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SEOは2022年からこうなる!?ウェブライダーが考える「ソリューション思考」と「社会的信用の醸成」

この記事は、日々検索集客を目指してコンテンツをつくり続けておられる個人・法人さんに向けて、2022年からのSEOにおいて意識したほうがよいことをまとめた約24,000字の記事です。

本記事は私、ウェブライダー代表の松尾の独自見解を多く含みます。
あくまでもひとつの考え方として、参考にしていただけるとうれしいです。

また、本記事は、先日オンライン開催され、のべ3,000名近い方が視聴された「SEOは2022年からこうなる!?ウェブライダーが考える2022年からのSEOセミナー」の内容の一部を文字起こしし、適宜内容を追加・編集したものです。

本記事では、2021年の検索結果の変化を振り返りながら、2022年からのSEOについて、ウェブライダー代表の松尾なりの見解を語っていきます。

最初にお断りをしておきます。

今回の話は、テクニック論を期待される方には、もしかすると「抽象的な話が多いな」と感じられるかもしれません。

しかし本記事で扱っている考え方は、今後、検索結果での上位表示を目指すためにとても大切なものですので、ぜひ最後までお読みください。

また、本セミナーは、SEOに強いチームビルティングのための動画、「ウェブライダー式SEO超集中講座2021-完全版」のリリース記念も兼ねて開催されました。

もし、この書き起こしの内容に興味をもってくださった方は、ぜひ、「ウェブライダー式SEO超集中講座2021-完全版」のランディングページもお読みください。
本記事で取り上げているノウハウをさらに詳細に落としこんだアクションプランが語られています。

ウェブライダー式SEO 超集中講座2021 動画編・完全版
https://web-rider.jp/writing-movie/


1.ウェブライダーの紹介と成功実績


ではまず、私の自己紹介をさせてください。

本記事を読まれている方の中には、私のセミナーに参加されたことのある方も多いと思いますが、あらためて自己紹介させていただきます。

私は、松尾茂起(まつおしげおき)といいます。

株式会社ウェブライダー」という会社の代表を務めており、著書に『沈黙のWebマーケティング』『沈黙のWebライティング』などがあります。

また、2010年には「恋のSEO!」という楽曲を発表し、そのときから一貫して「SEOに大切なのは心の最適化」と説き続けています。

そんな私が代表を務めるウェブライダーでは、今回お話しするようなSEOの知見を用いて、お客さまのWebマーケティングの支援をおこなっています。

今では、SEOの支援以外にも、LPの作成や広告運用、ブランディング、さらには商品企画やオンラインイベントのプロデュースに至るまで、Webマーケティングを一気通貫でお手伝いしています。

ウェブライダーのコーポレートサイト

SEOを通して検索ニーズと向き合うことは、世の中のニーズと向き合うこと。
SEOの仕事を続けてきた結果、生活者のニーズを精度高く捉える力が鍛えられ、いつしかWebマーケティングを一気通貫で手がけられる会社に成長しました。

また、全社的に「ライティング」を強みとしているため、「お客さまが提供されている商品やサービスの本質的な価値」をあらためて言語化するような、「言語化支援」のお手伝いもさせていただいています。

もし、マーケティングにおける言語化や、言語化に強いマーケティング組織の構築に興味がある方は、ぜひコンサルティングもご検討ください。

▼ウェブライダーの単発コンサルティングについて
https://web-rider.jp/service/consulting/

さて、そんな私たちウェブライダーですが、今も業務の軸は「SEO」にあります。

SEOは生活者のニーズを捉える上で欠かせない施策であり、オーガニックな検索トラフィックを得ることはこの先も重要だからです。

ウェブライダーではSEOの研究を兼ねて、自社メディアも運営しています。

たとえばワインに関するメディア『美味しいワイン』や、ギフトに関するメディア『素敵なギフト』、さらには雑記的にさまざまなテーマを扱うメディア『Betters』などです。

Betters』というメディアでは「映画おすすめ」や「マザーズバッグ」といった検索ワードで上位表示しています。

また、チェックリスト形式のアプローチでコンテンツを提供している『CHECK-LIST』というメディアは、「初デート」や「中古マンション」関連の検索ワードで上位表示しています。

CHECK-LIST』に関しては、最近はあまり更新ができていないため、検索トラフィックは以前ほど多くはないのですが、それでも継続して検索トラフィックが発生しています。


いくつかの成功実績をご紹介しましたが、実は本記事の中心となる実績は、ギフトメディア『素敵なギフト』での実績です。

▼素敵なギフト
https://nice-gift.jp/

『素敵なギフト』は2年半ほど前の2019年6月に立ち上がったサイトです。現時点での記事数は16記事しかない小規模なメディアではありますが、今、さまざまなギフト系ワードで上位表示しています。
ありがたいことに、10月度のアフィリエイト経由の売上は過去最高を記録しました。

ギフト系のメディアを運営されたことがある方はおわかりだと思うのですが、たとえば「出産祝い 男の子」や「出産祝い 女の子」といった検索ワードは、競合が多く、上位表示が難しい商用ワードです。

そういった上位表示難度の高いワードで成果を上げているのが『素敵なギフト』です。

2021年11月にGoogleのコアアルゴリズムアップデートがありましたが、その影響を受けず、むしろプラスの影響を受けた形になり、今も多くの検索ワードで上位表示されています。

そんな『素敵なギフト』が成功した理由を本日お話ししていきます。


このサイトの大きな特徴としては、一から信用を築いたことです。

実はこのサイト、立ち上げて1年ぐらいは、私たちウェブライダーが運営しているサイトということをあえて伏せていました。

何かやましいことがあったわけではありません。

私たちは、自分たちが育て上げてきた「ウェブライダー」というブランドを使わず、一から新しいソーシャルグラフを築き、フラットにこのサイトを評価してもらいたいと考えていました。

そのソーシャルグラフを築くためにさまざまなアクションをとっていったわけですが、その結果、この『素敵なギフト』は独自のソーシャルグラフを築き、大きな成功を挙げるサイトとなりました。

そのあたりについては、後ほどお話しします。


もちろん、この『素敵なギフト』が評価された理由はそれだけではありません。

たとえば、後述する「ソリューション」という概念も大切にして、コンテンツの作成や運営を続けています。


というわけで本記事では、この『素敵なギフト』がなぜ評価されているのか?を軸に、これからのSEOについて考えていきます。



2.『素敵なギフト』を運営する中で大切にしてきた二つの思考


『素敵なギフト』を運営する中で、私たちは次の二つの思考を意識し続けてきました。

ひとつ目が「検索意図を意識したソリューションの提供」、二つ目が「社会的信用の醸成」です。

私たちは、この二つの思考こそが、2022年以降のSEOを進める上で重要な思考になると考えています。

まず、「検索意図を意識したソリューションの提供」についてお話ししていきましょう。


3.「検索意図を意識したソリューションの提供」について


「ソリューション」という言葉は、英語の「Solution」のことで、「解決策」を意味します。

解決策とはつまり、何かの悩みや課題を解決するための施策・アクションのことです。

ここでお伝えしたいのは、「コンテンツをつくる」という考え方ではなく、「ソリューションを提供する」という考え方を意識することで、今後さらに上位表示されやすくなるかもしれない、ということです。

というのも、Googleは検索ユーザーにとって、利便性の高い検索結果をつくろうとしています。

それはつまり、検索ユーザーの悩みや課題の解決につながる検索結果をつくることとイコールです。

よって、Googleが理想とする検索結果には、悩みや課題の解決につながるコンテンツ、すなわちソリューションが必要とされていると考えられるのです。

私たちは、ソリューションを提供する立場であると同時に、日々Google検索をおこなう「検索ユーザー」でもあります。 

あらためて、私たち検索ユーザーが検索する目的を整理してみましょう。

私たちは「何かの悩みを解決したい」「何かの願望を叶えたい」と思って検索します。

たとえば、「ダイエット 40代 男性」という検索ワードには、痩せる方法がわからなくて悩んでいたり、もしくは痩せる方法を知りたかったりという意図(ニーズ)があります。

また、「ジム 女性専用」のような検索ワードには、特定のジムに行きたいという意図(ウォンツ)があります。

ただし、何かの願望を叶えたいというのは、結局のところは「その願望が叶わなくて悩んでいる」という状態に近いといえます。

よって、検索ユーザーが求めているものは、悩みや課題を解決するための情報や手段に集約できます。

そこで「ソリューション(解決策)」という概念が導き出せるのです。

極論をいえば、私たちは何かのページやコンテンツを見たいわけではありません。

真に求めているのは「ソリューション(解決策)」でしょう。

もちろんページやコンテンツを見たいから検索する方もいますが、その延長には「悩みを解決したい」「課題を解決したい」という意図があるのですね。

つまり、コンテンツはあくまでも「ソリューション(解決策)」の一要素に過ぎないわけです。

だから、検索ユーザーに対しての最適なソリューションとしては、単にコンテンツを提供するだけでなく、何かのツールや、商品やサービスそのものを提供したほうがよいときもあります。

誰か相談相手を紹介したほうがよいかもしれませんし、イベントへの参加を促すことが解決策につながるかもしれません。


このように「私たちが真に求めているものはソリューション(解決策)である」というひとつの言語化によって、私たちが提供すべきものは、コンテンツ以外にもいろいろあることに気付けるのです。

コンテンツという言葉の呪縛に囚われてしまうと、コンテンツの範囲でしか物事を考えられなくなります。

もちろん、Googleはコンテンツの中身を中心に評価します。
コンテンツ内の文字列から、文脈や意味を把握するといった仕様は今後も続くでしょう。

ただ、コンテンツをつくるときには、そのコンテンツがより使いやすいソリューションになれるかどうかを考えてほしいのです。

それはつまり、コンテンツを提供するのではなく、ソリューションを提供するという考え方をベースにすることになります。

それはまさに「ソリューション思考」ともいえます。

それではこのソリューション思考について、実例をもとに詳しく解説していきます。


4.ソリューション思考を意識したことで、評価されたコンテンツたち


素敵なギフト』の実例を紹介する前に、『Betters』というサイトについて取り上げます。
このサイトには現在「映画おすすめ」という検索ワードで上位表示している記事があります。


▼【徹底調査】オススメの映画101選はこれ!心から満足できる名作映画リスト
https://betters.me/2636

この記事は10万字を超える大ボリュームなのですが、この記事が今も評価されている理由に、前述の「ソリューション思考」があると考えています。

というのも、この記事は、単なる映画紹介記事ではなく、「映画選びに悩む人たちの課題解決記事」となっているからです。

さらにいえば、課題解決のための「機能(ファンクション)」が付いているのです。

ページへアクセスしていただき、下部へスクロールしてみてください。

ページをスクロールしていくと、おすすめの映画の1位として「ボヘミアン・ラプソディ」が紹介されているエリアがあります。

このエリアをじっと見ていただくと、さまざまな機能(ファンクション)が用意されていることに気付けます。


  1. 何に注目して見ればよいのかがわかる「注目のポイント」

  2. この映画をオススメしたい人の属性表示

  3. 丁寧にまとめられた「あらすじ」(このあらすじは、この記事のために作成・編集されたもの)

  4. 予告編のYouTube動画の埋め込み

  5. この記事の監修者による見どころ解説

  6. この映画を推薦する一般の人たちのアンケートの声が見られる

  7. この映画をすぐに観るためのVOD(NetflixやPrime Video)へのリンクボタンがある


これらの機能は使いやすく配置されているほか、表示されている情報の分量も適切です。

急いでいる人には重要な情報だけを見せ、情報をもっと深く知りたい方には「もっと読む」をタップしていただくことで、追加の情報も提供する。

こういった「機能(ファンクション)」を意識した演出が、この記事内で紹介されているほかの100の映画のエリアにも割当てられています。


また、映画のカテゴリも「鑑賞後にどんな気持ちになりたいか」という機能で分けられています。


  1. ラブロマンスでキュンキュンできる作品 9選

  2. 血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選

  3. 思いっきり泣ける作品 9選

  4. 人生が変わってしまうほどの衝撃が得られる作品 9選

  5. 思わず心が弾むほど楽しめる作品 9選

  6. 明日も頑張れる元気をもらえる作品 9選

  7. 爽快感でスカッとできる作品 9選

  8. 圧倒的な世界観にワクワクできる作品 9選

  9. 手に汗握るほどの緊張感を味わえる作品 9選

  10. 予想もできないどんでん返しが味わえる作品 9選


このカテゴリ分けはある種の「カスタマーサクセス(=顧客の成功)」を意識したものです。

映画を観るという行動は、2時間近い時間を費やします。
その2時間が満足いかないものだと、多くの人は落胆するでしょう。

よって、この記事では、「映画選びに失敗したくない」「映画を観る時間をもっと価値あるものにしたい」という人たちの願望に寄り添っています。

その結果、10万字以上という大ボリュームにもかかわらず、今も上位表示しているというわけです。

ただし、この記事はなにぶん大ボリュームです。

そのため、検索ユーザーが「こんなに長い記事を読んでいられない」となれば、順位が安定しないことも考えられます。

実際、検索ユーザー全体の行動傾向は日々変わるので、この記事も1位や2位にされる日もあれば、10位に表示される日もあります。


大切なのは、ソリューションとしてそれだけの文字数(=情報量)が本当に必要かどうかです。

文字数(=情報量)が少ないほうがソリューションとして機能しやすいケースもあるでしょうし、単に冗長なだけの長文は本末転倒です。

同じだけの情報量を扱うのであれば、文字数は少なく、ページは短いに越したことはありません。
また、編集や構成の工夫も必要となるでしょう。


ちなみに、上記の記事と同じように「編集や構成で工夫したコンテンツ」に、『素敵なギフト』内にある、「出産祝い 男の子」に関する記事があります。

▼男の子ママが喜ぶ出産祝い32選!インスタで人気のおしゃれなプレゼントhttps://nice-gift.jp/2199

この記事では、男の子の赤ちゃん向けの出産祝い選びの方法をまとめており、「どんな出産祝いを贈ればいいかわからない」という悩みに寄り添ったソリューションになることを意識しています。

この記事内で紹介している商品は、私たちが独自に実施した「喜ばれる出産祝い」に関するアンケート結果をもとにラインナップされたものです。

そのラインナップの行動自体がソリューションを意識したものといえますが、そのほかにも、ソリューションにつながる「記事の演出」として、ある画像が挿入されています。

それが、記事の文章と文章の間に入っている「スライド画像」です。

このスライド画像はただのスライド画像ではありません。
前後の文脈を要約した内容となっており、このスライド画像を見るだけで、記事にどんな内容が書かれているのかが一目でわかります。

このように内容を要約したスライド画像を、私たちは「サマライズコンテンツ(=要約されたコンテンツ)」と呼んでいます。

このサマライズコンテンツを入れることで、検索ユーザーは自分が知りたい情報に早く辿りつけるほか、ちょっとしたセミナーを受講しているようなオトク感も味わえます。

また、保存しておきたいスライド画像があれば、タップの長押しで保存できるのも便利です。


この記事ではサマライズコンテンツ以外にも、工夫されていることがあります。
それが、この記事左下に設けられたチャットボックスです。

このボックスは普段は目立ちませんが、吹き出しのアイコンをクリックすれば、『素敵なギフト』編集部と直接コミュニケーションができるチャットボックスが開きます。 

そのチャットでは、「記事の中に自分が良いと思う商品がなかった」という場合などに、『素敵なギフト』編集部に相談できます。

たとえば「お世話になった上司の娘さんが出産されたので、出産祝いを贈りたいけれど、どんなアイテムが良いかわからない」といった質問をチャットに投稿すれば、『素敵なギフト』編集部がその相談に乗ってくれます。
また、相談に乗るだけでなく、いろいろなWebサイトを回遊しながら一緒に商品を探してくれるのです。

つまり、このチャットボックスは「素敵なギフト編集部がお望みの商品を無料で探します」という機能なのです。

これはまさに「相談窓口」を設けるというソリューションです。


大切なのは、コンテンツに満足しなかった検索ユーザーをしっかりフォローするということ。

「チャットボックスを入れると上位表示する」といった単純なものではないですが、無いよりもあったほうが、ユーザーに喜ばれることはたしかです。


現に、このチャットボックスを通じて、月に10件近い問い合わせが届いています。

「月に10件程度って少ないね」と思われるかもしれませんが、このチャットボックスを設置しているかどうかで、検索ユーザーの課題とどこまで向き合おうとしているかが見えてくるのではと考えています。

このチャットボックスはいわば「デパートの案内所」と同じ。

利用しても利用しなくても、そこにあるだけで安心するという効果があります。


もちろん、チャットボックスを設置したからには、個々のチャットにきちんと応対しましょう。

『素敵なギフト』編集部では、チャットが飛んできたときには、基本的にどんな業務よりも優先して応対するようにしています。

なぜなら、チャットの先にいるユーザーさんは、返答を今か今かと心待ちにしているからです。

そういったオペレーションが現実的に可能かも考えながら、ソリューションにつながるような仕組みの導入を検討していきましょう。


コンテンツを提供するだけがソリューションではありません。

相手の相談に乗るためにチャットを設けることもソリューション、掲示板を設置することもソリューションです。

さらには商品やサービスを提供することもソリューションとなり、時にはオリジナルの商品やサービスをつくることもソリューションとなるでしょう。

商品やサービスを自分たちでつくれないのなら、他社とコラボレーションしての製作もよいでしょう。


ちなみに、あくまでも私たちの調査にはなりますが、今の検索結果はソリューションベースでつくられているように感じます。

検索ユーザーの悩みをしっかり解決し、何らかのアクションにつなげられるようなコンテンツが比較的上位表示しやすいという調査結果です。 

多くの人は、何かを学んだあとは、次のアクションに移りたいと考えます。

検索ユーザーの元々の意図がKnow(知りたい)寄りであっても、KnowからDoやBuyにつながる動線を意識してコンテンツを用意することが大切でしょう。


5.検索意図を意識したコンテンツが増えすぎた今、社会的信用の高さが重視されている


先ほど、これからのSEOにおいては「検索意図を意識したソリューションの提供」と「社会的信用の醸成」が大切とお伝えしました。

ここからは、「社会的信用の醸成」に関してお話しします。

 

この話をする上で、私の最近のツイートを引用します。

https://twitter.com/seokyoto/status/1464105432478203904

「SEOを意識したコンテンツはとっくに飽和しており、数年前に比べ、質の高いコンテンツに溢れています」

ちょっと強すぎる言葉を用いてしまったな・・・と少し反省しているのですが、このツイートを起点とした一連のツイートは私の今の考えを端的にまとめたものです。
(ちなみに、該当のツイートにはいくつかのツイートがぶら下がっていますので、よろしければ一連のツイートも参考にしてください)

実は今、検索結果にて、大手企業のオウンドメディアが上位表示しやすい状況にあります。
逆をいえば、個人のアフィリエイトサイトが以前に比べて上位表示しづらくなっています。

なぜそのようなことになっているのかというと、大手企業のオウンドメディアのほうが「社会的信用」において、個人のサイトよりも高く評価されやすいからです。
(もちろん、中小企業の中にも社会的信用の高い企業があります)

一時期の検索結果は、フットワークの軽い個人が制作した「検索意図を意識したコンテンツ」が目立っていましたが、ここにきて、大手企業も「検索意図を意識したコンテンツ」をしっかり発信するようになっています。

その結果、「検索意図を意識したコンテンツ」が増え、検索意図を意識するだけだと、他社コンテンツとの差異が生まれにくくなったのです。


もちろん、検索意図を意識してコンテンツをつくること自体は、検索ユーザーの利便性の向上につながり、Googleにとっても社会全体にとっても良いことです。

しかし、多くの人が検索意図を意識したコンテンツをつくり始めた結果、同じような内容のコンテンツが乱立する事態となってしまいました。

そこでGoogleは以前にも増して、その記事の発信者としての信頼性、すなわちサイト運営者やドメイン管理者の信頼性を重視するようになったのでしょう。
YMYL(Your Money or Your Life)などへの配慮もそこに関係していると思います。

同じような内容の記事があれば、より信頼できる書き手を評価する、これは当然の流れだと考えられます。

今、「同じような内容の記事」とは書きましたが、もちろん、コンテンツには品質の差異があります。
しかし、その「品質の差異」も年々少なくなってきているように感じられるのです。

たとえば、検索意図を意識したコンテンツづくりとして以前から多くおこなわれるスタイルに「1位から10位までにどんなページがランクインしているかを調査し、それらのページに負けないよう扱う情報を整理し、よりわかりやすいコンテンツをつくる」というものがあります。

この姿勢自体は悪くないのですが、この場合、50点→80点くらいまでにはコンテンツを磨けても、80点→90点にしようとした途端、改善できる箇所があまりないことに気付きます。


▼検索意図を意識したコンテンツの制作ステップ

1.実際に上位表示されているページを分析し、検索ユーザーが求めている情報について分析する

2.上位表示されているページに負けないよう、より丁寧に情報を集め、整理していく

3.それらの情報をコンテンツ化し、よりわかりやすく仕上げていく



検索意図を意識したコンテンツを手がけようとすると、必然的に上記の3ステップを続けることになります。

競合分析してつくられたコンテンツが、さらに他社に分析され、また新しいコンテンツが生まれ、そしてそのコンテンツもさらに分析され、またまた新しいコンテンツが生まれ・・・その繰り返しによって、検索結果で上位表示されているコンテンツの品質はどんどん高まっているように感じます。

つまり今や、多くのコンテンツが80点に近い点数になっているのではないか?というのが私の考えです。

世の中のコンテンツの多くが80点に近くなっている今、競合との差異を生み出すには、よほどコンテンツを磨き上げるか、前述した私たちの『素敵なギフト』や『Betters』のように独自のソリューションを提供するかをしないと(ソリューションを意識しても上位表示されないこともあります)、なかなか上位表示されないといえます。

数年前の検索結果は、検索意図に配慮できているコンテンツの量自体が少ない状況でした。

そのため、検索ユーザーの検索意図を大切に紐解いていくことには大きな価値があったのですが(もちろん今も価値はありますが)、今は検索意図を意識してコンテンツをつくるだけでは評価されづらい状況になっています。

かく言う私も、2016年に上梓した『沈黙のWebライティング』という著書で、検索意図を意識したコンテンツ制作の大切さを説いてきたのですが、いわゆるSEOライターの人口がここまで飛躍的に増えるとは思っていませんでした。

検索意図を意識したコンテンツをつくれるライターが増えたことは良いことなのですが、正直に申し上げて、上位表示を期待してコンテンツをつくり続けている個人のブロガーさんには少々厳しい時代が来たと思います。 

おそらく、名のある法人が運営するメディアは、今まで以上にSEOを進めやすくなるはずです。
その一方、いわゆるアフィリエイターさんなどの個人は、どのようなことを意識してコンテンツをつくり続ければいいのでしょうか?

そのひとつの答えが、先ほどお伝えした「社会的信用」を意識することです。

端的にいえば、社会からより「信用」される記事を書き、より「信用」されるサイトになることを目指すのです。

発信者に求められる「社会的信用」の存在こそ、一個人よりも、大手企業が手がけた記事のほうが上位表示しやすくなった理由なのです。

たとえば、上場企業が運営しているメディアで投稿された記事に、いい加減な情報が書かれていたとします。
もしその事実が広く知れ渡ると、その企業は強いバッシングを受けるでしょうし、株価にも影響があるかもしれません。
よって、上場企業は情報発信に細心の注意を払わねばなりません。

ライターさんから上がってきた記事を何のチェックもなく掲載するなど言語道断、社内の各部署のさまざまなチェックを経て、厳格なレギュレーションのもと公開されていることでしょう。

もちろん、個人のブロガーさんでも、情報の信頼性に細心の注意を払って記事を書いておられる方も多くいらっしゃると思います。
しかし、実際のところ、個人と大企業とでは、社会から求められる「責任」の大きさはどうしても異なるのです。

情報発信する以上、個人も法人も同じように「社会的責任」を意識すべきだとは思います。
しかし現実問題、個人だと「自分が発信した情報で起きたトラブルに責任まで負えない」というケースがほとんどでしょう。(ただし責任を負えないということと、責任を負わなければならないということはイコールではありません。個人であっても責任を負わなければならないケースは多々あります)

つまり、情報発信者が「きちんと責任をとれるかどうか」も評価の一要素になっていると思われるのです。


これはGoogleさん(法人主体として「さん」を付けます)の立場になって考えても、なぜGoogleが信用に足る発信者を評価するのかがわかります。

誰かがGoogleの検索結果に表示された記事を読んで、その記事の内容を信じて行動した結果、何らかの被害を受けたとします。
その場合、その被害者は誰を責めるでしょうか。

その記事が掲載されていたサイトを責めることはもちろん、もしかすると、その記事を上位表示させていたGoogleをも責めるかもしれません。

Googleさんとしては、社会をより便利にしたいという善なる意思で検索エンジンをつくっているわけですから、自分たちが生成した検索結果で誰かが不幸になるのは不本意です。

よって、コンテンツが増えすぎた今、きちんと責任をとれる運営者が制作したコンテンツを評価するようになったのです。


もちろん、過去の歴史を振り返ると、大手企業であっても、いい加減な情報発信をしているケースはあります。

また、個人のほうが、大手企業よりも、丁寧にリサーチをし、わかりやすく情報をまとめ上げているケースもあるでしょう。

しかし、そのような事実があったとしても、その個人が「十分に信用に足る人物」もしくは、その個人が運営しているサイトが「十分に信用に足るサイト」と見なされないかぎりは、上位表示しづらくなっているのが実状です。


まさに「誰が何をどうつくるか?」のうち、「誰が」が強く評価される時代になったのです。

では、もう、個人のサイトは上位表示が難しいのでしょうか・・・?


そんなことはありません。

個人だからこその信用が得られるジャンルはありますし(たとえば、グルメブログや個々の恋愛観を語ったブログなど)、ビッグワードでなくとも、ミドルやテールワードは個人の主観が求められるケースが多いため、上位表示は期待できるでしょう。
しかし、何よりも、社会的信用は「醸成」できるということを知っておく必要があります。

これは私の考えですが、個人でも小さな法人でも関係なく、社会的信用が高まれば、上位表示は目指せると思っています。


6.「社会的信用の醸成」を意識しよう


ここから、社会的信用の醸成の話に移りたいところですが、その前にもう少しだけ私の話にお付き合いください。


検索結果での上位表示を目指すために大切なのは、「自分だったら、ひとりの検索ユーザーとしてどんなコンテンツ(ソリューション)を見たいのか?どんなコンテンツ(ソリューション)と出会いたいのか?」を考え抜くことです。

それは「どんな検索結果だったらうれしいのか?」とイコールでもあります。

その理想のコンテンツや検索結果を頭に浮かべたとき、あなたのコンテンツ(ソリューション)は客観的に見て選択肢に入りますか?


その問いを繰り返しもち続けることが大切です。

というのも、コンテンツをつくる側というのは、どうしても自分のコンテンツを過大評価しがちだからです。

時間をかけてつくったコンテンツほど、愛おしくなってしまいます。

それが客観的な視点を曇らせてしまうのです。

常に客観的な視点をもち、自分たちのコンテンツが上位表示していいのか?社会から必要とされているのか?を考えるようにしましょう。

また、Googleは検索結果の多様性も意識します。
検索結果の多様性を構成する一要素になれているかも自問するとよいでしょう。


ではあらためて、社会的信用の「醸成」につながるアクションを紹介します。

社会的信用を醸成するためには、次の二つのアクションを意識することが大切です。

アクションのひとつ目は「事業に寄せたサイト運営」
そして二つ目は「外部からの独立した評価の醸成」です。


7.事業サイトが評価されやすい理由


先ほど大手企業のサイトが上位表示されやすいとお伝えしましたが、もちろん、大手企業すべてが評価されているわけではなく、逆に中小企業や個人事業主のサイトが高く評価される場合もあります。
その状況を端的にまとめると、今の検索結果は、「事業者」が手がけるサイトが上位表示しやすくなっていまるといえます。

たとえば、ワインというジャンルについていえば、ワインのECサイトを運営していたり、ワインBarを経営していたりする方(法人、個人かかわらず)の手がけているサイトが上位表示しやすくなっています。

同じ検索意図を意識した記事であれば、ワインの個人愛好家が書いた記事よりも、ワインに関する事業を手がけている人(法人、個人)が書く記事のほうが評価されやすいのです。
この現象は、月間検索回数が多い商用ワードになればなるほど顕著に見られます。

月間検索回数が多いキーワードすなわちビッグワードは、たくさんのユーザーが検索するワードです。
つまり、たくさんの人が目にする検索結果ほど、「その検索ワードに関連した事業者」が手がけるサイトが上位表示しやすいのです。

これは、事業を営むという行為自体が、ある種の信用に足る行為であることに起因する現象です。

何らかの事業を立ち上げるということは、中途半端な覚悟ではできません。たとえば店舗が必要な事業の場合は、店舗を契約し、家賃を支払い続ける必要がありますし、そこに店を構える以上、お客さまからのクレームも正面から受ける必要があるでしょう。

また、実店舗がなくても、ECサイトを通した販売は、流通業者と契約する必要がありますし、お客さまの元へ届けられた商品に不備があれば、返品はおろか、流通業者との継続した契約も難しくなります。
つまり、事業を営むという行為は、相当な覚悟が要るものなのです。

そんな相当な覚悟をもっている事業者が発信するコンテンツが評価されないわけはありません。
また、生活者の立場からしても、日々顧客と真摯に向き合っている事業者が発信するコンテンツは信用に足るはずです。

ただし、事業者は「事業を営むこと」が仕事であり、コンテンツを発信することがメインの仕事ではありません。
また、事業者は特定のブランドや商品に肩入れをすることがあり、その点で客観性や中立性の担保が厳しくなる場合があります。

よって、その業界の事業者でなくても、客観性や中立性があり、生活者に寄り添ったわかりやすいコンテンツを発信し続けることで、事業者と肩を並べることはできます。

たとえば、私たちが運営する「美味しいワイン」は、今もワイン関連のキーワードで上位表示しています。

▼美味しいワイン
https://wine-good.jp/


私たちウェブライダーの強みは、ワインのアマチュアという視点で、より生活者に近い立場で情報発信できることです。

先ほど個人のワイン愛好家の記事が評価されづらくなったとは言いましたが、ワインのECサイトやワインBarといった事業を手がけていないからこその、情報の客観性や公益性が担保されていると言ってもいいでしょう。

Googleは検索結果の多様性も重視しますから、その多様性の構成要素となるために、あえて事業サイドにいかず、生活者に近い立場で情報発信をし続けるという選択肢はありです。

ただし、その場合でも、事業者と肩を並べられるだけの信用を醸成しなければなりません。
事業者が思わず舌を巻くような情報量や徹底したわかりやすさを担保したコンテンツが必要になるでしょうし、そのサイトならではの「価値を提供する」という考え方も大切です。

そして、この「価値を提供する」という考え方こそ、「事業に寄せたサイト運営」を実現する要素なのです。


8.事業に寄せたサイトを運営するために、明確な「価値」を提供する


実際に事業をおこなっていなくても、「事業に寄せたサイト運営」は必要です。

「事業に寄せる」とは、IPOを目指すとか、とりあえず法人化するとかいったことではありません。

シンプルにいえば、「明確に価値を提供しよう」ということです。


事業サイトが評価されやすい理由のひとつに、価値を明確に提供できているということが挙げられます。

事業とはビジネスを指し、何らかの商品やサービスに対して対価(=報酬)が支払われることを指します。

そして、対価(=報酬)は、通常、その商品やサービスの「価値」を感じたときに、その価値と引き換えに支払われるものです。

つまり、対価のやりとりがおこなわれているサイトは、それだけ多くの価値を提供できているといえます。

ただし、対価のやりとりとは、必ずしも直接的な報酬を得ることとイコールではありません。

直接的な報酬を得られなくても、サイトを訪れた人が感謝のコメントを残してくれれば、それはある種の対価ですし、相手がしっかり記事を読んでくれることも、相手が時間的価値を感じてくれているといえます。

また、アフィリエイトした商品が購入されることは、間接的に対価を得たことになるでしょう。


つまり、そのサイトが事業サイトであるかどうかにかかわらず、訪問者は結局のところ、何らかの対価を支払ってくれているのです。
よって、あなたのサイトはその対価に見合う、何らかの価値を提供し続けなければなりません。


ここで再び、あなたにひとつの問いを投げかけます。


あなたのサイトは訪問者にどんな価値を提供できていますか?
その価値を具体的に言えますか?


その価値が大きければ大きいほど「事業に寄せたサイト運営」であるといえます。


少し難しい話になってきましたので、ここで具体例を用いて説明します。

実は、事業に寄せたサイト運営で成功したのが、先ほどの『素敵なギフト』なのです。

私たちはこの『素敵なギフト』というサイトが提供している価値を、単なる「ギフト情報の提供」ではなく、「ギフト選びのサポート」にあると考えています。

そう、このサイトは「ギフトの選び方がわからない人たちのギフト選びを手伝う」サイトなのです。

このサイトはパッと見、「オススメのギフト情報を教えるサイト」や「ギフトの選び方を教えるサイト」のように見えます。

しかし、実は「ギフト選びを手伝う」ことこそが、このサイトの提供価値なのです。


△ ギフトの選び方を教える

◎ ギフト選びを手伝う


実は「ギフトの選び方を教える」と「ギフト選びを手伝う」という二つの行動には大きな違いがあります。

前者の場合、訪問者にギフトの選び方は教えますが、その訪問者がギフト選びに苦労したとき、そのギフト選びを一緒に選ぶところまではサポートしません。

一方、後者の場合、訪問者がギフト選びに苦労しているのであれば、その訪問者のためにギフト選びを手伝うというアクションをとることになります。

それが、先述した「記事内にチャットボックスが設置されている理由」につながっています。

また、『素敵なギフト』では、編集部の顔をしっかりと見せることで安心して相談できるようにしているほか、スタッフのTwitterアカウントも用意し、Twitterを介した相談も可能にしています。
(Twitter運用に関しては、担当者がシャイということもあり、後ろ向きのアイコンとなっていますが・・・)


実は多くの情報メディアが、検索ユーザーに情報を提供するに留まり、そのあとのフォローやサポートを意識できていません。


検索結果で上位表示するには、「ソリューション」が大事だといいました。

実はソリューションを提供することは、検索ユーザーの結果にコミットすることでもあります。

悩みや課題をもって訪れた検索ユーザーには、その悩みや課題を解決するよう、できるだけ最後まで寄り添うことが大切なのです。

この「検索ユーザーの結果にコミットする」という意識をもつだけで、検索ユーザーに選ばれる存在になれます。

  

コンテンツをただ提供するのではなく、そのコンテンツを通してどんな価値を提供するのかを考える。

それこそが事業に寄せたサイト運営につながり、個人・法人に関わらず、さらには事業サイト・アフィリエイトサイトに関わらず評価されるきっかけになるのです。

私たちが手がけるワインの情報サイト『美味しいワイン』でも、できるだけ検索ユーザーの結果にコミットしています。

美味しいワインにおいても、『素敵なギフト』と同じような提供価値を意識し始めました。  


△ ワインの選び方を教える

◎ ワイン選びを手伝う 


このサイトに関しては、編集部のオペレーションの都合上、『素敵なギフト』のようなチャットボックスは設けられていないのですが、たとえば最近になって、ワインの解説エリアをよりわかりやすく改良しました。

ワイン選びで重視される「生産地」「ブドウ品種」「香り」「味わい」だけでなく、どんな料理に合うかの情報や、ワインを構成する「渋み」「甘み」「酸味」といった情報をグラフを用いて一目でわかるようにしたのです。 

「ワイン選びを手伝う」という価値まではまだ提供できていませんが、ワインの情報欄をアップデートしたことで、順位が下落し始めていたいくつかの検索ワードで再び順位が上昇し始めています。

これから先、ワイン選びをサポートするサービスなどを始めれば、より上位表示されると思います。
(そのときは、思い切って事業化してもいいかもしれません)


また、事業に寄せたサイトを運営するためには、たとえ無料でのコンテンツ発信であっても、責任を負う姿勢をもちましょう。

「検索ユーザーが勝手に情報を信じて、勝手に行動して、勝手に失敗しても、それはうちの責任じゃないし」という運営姿勢では評価されません。

当然のことながら、見ず知らずの誰かの行動の責任を追うというのは大変ですし、もし責任問題に発展したとしても、現実的には責任の範囲は狭まるでしょう。

重要なのは、そういう「責任を負う」という覚悟をもちながらサイト運営ができているかどうか、なのです。


個人のサイトの場合、何らかの事情で顔出ししたくない、運営者情報を隠したいという場合もあると思います。

その場合でも、訪問者の疑問に答えるSNSアカウントを設けたり、お問い合わせフォームを設けたりすることは大切です。


9.社会貢献を意識すれば、他社とのコラボレーションが生まれやすい


また、『素敵なギフト』では、生活者のギフト選びを手伝うという価値提供だけでなく、「頑張っているギフト事業者さんを応援する」という社会的価値の提供も意識しています。

たとえば、2021年2月には「素敵なお取り寄せギフトガイド」という企画を実施しました。

▼素敵なお取り寄せギフトガイド
https://nice-gift.jp/otoriyose-gift-guide-bosyu

https://nice-gift.jp/otoriyose-gift-guide-bosyu

この企画は、コロナ禍での販促に悩んでおられる事業者さまを対象に、「記事の中でギフトを無料で紹介します」という企画です。 

全国のショップさま、ブランドさまのお取り寄せギフトを無料で紹介する企画「#素敵なお取り寄せギフトガイド」の特設ページです。
掲載を希望される事業者さま向けに、企画概要や申し込みの流れなどをご紹介します。

コロナ禍でネットショッピングのニーズが高まっている一方、観光業や飲食業をはじめとした事業者には厳しい状況が続いています。
当サイト「素敵なギフト」では、全国の素敵なお取り寄せギフトの紹介を通じて、ショップさま、ブランドさまの販路拡大などのお役に立てればと考えております。

掲載は無料です。
ぜひお申込みください。

掲載ショップさま募集ページより抜粋)

この企画を実施するにあたって、私たちはプレスリリースを活用しました。


▼【PR枠募集】全国のお取り寄せ商品を無料で紹介するWeb企画「#素敵なお取り寄せギフトガイド」がスタート!特設ページに掲載するショップ・ブランドを募集します|株式会社ウェブライダーのプレスリリースhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000030523.html

その結果、日本中のギフトショップやECサイトからたくさんの応募がありました。

一つひとつの応募に対して、丁寧に紹介エリアを作成し、事業者さんだけでなく、『素敵なギフト』を訪れるユーザーさんにも喜んでもらえることを意識しました。

そして、Twitterでも「#素敵なお取り寄せギフトガイド」というハッシュタグを通して情報発信していったところ、たくさんの方にツイートをRTしていただきました。

その結果驚くべきことが起きました。

なんと、スナック菓子メーカーの「カルビー」さんとのコラボレーション企画が生まれたのです。

▼カルビーとのTwitterプレゼント企画で商品愛に溢れたエピソードが集まった話 #わたしとじゃがポックルhttps://note.com/kamimura_nana/n/n07ffa1bd0b61


元々は「うちの商品も『素敵なお取り寄せギフトガイド』に掲載してくれませんか」というお話だったのですが、私たちが「せっかくだからコラボしませんか」「お互いに何かおもしろいことをしませんか」と提案したところ、「じゃがポックル~ほっこり幸せ便」のプレゼント企画が生まれました。

実はカルビーさんは私たち「ウェブライダー」のことを知らず、あくまでも『素敵なギフト』というサイトの取り組みを知った上で、コラボ企画をもちかけてくださったのです。

『素敵なギフト』というメディアのブランドが、私たち「ウェブライダー」というブランド以上に高まったことを感じた出来事でした。

このコラボレーションはおそらく、私たちがコンテンツを発信しているだけの立場だとなかなかに実現しなかったでしょう。
私たちが社会に向けて、具体的にアクションを起こしたからこそ実現したのだと思います。

それはまさに、「素敵なお取り寄せギフトガイド」という企画を通して「頑張っているギフト事業者さんを応援する」という姿勢を見せていたことが影響していると考えています。

こういったコラボレーションは、サイトの社会的信用を大きく高めてくれます。

単にリンクを張られる、言及されるといったアクションよりも、外部の事業者と一緒に何かの企画を進めるといったアクションは、お互いの信頼関係があってこそ実現するものです。
つまり、コラボレーション企画が実現したという事実が、サイトの社会的信用を支えてくれるのです。

そして、こうしたコラボレーションは、事業を手がけるサイトもしくは事業寄りのサイトだからこそ生まれやすいといえます。

あなたのサイトが社会に対して貢献できることはないかを考えるだけでも、それが事業になります。

ぜひさまざまな事業者さんとのコラボレーションを実現してください。


10.Googleが提供したいのは、検索ユーザーに
とって便利な安心な検索体験


ここであらためて、Googleがどのような検索結果をつくろうとしているのかを考えていきます。

Googleがつくろうとしている検索結果は、便利で安全な検索結果です。

そして、その提供価値の本質は、検索ユーザーにもっと安心できる検索体験を提供したいというものです。

だからこそ、Googleは「E-A-T」「YMYL」といった概念を重視しています。

●E-A-T

専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)という3つの要素を表す略語。このE-A-Tの各要素が高ければ高いほど、ページの品質が高くなり、検索結果での上位表示を後押しするといわれている。


●YMYL

「Your Money or Your Life」という言葉の略語。
人々の幸福、健康、経済的安定をはじめとした安全に影響を与える可能性のある検索結果はとくに慎重につくられており、専門家ではない個人がつくるコンテンツは上位表示しづらくなっている。



この「E-A-T」と「YMYL」といった概念を詳しく知っておくことは、今後のSEOに取り組む上で必須です。

また、「検索品質評価ガイドライン」と呼ばれる、Googleが検索品質評価者向けに用意しているガイドラインにも目を通しておきましょう。

この検索品質評価ガイドラインは、あくまでも検索の品質を評価する外部の評価者向けのガイドラインですが、Googleがサイトやコンテンツをどういった視点で評価しているかを知る上でとても役立ちます。


▼検索品質評価ガイドライン(2021年10月19日更新分)
https://drive.google.com/file/d/16tqM7IAEREHCCpidFo98_knAACIaRcM4/view

この「検索品質評価ガイドライン」は、不定期に更新されており、直近では今年2021年の10月19日に更新されました。

せっかくですので、最新のガイドラインの中から、とくに注目しておきたい内容を日本語訳にて紹介しておきます。
(日本語訳はDeepL翻訳を用いておこなっています)


まず、2021年の10月19日時点でのYMYLの範囲についてです。

YMYLの範囲はどんどん拡張されていますが、2021年10月19日時点では以下のような範囲がYMYLに該当しています。

●ニュースと時事問題
国際的な出来事、ビジネス、政治、科学、技術などの重要なトピックに関するニュース。
すべてのニュース記事が必ずしもYMYLとみなされるわけではないことに留意してください(例:スポーツ、エンターテイメント、日常のライフスタイルに関するトピックは一般的にYMYLではありません)。

●公民、政府、法律
投票、政府機関、公共機関、社会サービス、法律問題(離婚、子供の親権、養子縁組、遺言書作成など)に関する情報など、市民としての情報を維持するために重要な情報。

●ファイナンス
投資、税金、退職金制度、ローン、銀行、保険などに関する財務的なアドバイスや情報で、
特にオンラインでの購入や送金を可能にするウェブページのこと。

●ショッピング
商品/サービスのリサーチや購入に関連する情報やサービス、特にオンラインでの購入を可能にするウェブページのこと。

●健康と安全
医療問題、薬、病院、緊急時の備え、アクティビティの危険度などに関するアドバイスや情報。

●人々のグループ
年齢、カースト、障害、民族、性同一性と表現、移民の地位、国籍、人種、宗教、性別、性的指向、退役軍人の地位、重大な暴力事件の被害者とその親族、または組織的な差別や周縁化に関連するその他の特性に基づいてグループ化された人々を含む(ただし、これらに限定されない)人々のグループに関する情報または請求。

■その他
フィットネスや栄養、住宅情報、大学選び、就職など、大きな決断や人々の生活の重要な側面に関連するトピックは、YMYLとみなされるものがたくさんあります。
あなたの判断でお願いします。

検索品質評価ガイドライン(2021年10月19日更新分)

幅広い範囲にYMYLの概念が適用されていることがわかります。

また、このガイドラインのChapter4.3では、Webサイトの責任者に関する明確な情報をできるだけ掲載すべきとしています。

4.3:明瞭で満足のいくウェブサイト情報。責任の所在とカスタマー・サービス
ウェブサイトの責任者を理解することは、ほとんどの種類のウェブサイトのE-A-Tを評価する上で非常に重要なことです。
高品質なページには、ユーザーが安心してサイトを信頼できるように、ウェブサイトに関する明確な情報が掲載されていなければなりません。

E-A-T評価に必要な情報量は、ウェブサイトの種類によって異なります。
例えば、YMYLのウェブサイトは高い信頼性を要求するため、一般的にはサイトのコンテンツに誰が責任を負うのかについて満足のいく情報が必要となる。
また、高品質店舗や金融取引サイトでは、ユーザーが問題を解決するための明確で満足のいくカスタマーサービス情報が必要です。

YMYL以外のウェブサイトでは、ウェブサイトの目的に応じて、より少ないウェブサイト情報を必要とする場合があります。例えば、YMYL以外のウェブサイトでは、電子メールアドレスで十分な場合もあります。

検索品質評価ガイドライン(2021年10月19日更新分)

最後の項目については、YMYLほど我々の生活に影響のないサイトの場合は、運営者に関する詳しい情報は、電子メール程度でも大丈夫としています。
電子メールアドレスで連絡が取れるだけでも十分かもしれないとのことですが、運営者情報を明記しておくに越したことはありませんね。

実はこの検索品質評価ガイドラインの中には、「責任」という言葉が多く出てきます。

続けて、Chapter2.5.2を見てみましょう。

2.5.2:ウェブサイトの責任者とページのコンテンツを作成した人を探す

すべてのページはウェブサイトに属しており、それは明確でなければなりません。
誰(どのような個人、会社、企業、財団など)がウェブサイトに責任を持つのか。
評価しているページのコンテンツを誰が(どんな個人、会社、企業、財団など)が作ったのか。

ほとんどのウェブサイトには、そのサイトの所有者に関する情報を提供する「contact us」や「about us」、「about」のページがあります。
多くの企業は、自社が何者で何をしているのか、どんな仕事があるのかなどについて、ウェブサイトやブログ全体を用意しています。
ウェブサイトのコンテンツには、個人ではなく、企業や組織が責任を負うことがよくあります。
多くの個人がコンテンツの作成と維持に貢献したとしても、個人はこれらのウェブサイトのコンテンツに責任を負いません。
このようなケースでは、企業や組織は、すべてのページのコンテンツに責任を負い、ウェブサイトの維持管理にも責任を負うものと見なされます。

Webサイトの中には、多くのページのMCをユーザーが作成し、企業や組織がWebサイトを管理しているものがあります。
Facebookという会社は、Facebookのウェブサイトを運営しているが、Facebookの個人ページのコンテンツは個人が作成している。
ウィキペディアという会社は、ウィキペディアというウェブサイトを運営していますが、記事の内容は個人が作成しています。
その他のユーザー生成コンテンツのウェブサイトには、YouTube、Twitter、その他のソーシャル・ネットワーキング・ウェブサイト、
その他の記事公開ウェブサイト、Q&Aウェブサイト、フォーラムなどがあります。
これらのウェブサイトについては、各ページを見て、そのページのコンテンツの著者または作成者を判断する必要があります。

検索品質評価ガイドライン(2021年10月19日更新分)

このチャプターではとくに大切なことが二つ書かれています。

まず、サイトにはそのサイトの所有者に関する情報を提供する「contact us」や「about us」、「about」といったページを設けるほうがよいということ。

もうひとつは、そのWebサイトで公開されている記事は、そのサイト運営者が責任をもつべき、ということです。

たとえば、あるWebメディアが外部のライターさんに依頼した記事が、誰かを傷つけて炎上したとします。

その際、「いや、この記事は外部のライターさんが書いたものだから、うちは関係ないですよ」という姿勢ではダメだということです。

当然のことながら、その記事の投稿や掲載許可を出したのはメディアの運営者なわけですから、そのメディアに投稿されるすべての記事の内容に責任をもたなければいけないわけです。

「知らなかった」では済まされないのです。


ちなみに、社会的信用を得るためには、外部からの評判(レピュテーション)を得る必要があります。

たとえば、ウェブライダーが信用を得るためには、第三者から「ウェブライダーさんのSEOセミナーはすごく役に立つよ」「ウェブライダーのコンサルティングを受けたけど、良かったよ」といった評判(レピュテーション)を集めることが大切です。

この評判(レピュテーション)について、Chapter2.6.3に興味深い内容が掲載されています。 

2.6.3:店舗・企業のカスタマーレビュー

カスタマーレビューは、お店やビジネスの評判を判断するのに役立ちます。
しかし、これらのレビューを慎重に解釈する必要があり、特に数が少ない場合は注意が必要です。
肯定的なユーザーレビューも否定的なユーザーレビューも疑ってみてください。
ウェブサイトの作成者や、店やビジネスがこの目的のために雇った人など、誰でもレビューを書くことができます。
 
カスタマーレビューを解釈する際には、できるだけ多くのレビューを見つけるようにしましょう。
どんなお店やビジネスでも、いくつかの否定的なレビューを受けることがあります。
これは全く普通のことであり、予想されることです。
大規模な店舗や企業には何千ものレビューがあり、ほとんどの場合、いくつかの否定的なレビューを受けます。

また、レビューの内容は数だけではなく重要なので、レビューを読むことも重要です。
詐欺や金銭的な不正行為に関する信憑性の高い、説得力のある報告は、極めてネガティブな評判の証拠となります。
無礼な店員とのたった一度の出会いや、たった一度の荷物の受け取りの遅れをネガティブな評判情報とみなすべきではありません。自分で判断してください。

検索品質評価ガイドライン(2021年10月19日更新分)

このチャプターには、「どれだけ素晴らしいビジネスを手がけている会社でも、否定的なレビューを受けることはありますよ」と書かれています。

私がSEOの相談を受ける中で、よく「何かひとつでもネガティブなレビューがあったらダメなんですか?」と聞かれることがあります。
このガイドラインの内容を読むかぎり、「ダメではない」ということなんですね。

もちろん、ほとんどのレビューが否定的なものだったらそれは良くありませんが、ポジティブなレビューに比べてネガティブなレビューが数えるほどしかないのであれば、そこまで気にしなくていいわけです。

逆に多くのレビューが集まっている中、そのすべてが大絶賛のレビューだと怪しく感じますよね。(実際にはそれだけ良い商品かもしれませんが)


「外部の人たちに悪いレビューを書かれたらどうしよう」と悩めば悩むほど、社会に向けておこなうアクションは小さくなってしまいます。
そうなれば、社会に提供できる事業価値も小さくなりがちです。

社会的信用は、勇気をもってアクションを起こし、色々な人とのつながりを生み出してこそ醸成されるものです。

このガイドラインに書かれている内容は、真っ当なサイトオーナーや事業者にとって、アクションを起こす勇気をくれるものだと思います。


11.内輪感のない独立した外部からの信用を集めよう


この品質評価ガイドラインには、「外部の独立した情報源」という言葉が出てきます。

これはつまり、外部からの評判(レピュテーション)を得るときには、内輪での評判ばかりを得るのではなく、できるだけ多様なコミュニティから評判を得ましょう、ということです。

実は『素敵なギフト』のソーシャルグラフを一から育てようと考えたのは、まさにこの「内輪感のない独立した外部からの信用」を得るためでした。

本来はウェブライダーのブランドを用いてサイトを立ち上げたほうが評価は早かったかもしれません。

しかし、その場合、ウェブライダーの動向を注視されている関係者からのリンクや行動データが良い意味でも悪い意味でも、『素敵なギフト』というサイトの評価に影響を与えてしまうと考えたのです。

よって、『素敵なギフト』では「カミムラナナ」というスタッフのTwitterアカウントを起点に、これまで交流したことがないような人たちと交流してもらうようにしました。

その交流の中で、まさに「内輪感のない独立した外部からの信用」が増え、『素敵なギフト』の社会的信用が醸成されていったのです。

カミムラナナのTwitter運用については、「ウェブライダー式SEO超集中講座 2020」や「ウェブライダー式SEO超集中講座 2021」の中で詳しく解説しています。

▼カミムラナナのTwitterアカウント
https://twitter.com/kamimura_nana


内輪感のない外部からの評判はとても大切です。

内輪感は、その輪の中に入っている人からすると快適かもしれないですが、外から見ていると異質に映る場合があります。

内輪感がひどいと、外部の人たちを批判し、自分たちの正義を押し通そうとする力が働くこともあり、まさにフィルターバブルな状況に陥ります。

そもそも、本当に信用に値するサイトやコンテンツは、多様なコミュニティやネットワークから評価されるでしょう。

また、自身の評価は、自分で証明するよりも他者に証明してもらうべきです。

たとえば、「ウェブライダーという会社はいろいろな会社さんからコンサルティングの依頼を受けていて、高評価を受けている」といったことは、いくらでも自分で言えてしまいます。

実際に高評価を受けているとしても、自分で言っていることには客観的な信頼性が紐付かないのです。

事業への評価こそ、他者(他社)に証明してもらうことが重要です。

よって、他者(他社)から評価されるためにも、社会に向けて積極的に出ていくことはもちろん、多様な他者(他社)とのコミュニケーションを重ねていきましょう。

そういう意味で、SNS運用は必要となってくるわけです。


以上でセミナーの文字起こしは一旦終了です。

それでは最後に、一連の流れで私が伝えたかったことをあらためてまとめておきます。

12.ソリューション思考と社会的信用の醸成がコアとなる


本記事及びセミナーを通して、私が伝えたかったメッセージは以下の3点です。


  1. 「ソリューション思考」をもち、検索意図を意識したソリューションの提供を意識しよう

  2. 社会的信用の醸成のために、事業に寄せたサイト運営をしよう

  3. 外部からのレピュテーション(評判)は、さまざまなコミュニティやネットワークから集めることを意識しよう



そして、ソリューションに関しては、次の二つの思考をもつことが大切です。


  1. 皆が探したくなるソリューション(コンテンツ)をつくる

  2. 皆が勧めたくなるソリューション(コンテンツ)をつくる



また、安心できるサイトを運営する上では、次の7つの視点をもちましょう。


  1. 責任の所在が明確

  2. 運営者が実在している

  3. 運営者の顔が見える

  4. 運営者とやりとりできる

  5. 事業の実績がある

  6. 外部のお墨付きがある

  7. 内輪感がない



そして何より、Googleは検索結果の安全性だけでなく、多様性も大切にします。
よって「ほかには代わりがない」ソリューションとなることも目指しましょう。

こういったことを踏まえると、「SEO」という言葉が「Solution Experience Optimization(ソリューション体験最適化)」にも見えてきますね。


さて、ここまで私の話を読んで、「SEOはもはやマーケティングなのでは・・・?」と思われた方は多いと思います。

実際のところ、これからは「社会に価値をしっかり提供できるサイト」、つまり、価値伝達が上手いサイトが生き残っていくでしょう。

市場に価値を伝える一連のアクションを「マーケティング」と呼びますから、マーケティングに強いサイトが上位表示しやすいというのは、理に適っています。
(ただし、ここでのマーケティングは、価値のないものをあたかも価値があるように見せることではありません)

個人的には、これからのSEOこそがより有機的でおもしろくなると感じています。

SEOをマーケティングの一部と捉え、価値の伝達を軸にあらゆるアクションを実行することこそ、検索結果での上位表示につながります。 

個人には個人なりのマーケティング、法人には法人なりのマーケティングを。

私たちはこれまでウェブライダー社内で使っていたSEOのチェックシートの各項目を、マーケティングの軸から捉え直し、あらたにアップデートしています。

このチェックシートは、「ウェブライダー式SEO 超集中講座 2021 -完全版」をご購入された方にダウンロードしていただけますので、ご購入された方はぜひダウンロードしてください。

最後にお知らせとなりますが、今回のセミナーを開催するきっかけとなった「ウェブライダー式超集中講座2021-完全版」では、今回の文字起こしの内容をさらに解像度高く取り上げたノウハウが、15ステップ27時間以上にわたってまとめられています。

27時間以上にわたる膨大な内容ではありますが、職種に合わせて、どの動画から見れば効率よく学べるかをLPに記載していますので、時間を有効活用しながらご視聴いただけます。

最後になりましたが、今回の文字起こしがあなたのSEOの知識のアップデートに寄与できたのであれば幸いです。

お相手はウェブライダーの松尾茂起でした。
おつかれさまでした!


最後までお読みいただきありがとうございました。

冒頭でお伝えしたとおり、本記事は、先日オンライン開催された「SEOは2022年からこうなる!?ウェブライダーが考える2022年からのSEOセミナー」の内容の一部を文字起こしし、適宜内容を追加・編集したものです。

セミナーは、「ウェブライダー式SEO超集中講座2021-完全版」のリリース記念も兼ねて開催されました。

もし、この書き起こしの内容に興味をもってくださった方は、ぜひ、「ウェブライダー式SEO超集中講座2021-完全版」のランディングページもお読みください。
本記事で取り上げているノウハウをさらに詳細に落としこんだアクションプランが語られています。

【SEOセミナー】ウェブライダー式SEO 超集中講座2021 動画編・完全版


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