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田舎自慢と田舎あるあるで盛り上がる 2017年3月15日

 自称「競う女」神垣です。

 田舎出身者同士だと

 なぜ、こうなってしまうのでしょうか……

 先日、同世代のカメラマン(女性ですが)の車で
 取材先に移動中の雑談で
 お互い田舎の出身であることが判明。

 そしたら、たちまち
 自分の出身地がいかに田舎だったか自慢の始まりです。

 わたしが
 「有線電話がばあちゃんの家にあった」と言えば
 彼女も「うちは家にあった」と応戦。

 わたしが「バスが1時間に1本しか来なかった」と言えば
 彼女は「うちなんか1日に1~2本」
 (2人とも電車のない地の出身)。

 と、なかなか手ごわい。

 でも、中高生の頃、本数の少ないバスに乗り遅れ、
 どんどん遠のいていくバスをむなしく見送りながら
 「早く車の免許とろう!」と心に誓ったのは一緒で、
 深く共感しました。

 「足るを知る」という言葉がありますが、
 わたしの故郷は「足らない」ものばかりだったので
 「足るを知り」たくて、都会に向かい、
 キャリアウーマンを目指し、消費に走ってきた気がします。

 そして、気づけば
 50過ぎ。

 田舎者であることが
 モチベーションの全てだったような気がする今日この頃。

 彼女と共感したことが、もう一つあります。

 都会の人がキャンプとか野外でバーベキューを喜ぶ気持ちが分からない、
 という点で意見が一致。

 田舎育ちのわれわれは
 不便な日常を送ってきたせいか
 わざわざ家の外で飯ごう炊さんをするより、
 家の中で炊飯器のごはん食べる方が絶対いいよね、
 とうなづきあったのでした。

 取材先に向かう1時間あまりの道中、
 田舎自慢と田舎あるある話で盛り上がり続けたのでした。

(VOL.2820 2017年3月15日配信 【仕事のメール心得帖】あとがきより)


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