見出し画像

素敵な文章を書きたい

素敵な文章を書きたい。
導入からグッと読者の心をつかみ最後まで離さない。
主張とテンポに一貫性がある。
読後に何か1つ、学びや気づきがある。
人の心を動かす。人の背中を一押しする。
そんな文章を書きたい。

20歳のころ、大学の授業で作文講座に参加した。
いまや有名なエッセイスト・批評家になった方が講師だった。
15名ほど授業を受けており、各自が課題〆切にあわせて作文を書き、講師へ提出する。〆切後の授業で、講師から1人ずつ講評がなされる。

何をテーマに文章を書いたかは忘れた。
ある回の授業で僕は講師に告げられる。

「君は部屋の中で閉じられた窓の前に立っている。窓越しに外の世界を見ている。でも、窓を開けてみると新しい世界を肉眼で見ることができる。君はぜひ、勇気を出して、窓を開けてみなさい。」

10年近く経つが、いまだにその言葉は僕を捉え、縛り、悩ませる。

素敵な文章を書きたい。
勇気を出して、己に正直で誠実な、取り繕わない、自らをも救う。
そんな文章を書きたい。

眠くなってきたので、今日はここまで。
おやすみなさい。また明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?