見出し画像

正社員登用を求めるのはかなりのギャンブル

ハローワーク大津担当のキャリアコンサルタントの村川圭一です。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

12月に入り、今年の大みそかはどう過ごそうかなあ?と考えている私です。

かと言って毎年毎年変わったことをしているわけでなく、実家に帰省して笑ってはいけないを見て年越しそば食べて寝て起きて朝風呂行って…。

くらいの予定なのですが、今年は笑ってはいけないはないし、かと言って紅白を見るつもりもないし、格闘技を見るつもりもない。

朝風呂は行くと思うけど(現在どちらに行こうか二択で悩んでます)。

そういや相棒の元日スペシャルは今年もあるんだっけ?

こんな感じで相棒の元日スペシャルまでが毎年の流れなのですが、思ってもみなかった変化があるとうろたえてしまう。

そんなことってありませんか?

私が仕事上よく聞く話が「正社員登用があると聞いていたけどされなかった」「紹介予定派遣で行ったけど正社員化されなかった」というもの。

よくありますよね。入社後半年は契約社員として就労し、評価次第で以降は正社員として採用する可能性がある。とかいう求人。

本当は正社員での就職を希望しているけど、ゆくゆくは正社員になれるならいいか。みたいな感じで応募したけど目論見通りにはいかなかった。

そんな話がけっこう多いのですよ。特に景気が悪い時は。リーマンショックの時なんて多かった印象がありますもの。

そうなっちゃった人は軒並み自信を喪失しています。

そりゃそうだ。評価が低かったから正社員登用されなかったんだもん。理由としては。

自分の能力を否定されたような気になってもおかしくはないです。

でもね、はっきり言っておくけど、あなたの能力不足だけが理由じゃないかもしれんのよ。

ちょっと前に「特に景気が悪い時は」と書いていました。これがミソなのよ。

「半年前は人を増やすつもりでいたけど、景気悪いから逆に人を減らさなきゃならない」なんて理由も想定できるんですよ。

だってさ、評価次第とは言うものの、入社前に評価基準や、半年後通信簿のように明確に評価を提示されて説明された人なんてほぼいません。正社員登用されるにしても。

評価基準だって半年の間に変化してる。そういう可能性もあるわけです。

こんな経験をしちゃった人はぜひともキャリアコンサルティングに来てもらいたいですね。

ぜひとも一緒に自己肯定感を高めていきたい。。

転職活動において自己肯定感が低いのはマイナス。採用が遠のく一つの要因です。うぬぼれはいけないけど少しでも自信を持たないと魅力的には見えないから。

ジョブ・カードの作成ってそんな時には有効なのです。

これまで経験してきた業務を棚卸ししていく。これだけで有効だと思うのですが、ジョブ・カードを完成させるためには不十分。

キャリアコンサルティングを受けることが必要です。

1人で考えていると評価が低かったということでどんどんどんどん沼にはまっていってしまいます。はまればはまるほどダメな自分というレッテルを自分に貼ってしまいます。

キャリアコンサルティングは基本的にキャリアコンサルタントと一対一で行います。

客観的な目をプラスして、本当に能力が不足していたのか?検討していってもいいんじゃないかしら。

検討の結果、自分が思っていたことが覆る可能性がありますよ。しかも高めで。

改めて言うけど、これから転職活動をしようという方はこの手の求人は要注意ですよ。正社員での就労を希望するなら最初から正社員の求人に応募すべし。

そもそもがね、企業側が面接の時点で腹くくらんといかんと思うわけですよ。

面接じゃわからんから半年様子見しようなんてスケベ根性も甚だしい。そう思いません?私はそう思っています。

(逆に言えば求職者も腹くくらんといかんけどね)

半年も様子見できるんなら人事のスキルいらんやん!と思うわけです。そんな採用ならサルでもできる。

おっと、口が悪くなってしまいました。実際そんな感じで思っているからついつい言葉に出ちゃった。

もっと悪質なものになると、人件費抑えたいから非正規雇用しか考えてないけど、スキル高い人を採用するために正社員登用をエサにしよ。なんて会社もあるんです。

(言い切って大丈夫か?うん大丈夫)

「そうなんですか?」って聞いても「はい」って答える会社はないと思うけどね。

なんでも食いつくブルーギルみたいになったらあきません。転職活動は勢いだけでなく慎重さも大切に。

ジョブ・カードを作成してキャリアコンサルティングを受けることは、職業訓練を受講しなくても可能です。

キャリアコンサルティングを受けて一旦冷静になるのもいいんじゃね?

ハローワーク大津でお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?