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2019年総括

どうも皆様お疲れ様です。
いつも応援ありがとうございます。
重田拓成です。


今年を振り返るわけですが、今年と去年の2年間はとてつもなく激動ってました。
なんとなしに頭の中で振り返っただけで、ガクッと疲れてしまう程に激動。
音楽活動や自分の暮らし。
若年性認知症と闘う母との生活。

お母さんとのことについて言えば、市役所の方やケアマネージャーさんのおかげで、ひとまず最期の時までお世話をしてくださる施設が無事に見つかり、今はそこで穏やかに暮らせています。


僕は時間を見つけては母に会いにいく。
まだ僕のことを憶えてくれていて、名前を呼んでくれるように促してみたり、
身の回りで起きたことを話してみたりしてコミュニケーションを取っています。
以前より反応は少なってしまいましたが、冗談を言うと可愛い顔で笑ってくれる母がとても愛おしい。

たまに思うんです。もう俺のことを忘れてくれていいから、何にも捕われずにやさしく生きていてほしいと。
けれど、会えば我慢できずに自分の名前をどうしても呼んでほしくて
「俺のことわかるか?」と聞いてしまう。
きっと今度会いにいく時も聞いてしまう。

まだ母が歩けた時に2人でお散歩した公園。
肺炎で病院に緊急搬送された時の母がずっと僕に謝ってくるあのやり取り。
お世話になったグループホームを退所する日、玄関口で所長さんと母が抱き締め合っている時に見た大きな大きな窓から差し込む日の光。

皮肉にも母が認知症になってしまってからの思い出がキラキラしています。
お母さんがお母さんでよかった。
不出来な息子ではございますが、たくさん間違いますが、来年も精一杯力になれるように頑張ります。


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音楽活動も一つの転機がありました。
11月の北海道遠征。
こういうことを書いてしまうのはアレなのかもしれませんが
自分でもびっくりするくらいに落ち込みました。
北海道で生まれた音楽達に影響を受けている重田にとって
北の大地で歌うことは念願のひとつ。
そんな場所で自分の全力を出せずに終わってしまったような気がしているのと、
共演者さんが本当に素晴らしかった。
別に音楽に勝ち負けはありませんが、「負けた」と痛感しました。
歌やライブのクオリティとかで負けたのではなく、
音楽への愛や姿勢。そういったところで敵わない。そう感じてしまったのです。

北海道から戻った後一週間、僕はギターをまったく触れませんでした。
ライブのやり方を忘れてしまったのです。’
今までどういう気持ちでステージに立ってたっけ?
練習もどうしてたっけな。
そもそも俺本当に歌いたいのかな?
ん?んんんんんん????
いつも以上に自問自答。

ここでの唯一の救いは自問自答という術を忘れていなかったということ。
僕は一度戻りました。原点に。

「そもそも俺が歌い始めたきっかけはなんだったのか」

ええそうです。ストレス解消です。笑
夢のひとつもない周りの人間。
同じことを同じように教える先生たち。
全員で前ならえをしていることになんの疑問も持たない同級生。

そんなものがいやで全てを遠ざけて、音楽に救いを求めた自分。
ギターを手にしてからは、朝になるまで開放弦を掻き鳴らした。
自分のために唄を創って叫んでいたあの時を想いました。

8年くらい歌っていて色んな人に色んなことを言われて、
お金も少し絡んだりして、売れる売れないがあり、
色んなことがこびりついてしまっていたようです。

ステージで歌うようになって自分に誓ったことがあります。
「どんなことも唄にしていく」ということです。

まだ落ち込んでいる途中ですが、ライブを通して自分と向き合い、
また0から始めてみようと思います。
応援よろしくお願いします。

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他に心に刻まれたハイライトと言えば、
「光」という楽曲のMVを撮影していただいた映画監督太田信吾さんの西成を舞台に描かれた映画「解放区」が観れたこと。
それに伴って初めて西成という街に足を踏み入れたことです。

映画で描かれる西成と、西成という街を自分自身で見た街の匂い。
どちらにも共通していたのが「街とそこに住む人の生命力」これに尽きます。
この街に生きる人達は、決して人には誇れない過去があるのかもしれません。
でも、それでもなるべく楽しく、やさしく生きていきたいという力があるように思います。
一瞬でこの街が好きになりました。
来年もたくさん行きたいなぁ。かんむり屋行きて。


もう一つは、重田が「低所恐怖症」ということです。
聞いたことないですよね・・・?僕も知りませんでした。笑

簡単に言えばドデカイ建物や、やたらでかい天井が苦手なんです。。。
倒れてきそうに、吸い込まれてしまいそうになるんです。

成人したあたりからなんか気持ち悪いなと思ってたんです。
天神橋筋商店街のあのアーチ状の天井を見るとゾワってして、
なるべく上を見上げないように歩いていたりしました。

特に東京。都心はやばい!!笑
今年はたくさん行きました。。。
12月、東京に遠征した時に銀座あたりに出かけた時、もうなんかたまらなくなって一緒に出かけた人の背中に隠れながら歩きました。

最初は僕のメンタルが弱いのかなって特に調べたりしなかったんですが、
今回は特に酷くて「高い建物 苦手」で検索するとこの症状名がヒットしました。
珍しい症状らしくて理解され難いようです。
もし友人がこのような症状がある方がいれば盾になってあげてください。。。

ちなみに今のところ一番やばいスポットは大阪の
関テレのビルです。
一回の天井がピラミットみたいになってるんです!!
マジでヤヴァイ!!!!!
重田は足がすくんで立てなくなりました。

以上低所恐怖症の話でした。



最後の一つは、ハナレグミの「光と影」という唄に出会えたことです。
もうこれは聴いてください。
この唄に生きてる内に出会えたことが本当に嬉しい。
皆様にもお裾分け。

「光の先の闇を見にいこう」
こんな一節を歌える人はなかなかいないのではないでしょうか。
この唄を教えてくれた成舟さんという唄歌いに感謝を。


さて、今年の総括はこんな感じで。
最後に来年1月のスケジュールを。


1/11(土)京都:長岡京火灯し喫茶すずかげ
『すずかげに鳴る』
open→18:30
start→19:00
ticket→¥2,000(要1オーダー)
共演:藤山拓/加藤英幸

20:00頃演奏予定(45分ステージ)

ライブ初め。

最高のスタートを切れるよう一生懸命歌います。


1/19(日)17live配信ワンマンライブ
start→20:00​

初の試み。毎月一回の配信ワンマンライブ。
17liveというアプリでやります。
無料で閲覧可能。投げ銭もできます。
家で、出かけ先で、お風呂で、恋人と、子供と、、全部でも、途中まででも、途中からでも、お気軽に見てくださいね。


1/25(土)大阪:心斎橋歌う魚
『歌う魚の新年会!2020』
open→16:00
start→16:30
ticket→adv¥2,000/door¥2,500(共に+1d)
共演:進藤宏希/西島衛/ミヤザキナツキ/あさじ/藤山拓/いおかゆうみ/沖崎太亮

​16:30頃演奏予定(25分ステージ)

進藤さんを見てほしい。進藤さんの唄を聴いてほしい。
そのためにこの日はきてください。


こんな感じで!!
いやぁ、来年はどうなることやら。
目標としましては、「ひとつひとつ終わらせていく」です。
終わりの先の始まりを見たいぜおれは!
では来年もライブ会場にてお会いしましょう。
今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!

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