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【Lake up Voice】 野本大智 「今年は特に良い変化に」 シュート改良に手応え

滋賀レイクスに特別指定選手として入団し、現在ではチーム最長の在籍5シーズン目(特別指定選手シーズン含む)を迎えた野本大智選手がシュート改良に取り組んでいます。

野本選手といえば、今シーズンのここまでの公式コンテンツやトークショーなどで「外のシュート」を"一番の課題"であり、"見てほしい"ところと何度も話すシーンがありました。

個人的には、昨シーズンは僕の課題は外のシュートだったので、外のシュートを今すごい練習してて、それを試合で見せるのがすごく楽しみです。

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Q.このオフの課題は?
「外のシュートが一番の大きな課題だし、来シーズン見せたい部分でもあるから、そこを重点的に頑張ります」

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野本選手の3P成功率は、特別指定選手として鮮烈なデビューを飾った2020-21シーズン(3P成功率 38.1%)、続く2021-22シーズン(3P成功率 32.5%)は30%を超えていましたが、最近2シーズンは20%台となっていました。

野本大智選手のキャリアスタッツ

アグレッシブなディフェンスや切れ味鋭いドライブはチームにとって欠かせない"切り札"となっていますが、その武器をさらに活かしてステップアップするためにも「外のシュート」の成功率アップが今シーズンのテーマとなるようです。

個人練習に時間が使えるこの夏の期間は、北山修子ストレングス&コンディショニングコーチと一つ一つの動作であったり、姿勢やバランスを丁寧に確認しながらシュート練習に取り組む姿が目立ちます。

どのような意識でシュート改良に取り組んでいるのかを野本選手本人に聞きました。


インタビュー

Q.今シーズンは北山SCとの個人ワークアウトに取り組む姿が目立ちますが、どんなことに取り組んでいるのですか?

今までシュートがよくなかったから、フォーム作りとか、足の使い方とかを意識しています。オフシーズンからずっとやっていることで、足の使い方や床の反発のもらい方とか、やっててすごく良い感覚だし、ボールが簡単に飛ぶ感覚とかもあります。まだ始めて数ヶ月なので、それでめちゃくちゃシュートが入るというわけではないですけど、全然いい形で打てています。開幕まであと1カ月ちょっとありますし、そこからもずっと練習していけるので、自分の良いシュートの土台作りみたいなのはすごいできていると思っています。

Q.自分のシュートパターンを分解して構築するような作業?

今まで打てなかったシュートのパターンや、今までのフォームだったら打ちづらかったパターンとか、それを使い方をマスターすることで、よりスムーズにできたりとかもあるので、1から10まで全部やっている感覚ではないですが、土台がしっかりできれば、あとは自分のイメージに近い動きができてくると思っています。

Q.昨シーズンまでは試合でできてなかったようなバリエーションも増やしている?

今まではスポットアップシュートがほとんどでしたし、その確率もあまり良くありませんでした。今年はチーム全体の方針でどうなるのかはまだわかりませんけど、プルアップシュートとかも自分では狙っていきたいシュートです。やっぱり、そういうオフェンスのバリエーションが増えると相手も守りづらくなりますし、僕の技が増えることでチームの武器の一つになっていけるので、そういうのを意識して取り組んでいるという感じです。

バリエーションは最終的には数パターンに収束すると思いますけど、最初にいっぱいやってていてどれも動きは違うように見えても、最終的に足の使い方は一緒だったりします。ただ、そこに至る前に違う動きを入れることでやっぱり感覚とかも変わってくるし、という感じですよね。だからその辺の調整みたいなのをずっとやってます。

Q.対人練習も始まってきたが、現時点での手応えは?

やっぱり全然違いますし、いい形ではあると思います。まだ安定はしてないので、良い時は良いし、悪い時はあまり良くないっていうのが正直なことではありますけど、最初はそんなものだし、この1年で僕のバスケキャリアが終わるわけでもないと思っているので、長い間かけてしっかりいいものにできれば、そのスタートが今シーズンだと考えています。

ずっとシュートはやってきているけど、ずっと同じでずっと安定してっていうのはなかなか難しいので、毎年いろいろ変化を加えながらやるんだろうけど、今年は特に良い変化になった年だと思いますし、だから今はいい感じです

Q.野本選手の方から北山SCにシュートを改良したいと相談したのか?それとも北山SCからアドバイスがあったからですか?

修子さんも、去年とかもずっと言っていてくれていましたけど、やはりシーズン中はなかなか大きく変えるのは難しいですし、時間の使い方とかも、シュートにそこまで長く時間を割くのは難しいからなかなか変えられない部分ではありました。昨シーズンは修子さんがずっと言ってくれていて、僕も変えようとしてたけど、修子さんの言ってることと僕の感覚がうまくマッチしていなくて動きにうまくできてない部分がありました。ただ、長いこと一緒にやってて〝修子さんがこう言ってるってことは、体がこういう動きをすればいい〟ということが分かるようになってきました。だからどっちからっていうのはあんまり覚えてないです。

シュートを変えたいとはずっと思っていたし、そういうアドバイスも修子さんに求めていて。修子さんもそれに対していろいろ知識があるし、今もずっと学び続けてくれてることを僕にやってくれています。その辺は今マッチしてすごくいい感じにやれてるかなと思っています。

個人練習では北山修子SCコーチとマンツーマンで動きの確認を行なっている

Q.そういう話は昨シーズンのうちからしていたということですね?

今までは"手打ち"というか、それが良い悪いは別の話ですけど、僕の中ではそれがすごく良くなかったから、"シュートは足で打つもの"というか、そういう感覚が今はすごいあります。昨季も一回(シュートを)変えた時があったんです。すごい良くて、ここからいい感じで行くなって思うときにちょうど怪我(3月の試合中に足関節捻挫)をして、そこからまた足が使えなくて手打ちに戻ったみたいになって全然良くなくて...今季は改良できてるし、それが自分の中でも言語化できていていい感じかなと思います。

Q.ここから実戦が始まってくる中で、もっと磨いていくことになりますね

自分の中でやることはすごいはっきりしています。だから、それをやって成功して、また失敗して、それを繰り返しながら良くなっていくものだと思っています。すぐに良いことになればと思うけど、やり続けていけば絶対良い方向に行く、間違いない方向ではあると今は思っているので、そこは信じてできるからしっかり集中して取り組めています。


お知らせ

野本選手がMCを務めた滋賀レイクス公式Voicyも好評配信中です!
同じく滋賀レイクスからプロキャリアをスタートさせた"生え抜き後輩"の江原信太朗選手との、普段の雑談のような(?)飾らないトークをぜひお楽しみください。