「サイバーセキュリティ」の認知は5割弱にとどまる、若い世代が低い傾向に
こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」9月26日の放送内容を一部抜粋しご紹介します
今回の解説ニュース
サイバーセキュリティの認知度について、若い世代が低い傾向にあるということです。サイバーセキュリティについて改めて触れるとともに、基本的なサイバーセキュリティの対策について説明します。
今回の調査では、2日間にわたって全国の20代から60代の男女1,000人を対象にインターネット調査を実施しています。結果として、「サイバーセキュリティ」という言葉を「知っている」と回答したのは5割弱に留まり、特に20代が32.7%、30代が36.6%と若い世代が低い傾向となりました。
また、プライベート使用のスマホ、パソコンのサイバーセキュリティ対策は全体で7割が対策を行っていると回答しましたが、60代が81.9%に対し、20代が58.5%と世代間の差がありました。対策としては、「セキュリティソフト・システムの導入」が35.9%、「ソフトウェアの定期的な更新」が32.5%であったということです。
改めて「サイバーセキュリティ」とは何を指すのか
サイバーセキュリティのサイバーはコンピュータやインターネットを表しますので、サイバースペースはコンピュータやインターネット上に構築された空間を意味します。セキュリティは安全を表しますので、サイバーセキュリティはコンピュータやインターネット上の安全を意味します。
例えば、Aさんがスマホに写真を保存していたとします。Aさんは誰かに写真を削除されては困るのではないかと思われます。そのために、スマホを勝手に操作されないように、パスワードや指紋認証、顔認証を設定して、勝手に写真を消されないように対策することができます。また、Aさん本人が間違えて写真を削除してしまうことも考えられますので、バックアップを取得しておけば、削除してしまった写真を復元することができるかもしれません。
このように、攻撃者やマルウェア、人為的なミスも含めて、コンピュータやインターネット上の脅威となりうる原因へ対策することで、安全を担保することをサイバーセキュリティと呼ぶことが多いようです。
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