![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82702199/rectangle_large_type_2_4cd5e27e948c24a44b0f53c7bd1b2c08.jpeg?width=1200)
市役所や新聞社でも「やむ負えない」って間違っているのは「やむを得ない」のか?
あれれ、調べごとをしていたら、以下の記事を見つけてしまった。
この更新条件は、性質上やむ負えないものの、ソーラーシェアリング普及の妨げとなっている。
いやいやいや。いくらネットでもマスコミだから校閲してるよね? と思いましたが、たまにはやってしまうのでしょう。
「やむ負えない」ではなく「やむを得ない」ですよね。
でもさすがに公的なページではこの手の間違いはないだろうなぁ、と思いつつ、性格の悪い私は検索しちゃいました。
あった……。
なんと東京都中央区のホームページに。性格悪いから紹介してしまおっと。
重度の障害や入院中であるなど、やむ負えない事情により本人が申請できない場合は、あらかじめお問合せください。
「やむ負えない」って表現は、まさか市民権えているのでしょうか。
あ、またあった……。
しかもこんどは見出しでも間違っている……。
引取りに必要なもの(やむ負えない場合)<中略>やむ負えない場合に限ります。
惜しかったのが大田区のホームページ。
代理人によるマイナンバーカードの受け取りの場合、申請者本人の来庁できないことについて、やむ得ない理由が必要となりますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、申請者本人が外出自粛を行っている場合については、当面の緊急措置として、やむ得ない理由に該当するものとなります。
惜しい。「やむ得ない」と「を」が抜けているのです。
「やむを得ない」は「止む」を「得ない」、つまり「やめることができない」で「仕方なくやる」という意味です。
いやいやいや。
「やむを得ない」を「やむ負えない」と間違えるのは人間だから「やむを得ない」かもしれません。
にんげんだもの みつを
しかし、「やむおえない」とわざと間違えて入力して変換すると、ATOKではちゃんと間違いだと指摘されました。なので、ATOK使っている人は間違えないかもしれません。
もしかすると、「やむを得ない」を「手に負えない」と混同しているのかもしれません。確かに似ています。
しかし、このような誤りは、「指摘せざるを得ない」なぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?