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読書ノート/読書感想文

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■マガジン制作の目的 読書において、 ・考えたことを整理し、より深く考え、 ・感じたことを言語化し、 ・発見したことを言語化し、保存し、 ・思いついたこと、覚えておきたいことを保…
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#読書感想文

名付けて、「ドストエフスキー効果」~「カラマーゾフの兄弟」を読み終えてから少し経…

2か月くらい前に「カラマーゾフの兄弟」を読み終えた。 あんなに巨大な小説を読んだのは人生で…

七味唐辛子
5か月前
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「太陽の季節」(石原慎太郎)【読書ノート】

まず、タイトルがいいなー。 石原慎太郎さんの他の著書、「灰色の教室」、「処刑の部屋」、「…

七味唐辛子
5か月前
11

「憂国」(三島由紀夫)【読書ノート】

「切腹のシーン」を文章で書こうとしても、たぶんこれ以上のものは誰も書けないだろうという気…

七味唐辛子
5か月前
13

「海辺のカフカ」(村上春樹)【読書ノート】

村上春樹さんの小説を初めて読んだ。 まず、構成に驚いた。 「カラスと呼ばれる少年」という…

七味唐辛子
5か月前
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「コンビニ人間」(村田沙耶香)【読書感想文】

言葉や文章の世界には興味がありながらも、いままで純文学をちゃんと読んでこなかったという後…

七味唐辛子
9か月前
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「告白 三島由紀夫未公開インタビュー」講談社【読書感想文】

三島由紀夫とその美文の秘密 三島由紀夫の一体何に惹かれるのか―。 何よりもまずその文章の…

七味唐辛子
9か月前
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キャッチャー・イン・ザ・ライ(J・D・サリンジャー)訳:村上春樹【読書ノート】

ライ麦のライと、嘘の「Lie」がかかってるのかなぁ?と思いました。 つまり、「ライ麦畑」=「嘘だらけの世の中」ということなんじゃないかなぁと。 この前ロシア文学を読んで、外国文学の世界に興味が出ました。 そこで、違う国の文学も読んでみたいなぁと。 アメリカに興味あるけど、アメリカの文学を読んだことがなかったので、読んでみようと。 その中で、聞いたことのある作品からまずは読んでみようということで、キャッチャー・イン・ザ・ライを手に取りました。 タイトルだけ聴くと、なんと

野心のすすめ(林真理子)【読書ノート】

著者の「野心」の定義とは私の定義は少し違うとは思いましたが、「もっとエネルギーを引き出し…

七味唐辛子
5か月前
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ゲゲゲの人生 わが道を行く(水木しげる)【読書感想文】

ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげるさんの自伝を読みました。 水木さんは戦争に行かれ、そこで…

七味唐辛子
7か月前
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【完】カラマーゾフ万歳!【カラマーゾフの兄弟との格闘日記④】

8月頃から読み始めて4か月ほど、ついに「カラマーゾフの兄弟」を読み終えました。 読書体験記…

七味唐辛子
7か月前
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いまこそ読みたい「バカの壁」【読書ノート】

こ、これだ、、私の思っていたことは・・・! と、読んだ瞬間にビビッと来ました。 「バカの…

七味唐辛子
7か月前
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#3 カラマーゾフの兄弟が難しすぎたので色んな読書法を編み出しました。【カラマー…

「カラマーゾフの兄弟」を読んでいます。 格闘日記、ラウンド3です。 ラウンド2では、いかに…

七味唐辛子
8か月前
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#2「どうして読むのがこんなに大変なんだ!」【カラマーゾフの兄弟との格闘日記②】

カラマーゾフの兄弟を「必死に」読んでいます。 読むのが大変すぎて涙目になっています。 読ん…

七味唐辛子
8か月前
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人はなぜ、古典に行く着くのか?私は何故「カラマーゾフの兄弟」を読むのか。いや、読まねばならぬのか。【カラマーゾフの兄弟との格闘日記①】

これは村上春樹さんの言葉です。 また、私が私淑している、明治大学文学部教授の齋藤孝さんは「カラマーゾフの兄弟」についてこんなふうに評しています。 齋藤先生は他の多くの著書の中でも「カラマーゾフの兄弟」を推しまくっています。 更に、私は最近三島由紀夫に興味があって、いくつか著書を読んでいく中で読んだ「仮面の告白」の序文では「カラマーゾフの兄弟」の一節が引用されていました。 更に更に、私は北野武さんの映画が好きなのですが、その北野武さんが本の中で戦後の代表的な映画監督3人