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ゆっくり。着実に。劇的に。

先日、29歳になった。

大学を卒業し、社会に出てからこの6年間、勤務地や職種、住まいや人間関係も変わってきた。好きな街が増えた。友人や大事な人が全国にいる。社会人になった頃には想像もつかない変化だ。

自分の強さを過剰に見立てたり、どうしようもない弱さに愕然とした。それらに向き合ったり避けたりして、どうにかこうにか生活してきた。

あるドラマで聞いた「18歳からの10年間と、28歳からの10年間は比べ物にならないほど違うぞ」というセリフは、この1年痛いほど僕の心を刺した。

この10年は自分にとって合っていたのか。これからの10年は自分はどうしていきたいのか。考えを巡らせるたびに、呼吸は浅くなった。コーヒーを飲み、身体を温め、深呼吸する時間が愛おしく感じられるようになった。

程度や熱量の差こそあれ、ゆっくりとはしているが、着実に、日々の積み重ねによって、僕は6年前や10年前よりかは劇的に変わってきた。それは紛れもない。深呼吸する時間を愛おしく感じるなんて、18歳の頃にはなかった。

春は変化の多い季節だ。僕の身の回りにも変化があるだろう。その変化をきっかけに自分を変えるタイミングだとも思うが、あくまで変化はきっかけでしかないとも思う。

変化は知らず知らず、微かに、ゆっくりと起こる。日々の中で、それを忘れずに過ごしていきたい。

今日はここまで。
おやすみなさい。また明日。

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