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サステナビリティへの意識、日本は世界から大きな遅れ

こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」12月1日の放送内容を一部抜粋しご紹介します

今回のトピック!
・ニュース解説
・サステナビリティ意識と「データ保管」「CO2排出」の関係
・「サステナブルなセキュリティ」が行き渡るには何が必要か?

ニュース解説

サステナビリティへの意識について、日本が世界に後れを取っていることが明らかになったということです。誰一人取り残さない社会を実現するために、持続可能なセキュリティについて説明します。

今回の調査によると、CO2量削減に向けた取り組みを国別に見ると、実施していると回答したのは中国99.4%、アメリカ71.2%、ドイツ67.4%、日本26.2%であったということです。

また、企業の意思決定プロセスで「環境への影響」が重要だと回答したのは、中国98.4%、米国84.0%、ドイツ78.3%と続き、日本は63.9%となり、日本の管理職は「サステナビリティ」への意識が4か国の中で最低であることが判明しました。

サステナビリティ意識と「データ保管」「CO2排出」の関係

データを保存するハードディスクが電力を消費することによってCO2が排出されます。保存するデータを減らしたり、保存する媒体を消費電力の低いものに変更することで、CO2の排出量は削減できるということです。

今回の調査によると、世界で保存されるデータ量は2020年から2025年にかけて年平均27%の割合で増加しており、それに伴いデータセンター事業者によるエネルギー消費量も2017年から2020年にかけて31%増加しているということです。つまり、DXが進み、社会が豊かになることに比例して、データ量に伴うCO2の排出量が増えてしまっていることになります。

その他のトピック

「サステナブルなセキュリティ」が行き渡るには何が必要か?
サステナブルなセキュリティとは、人・技術・お金がなくても、セキュリティ対策ができる社会を実現することです。誰の手にもセキュリティがいきわたるために何が必要かについて説明します。(全文はこちら)

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