見出し画像

しげ姐さん、アラフィフにして初の現場仕事に挑むの巻

私はしげ姐さん。来年50歳のピチピチのアラフィフ女子である。
うちの現場には冷房が無い。
広すぎておけないのだが、機械は所狭しと置いてある。なので夏場はそこそこ暑い。しかも今年は猛暑で、毎日計測しているWBGT値も去年を上回っている。そんな中、いつも頑張って仕事をしている先輩が熱を出して休んだ。流行り病である。

会社の仕事内容をここで書くわけにもいかないので濁しておくが、今月は以前にもまして忙しいらしい。そんな中一人人員が減ったので大変だ!ということでこの年にして課内一の下っ端である私は
「できることがあったらやりますよ」と半ば社交辞令のような事を口に出した。
課内一の下っ端であるとともに、唯一の女子である私には肉体労働は回ってこない、普段は。しかし繁忙期は半端なかった。
先輩が私の言ったことを真に受けて、現場作業を依頼してきたのだ。(ええんやで)

商品にシールを貼り、箱に詰めてパレットに並べる。

簡単に言うとそれだけの作業だが、ラベル貼りも実際部署異動してきた7年前に1回やった切りでコツややり方もあまり覚えていないのだった。

……やると言った手前、今更聞けねぇ。(心の声)

先輩が一応貼った見本を置いていってくれたので、それを見ながら心の目で位置を合わせ何となく貼ってみる。
……たぶんいい感じ!(のはず)

ペタペタ貼っていくと台の上にシールの貼られた商品がどんどん積まれていく。それを段ボールに詰めてパレットに並べるという作業があるのだが、これについては私は直接「やってくれ」と言われたわけではない。
勝手にやっていいものか……と思ったのだが、なんとなくやり方を聞いているうちに流れ的にやることになったようで、黙々とモノを詰めて段ボールを閉め、パレットに並べていった。
結構重いぞとよくよく見ると、1つ2㎏の商品が10個入っている段ボール。しかも商品は缶に入っている。
1缶の缶の重さだけで200グラムはあるだろうから、一箱22キロは下らない計算だ。米2袋分やないかい。

連日の筋トレ(週一ですが)のおかげですっかり体幹も強くなった私、30年前の女子高校生時代にバイトで20㎏入りの砂糖袋をヨレヨレと一生懸命抱えていたのも今は昔、意外と楽に持てることに驚きながら、缶の入った箱を積み上げていくのでした。

先輩の足元にも及びませんが、出てくるまでの作業の手助け程度になったらいいなと思いつつ、初めての作業で現場体験気分も味わって楽しかったです。(毎日やってたらこんな余裕な事は言えんだろうが)

たまにはこうやっていい汗をかくのも悪くないと思うこの頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?