詩「夜明けの雫」
凍てつく夜空に瞬く星に誘われ
僕はひとりで旅に出る
あの日流しそびれた涙と
ひとかけらの後悔を連れて
星を辿って着いたのは
あの日の僕が入り込んだ
暗くて冷たい迷路の隙間
伝えたかったことがあるんだ
独りで凍えたあの日の僕に
涙を堪えて震えた僕に
今なら言える魔法の言葉
きっと心に灯をともし
孤独を融かしてゆくだろう
ひとかけらの後悔は
星たちの祝福を受けて
朝陽にきらめく希望に変わる
あの日の涙も光にとけて
いつかどこかで輝くように
***
俳句を始める前日(2022/12/17、なのでとても寒そうです)、「創作活動を再開したい!」という思いに駆られて書いたものです。折角なので旅の恥を掻き捨ててみます。
これからたまに詩も書けたら良いなと思いますが、どうなることやら……。
ギャラリーより井上タクミ -プラネタリアン様の素敵な星空のお写真をお借りしました。どうもありがとうございました。
いただいたご支援は、心の糧とさせて頂きます。