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めざせメンタルマスター

明日は、いつものメンバーで6月末以来のゴルフ。
多少の実力差はあるとしても、ほぼ全員が90台で回る、気心知れたゆるゆるエンジョイゴルフの会。そんな中にあって、最近100切りが出来ていない私。ヘラヘラしつつも、内に秘める闘志はメラメラと燃え上がっている。さすがに明日は100切りしたい。

いつも、緊張のタガが外れ、いつのまにかスコアに対する執着がなくなり、自分を誤魔化し「楽しければいいや」になる。状況分析や冷静な判断の前に、「一か八か、どーんとやってみよー」みたいな気持ちになって、木と木とのわずかな隙間を狙ったりしてしまう。私の辞書にレイアップの文字はない、とかなんとか言っちゃう。そう、私はゴルファーとしては、最低のメンタルの持ち主。この駄目ンタルを克服して、メンタルマスターになればスコアは自ずとついてくるはずなのに。たとえ、ラフの中、バンカーの中、林の中、ブッシュの中、池の中、クリークの中、なかなかなかなか大変だけど、メンタル、ゲットだぜ!

「人は見た目が9割」とか「人は話し方が9割」とか言うけれど、私にとっては「ゴルフはメンタルが9割」。9割というワードの使い方として最も正解に近い。明日のゴルフは、このメンタルを徹底してコントロールし、100切りを目指そうと思う。メンタルのコントロールと言っても、そのためには物理的なルールを決め強制力を持たせることが重要。受験生がスマホ断ちのためにタイムロッキングコンテナを使うようなものである。具体的には以下の2項目になる。


①ドライバーを使わない

ゴルフギアブランドの名前にもなっている伝説のゴルファー、トミーアーマーが次のような名言を残している。
”ゴルフコースは女に似ている。扱いようによって楽しくもあり、手に負えないこともある。”
トミーはさぞかし色気ムンムンのモテゴルファーだったのだろう。ブ男がこんな発言をしようものなら、瞬く間に世界中のフェミニストから袋叩きに合っていたはずだ。私も元色男の端くれとして、この言葉、至極納得がいく。とにかくパワーを見せつけようとしてドライバーをマン振りしていた独り善がりの自分に気が付く。明日は、そんな凶器は捨てて、プリンを掬うように優しくスプーンを持ち、コースの声に耳を傾けてみよう。そうすることで、ティーショットのOBは1打以内に抑えられることだろう。

②右手は添えるだけ

桜木花道の場合、それは左手だったかもしれないが、私の場合、利き腕の右に力が入って右肩が前に出てしまう余り、思い切りダフったり、左に引っ掛けたり、右にプッシュアウトする。私のミスショットのほとんどは乱暴者の右腕が原因と言っていい。添えるだけと言っても勝手に力が入ってしまう可能性もある。よし、明日は右手の親指と人差し指をグリップから外してしまおう。

多分、これ以上のルールを設定するのは、逆効果でスコアを却って悪くすることになる。ゴルフは自分を過信するととんでもないしっぺ返しを喰らうスポーツなので、謙虚な姿勢を崩してはいけない。3つ以上のルールを守れるほど自分は賢くない。明日のルールは二つだけ。私の座右の銘「汝自身を知れ」を肝に銘じ、明日は謙虚に、優しく、そしてしたたかにプレイすることを誓います。

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