詩吟における「声を練る」とは?:針金が刺さった〇〇のような声
こんにちは、heyheyです。
今日は「声を練る」というのはどういうことかについてお話します。
先に結論から言っておくと、「羊羹に針金を刺したような声」という表現を使って、理想の声質について考えてみたいと思います。
正直わかりにくい話だと思いますが、頑張って付いてきてください!笑
1. 「声を練る」という表現
詩吟を続けていると、ベテランの先生方から「もっと声を練らないといけない」という言葉をよく耳にします。まるで刀を鍛えるように、声を何度も何度も練り上げていく必要があるというのです。
しかし、「練った声」とは具体的にどういうものなのか、なかなかイメージがつかみにくいものです。私自身、長年この言葉の意味を探ってきました。
2. 羊羹に針金を刺したような声
そんな中、ある時先生から「羊羹に針金を刺したような声」という表現を聞きました。最初は「なんだそれは?」と思ったのですが、よく考えてみると非常に的確な表現だと気づきました。
まず、羊羹というのは和菓子の一種で、適度な太さと中身の詰まった食感が特徴です。これを声質に当てはめると、以下のような特徴が考えられます:
適度な太さがある
中身が詰まっている
カチカチではなく、ある程度の柔軟性がある
つまり、力強すぎず細すぎない、程よい厚みと柔軟性を持った声というイメージです。
3. 針金の役割
しかし、羊羹だけでは不十分です。そこに針金を刺すことで、声に新たな要素が加わります:
芯が通っている
軸がしっかりしている
針金は非常に硬い金属ですが、多少の曲げも可能です。これが声の中心に通ることで、柔軟性を保ちつつも「芯のある声」が実現するのです。
4. 理想の声質とは
このイメージを総合すると、理想の声質とは以下のようなものだと考えられます:
適度な太さと厚みがある
ガチガチではなく柔軟性がある
中心に確固とした芯が通っている
こういった声を出すためには、単に大きな声を出すだけでは不十分です。お腹から声を出す腹式呼吸はもちろん、姿勢や精神的な集中力も重要になってきます。
5. 声を練るためには
では、具体的にどのように声を練ればいいのでしょうか。以下のようなポイントが考えられます:
腹式呼吸を徹底的に練習する
姿勢を正し、体全体を使って声を出す
精神的な集中力を高める
丹田を意識し、そこからエネルギーを引き出す
喉で声を作るのではなく、体全体で声を響かせる
これらを意識しながら、日々の練習を重ねていくことが大切なのだと思っています。
6. 自分なりの解釈を見つける
「羊羹に針金を刺したような声」というのは、あくまで一つの例えです。人それぞれ、声質や目指す方向性は異なるでしょう。
大切なのは、自分なりの「理想の声」のイメージを持つことです。それがあれば、日々の練習にも明確な目標ができ、上達への道筋が見えてくるはずです。
まとめ
「声を練る」とは、単に大きな声を出すことではない
理想の声質は、太さ、柔軟性、芯の強さのバランスが取れたもの
「羊羹に針金を刺したような声」は、そのイメージを表現した一例
声を練るには、腹式呼吸、姿勢、精神的集中力など、総合的なアプローチが必要
自分なりの理想の声のイメージを持つことが、上達への近道となる
今回の内容は以下のYouTubeからでも聴けます。
後半では実際に私が日替わりで漢詩を選んで吟じているので、良ければチャンネル登録お願いします♪
本日は以上となります。
今後も一緒に、コツコツと吟道を歩んでいきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?