フォーク

もう弾けないギター眺めては
悲しみのグレーの水に浸る日々
杖をついた右の腕に汗が落ちる
いつもの帰り道を君と行こう

なあ これからは
幸せ食べて生きます
罰当たりも恥晒しも
神様の為す業さ

いつかの春の午後に旅に出よう
分子の欠片も残さず音楽になろう

なあ 身を削り
そぎ落とし骨になる
簡単さ簡単さ
それよりも明日から

なあ これからは
幸せ食べて生きます
罰当たりも恥晒しも
神様の為す業さ

『フォーク』 2015年10月

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