見出し画像

ドラマのような本当の話 2014年7月23日

 自称「鳥肌が立った女」神垣です。

 ドラマのようなことって

 本当にあるんだな

 と思いました・・・


 先日、放送が終わった
 TBSのドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」。

 倒産の危機に瀕した中堅精密機器メーカーの
 “奇跡の逆転”劇を
 社内の野球チームの奮闘と絡めて描いた企業ドラマでした。

 そういう話って、ドラマだけのお話
 と思っていたら……。

 ある地元企業の取材で
 こんなエピソードを聞きました。

 半世紀にわたり自動車部品を製造してきた
 その会社が、2008年のリーマンショックで大きな打撃を受け
 売上が前年比の半分に落ち込んだときのこと。

 若い社員が沈滞する社内の雰囲気を変えようと
 ソフトボールチームの結成を発案。

 社長が監督となり、
 幹部や若手社員が練習を重ね、
 地元の商工会議所主催のソフトボール大会に出場。

 全社総出で応援する中
 初出場で見事、優勝。

 会社が停滞ムードで、悶々としていた社員も
 優勝を機に、気持ちが一つとなり
 当時の危機を乗り越えた

 という話を聞いて
 「うわ! ドラマみたいなことが本当にあるんだ」
 と思いました。

 ドラマに比べれば地味な話ではありますが

 当時のその会社にとっては
 社員が一丸となって荒波を乗り越えた
 ドラマチックな出来事であったに違いなく

 きっと同じようなエピソードを持つ中小企業は
 日本全国に幾つもあるのだろうと思いました。

 人に歴史ありと言いますが
 会社にも同じことが言えますね。

 社史や会社案内を制作する機会が多いのですが
 会社の数だけ、秘めた物語があることに
 心動かされます。

 ドラマの原作はこちら。直木賞作家・池井戸潤氏の作品

(VOL.2226 2014年7月23日 配信 メールマガジン あとがきより)

          

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?