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読書はマラソンに似ている

読書はマラソンに似ている。
一度足を止めると、次に走り出す時に足が重い。

読書はマラソンに似ている。
毎日少しずつでも走っていれば、日に日にもっと長く走れるようになる。
一か月ぶりに走ったら、すぐに息が切れるし、あんまり長くは走れない。

読書はマラソンに似ている。
走っていると苦しいこともあるが、ランナーズ・ハイが訪れることもある!

読書はマラソンに似ている。
ほとんど季節を選ばない。
朝走るのも気持ちがいいし、夜走るのもまた心地よい。

読書はマラソンに似ている。
特別な資格はいらないし、高価な道具はなくてもいい。
名門校を出ている必要は無いし、違う競技出身だっていい。

読書はマラソンに似ている。
たとえ少しずつでも、前に進み続けさえすればちゃんとゴールに辿り着く。

読書はマラソンに似ている。
ゴールすることがすべてではない。
もし、ゴールすることがすべてならば、
電車に乗ったり、自動車でゴールへ向かったほうが早いし楽だ。

そうではなくて、
走ること自体が心地良く、
走っている最中にいろんな景色に巡り合えることが愉しいのだ。

読書はマラソンに似ている。
走っていると苦しくて走るのを辞めたくなる時がある。
ゴールすることがすべてではないが、
完走すると達成感が湧いてくるのもまたたしかだ。

読書はマラソンに似ている。
いままで走ってきた分だけ、足腰が強くなっているし、心肺機能が高まっているし、体力が養われているし、たくさんの景色を知っている。


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