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10年前の本で答え合わせ!? 2021年5月21日

 おはようございます。自称「10年遅れの女」神垣です。

 少し前の本を改めて読んでみると・・・

 最近のマイブームは
 少し前の本を読むことです。

 10年前くらい前に刊行された本を読み返し
 そこに書かれている内容と現在の状況はどうか
 とすり合わせてみる。

 そうやって読み返すというか、
 今と照らしあわせて読み直すと
 本質が見えてきます。

 本が出版された当時は
 それほど興味はなかったけれど
 10年経って手にとると、
「あれ? 結構面白そう」と読みふけってしまう……
 なんてこともあるもので。

 そんな1冊が今日紹介する
 ちきりんさんの「ゆるく考えよう」です。

 刊行は2011年2月。
 わたしは古書店で求めた単行本を読んだのですが
 同年7月に5刷と奥付にあるので
 よく売れた本だと思います。

 ちきりんさんのことはTwitterで知って
 一時期チェックしていましたが、
 書籍が出た時点で何となく興味を失い
 彼女のネット上の発信からも遠ざかっていました。

 でも、今読み返してみると
「この人、先見の明があるなぁ」とうなることしきり。

 例えば……
 今、「サブスク」ばやりですが
 本書ではうまい儲け方として「定額料金制」として挙げており、
 消費者として、「うまい儲けられ方」をされてないか
 点検してみては? と述べています。

 こんなふうに、現在と本書に書かれていることを
 答え合わせするように読んでみると面白いです。
「日本はアジアのイタリアに」なんて、
 そのと~り! と思いました。

 印象的だった部分を幾つかピックアップすると……

▼人生の先輩たちが仕事選びや子供の教育などについて何かもっともらしいことをいってきても、若い人はそれを聞く必要はおそらくありません。
でも「人間として、人とのかかわりにおいてどう生きるべきか」という話であれば、それには謙虚に耳を傾けるべきでしょう。
そうすれば、取り返しがつかなくなってから後悔することを避けられます。

▼相談される人は、相談をする人の何倍も幅広い知識や経験を持っている場合が多いでしょう。質問をして得られることは、その相手の持つ知見のうち「質問者が思いついた範囲のことだけ」です。しかし「他に何かありませんか? なんでもいいです」といえば、相手は自分の経験と知識の大海の中から、「その相談者に最も有益なメッセージ」を探しだして語ってくれます。

▼コミュニケーション能力とは、「受信側のシステムを理解するスキル」です。他者の受信メカニズム、感度や感情のバリエーションに対する知識や理解こそが重要なんです。

 Z世代とマジンガーZ世代(わたし含む)が互いを分かり合う
 ヒントを本書から得ることができそうです。

ちきりん 著「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」


   amazonでチェックすると
 文庫か、kindleしかありませんが
 Audible会員になると無料で体験できる模様。

2021年5月21日 VOL.3792配信 メールマガジン あとがきより)

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