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アラカンライター、noteを始める。

魔が差してここを訪問された方。
初めまして。
私はアラカンのライターです。
2022年となった今から9年ほど前。約30年の会社員生活が、リストラという悲劇で幕を閉じました。
突然でした。
会社の経営状態の悪化や、業界不況については気付いていましたが、自分の世代まではギリギリ定年まで働けると思っていました。
実際、その会社は親会社の支援があったので、一定の売上が約束されている会社だったのです。
ところが、アホな経営者が身の程知らずにも単なる思いつきで海外進出に挑み玉砕してしまいます。
それで一気に経営が傾きました。
しかもその経営者は朝礼で驚くべきコトを口にしました。
「そもそも、この会社は社員が多すぎる。だから経営が苦しいんだ」
ここまで厚かましい責任転嫁をするとは……。

その結果、私が所属していた部門は、部門まるごと切り捨てられました。
その後の自分の苦労を思い出す度に、私は今でも、このアホな経営者を恨んでいます。

それにしても本当に甘ちゃんでした。アラフィフのオッサンが、全くの甘ちゃんだったのです。

既に50代に入っていた私は、会社員時代には係長、課長、室長、部長等を経験しましたが、会社から放り出されてしまえばさしたる市場価値のないオッサンでした。
再就職もできずに、街をさまよい続けます。
会社員時代のコネも頼りましたが、どこも受け入れてくれませんでした。
誰にも振り向いてもらえない日々は、社会に必要とされていないという強烈な疎外感をもたらします。

そんなある日――。

会社員時代に、密かに副業として行っていたライティングのクライアントから、記事の執筆依頼がありました。

――もしかすると、書くことで社会復帰できるかもしれない。

そうして、業界経験もなく、コネもないままに、ライター業を始めました。

そして今は、ありがたいことに書籍や広報誌、オウンドメディアやWebマガジンなどのライティングをさせていただいています。

そころで今年になって、偶然にも2社から校閲の仕事を依頼されるようになりました。私は校閲の経験は皆無でしたが、「たくさん書いてきたのだから、できるっしょ?」ということ(かどうかわからないのですが、おそらくそのように見込んでいただいて)で、他のライターさんたちの文章をチェックする仕事も始めるようになったのです。

するとどうでしょう。人の書いた文章を読むと、面白いほどおかしな点を見つけて赤字を入れられるではないですか。

――オレは人の誤りを見つけるのが楽しくなるほど性格が悪いのか?

とも思ったりしたが、同時にゾッとします。

――もしかして、自分も相当におかしな日本語を書いてきたのではないか?

しかし、ゾッとしながらも、一方では日本語が今までになく面白くなってきました。

そこで、60代を目前にして、今更ながら日本語の復習をしてみようと思い立ったわけです(私はヤバイ奴なのかもしれない)。

ということで、このnoteを使って、これから日本語の復習をして行こうと思います。

以上が、長めの所信表明です。


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