5問くらい。
難易度は「あいさつ」を漢字で書いたり中学校レベルの英文を解いたりと地味に難しかった記憶があり、僕はこの時「あいさつ」が書けなかったのが悔しくて今は挨拶は漢字で書けるようになった。

面接は終始穏やかな雰囲気で、内容はいたってシンプル。
①志望動機
②何で前の仕事を辞めたのか?
③なぜ今回応募してくれたのか?
④いくら稼ぎたいか?
詳しくは覚えていないけどざっくりこんな感じで、あとは本当に軽く世間話をていたと思う。
そんなに大きくない中小企業の面接はこんな感じが結構多い。

ただこれは企業側の本気度の裏返しでもあるので、正直こちらのストレスは少なくて済むが人材をしっかり見極めたいと考えている企業は根ほり葉ほり聞いてくるので対策はしておくに越したことはない。
あと、もちろん根ほり葉ほり企業の方が入社後のお互いのミスマッチが少なくて済むことが多い。
なのでこのパターンの面接の時はこっちからバンバン質問していくといい
質問することでミスマッチを減らしプラスアルファで「こいつめっちゃうちに興味あるやん」と感じさせることができるからだ。
これはおススメ。

これまでに色々な会社の面接を受けさせていただいたけれど、1次や2次、3次といった違いはあっても通過する場合は大体終盤に何となくの合否を教えてくれることが多い
「じゃあ次は、、」とか
「もし今回合格したら、、」とか
「正直いいなと思っているんだけど今日話聞いてみてどうだった?」など直球のこともしばしばある。

逆に、「あんまり感触が良くなかったんだろうな「とか、「求められているタイプではなかったのかな」というのも何となく分かるもので、
「他に聞きたいことはないですか?では合否に関しては追って連絡しますので。」のように死んだ魚の目をして締めくくられると大体アウトのことが多い。

面接官が「こいついいな」と感じても、仮に結果発表前に予定していた他の企業にも面接に行っていて、その場で内定&入社時期まで話が進むとリカバリーが難しいので合格の場合は匂わせてくれることがほとんど。
相手が人事なら採用のノルマがあることが多いし、経営陣なら面接をしてくださっている時点で脈はある。
企業側はできれば採用したいと考えていることの方が多いのだ。
じゃなきゃ忙しいのに面接なんかしないし、お金を払って求人広告なんか出さない。
ダメっぽいなと思ったらすぐ切り替えるようにするといい。
会社なんて星の数ほどあるから。

人生初転職の概要はこんな感じ。

訪問員のざっくり仕事内容

ちなみに訪問員の仕事はゴリゴリの営業で、正確な時間は忘れたけれど、
9:00~ 出社、書類やタブレットの準備
9:30~ 2.3人チームに分かれてその日の訪問地域まで車で移動。僕以外全員喫煙者だったので車の中が毎回煙ですごかった。
10:00~ 訪問地域に到着。訪問開始。
12:00~13:00 昼休憩。
13:00~18:00 訪問開始。
18:30 帰社。事務処理。退社。
こんな感じだったと思う。

主に放送局のことを良く思っていない方に向けたご案内になるので、時には包丁を持って追いかけられ病院のシャトルバスの下に隠れたことや、謎に警察を呼ばれたこと、唾を吐かれたことなど普通の営業マンではなかなか味わえないことを経験させていただいたが、一緒に働いてくれた人たちが皆いい人たちだったので大体のことはネタにして笑い飛ばせた。

初転職で手に入れた物

転職することで得られるものは沢山あると思うけれど、僕の場合、
・行動力 人生かかっているので
・仕事の選択肢 
・やってできないことはあんまりないという自信
・営業力、営業に伴う強い心
・仲間、人脈

転職してみて、「合わなかったな」とか「自分のキャリアに必要だったかな」と感じることがあるかもしれないけれど、僕は今まで10回転職を経験して今それなりの所に落ち着いている立場から考えると今まで意味なかった転職は一回もないと断言できる。

職を通したスキルがそんなに伸びなくても、人脈ができたり自分が知らない世界を知っている人と出会えたりする経験はジッと待っているだけでは手に入らない。
そこで経験したことがもしかすると次の次の転職で大いに役に立つこともあり得る。

一発目の転職は勇気がいると思うけど頑張って!
意外となんとかなるよ!

最後まで読んでくださりありがとうございました^^


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