「大きな」ヒトに成りたい。

私は少年のころからぼんやりと「大きな」ヒトに成りたいなぁ〜っと思っていた。「大きな」とは身体が大きいと言う意味ではない。人間として「大きな」ヒトに成りたかったのだ。10歳で水泳選手となり14歳の時日本一に成ったが17歳の時水泳には限界を感じてやめた。 その後、大学の時はバンドと研究に明け暮れた。就社してからはガムシャラに仕事をした。40歳に成るころ体調に異変がでだした。病名は二転三転し40代はほぼ病気の確定と症状の緩和の模索に明け暮れた。50代に成ってやっとヒトとしての生き方にたどり着けた気がする。 少年の頃に成りたかった「大きな」ヒトに成れたかはまだ解らない。あとは死ぬまで出来る限りの事をやって生きて逝くだけだ。「大きな」ヒトに成れたかは私が死んだ後、他のヒトビトが評価してくれるだろう。私はそれが「大人」に成る事だと思っている。

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