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読書ノート/読書感想文

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■マガジン制作の目的 読書において、 ・考えたことを整理し、より深く考え、 ・感じたことを言語化し、 ・発見したことを言語化し、保存し、 ・思いついたこと、覚えておきたいことを保…
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#エッセイ部門

名付けて、「ドストエフスキー効果」~「カラマーゾフの兄弟」を読み終えてから少し経…

2か月くらい前に「カラマーゾフの兄弟」を読み終えた。 あんなに巨大な小説を読んだのは人生で…

七味唐辛子
5か月前
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「海辺のカフカ」(村上春樹)【読書ノート】

村上春樹さんの小説を初めて読んだ。 まず、構成に驚いた。 「カラスと呼ばれる少年」という…

七味唐辛子
5か月前
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「コンビニ人間」(村田沙耶香)【読書感想文】

言葉や文章の世界には興味がありながらも、いままで純文学をちゃんと読んでこなかったという後…

七味唐辛子
9か月前
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「告白 三島由紀夫未公開インタビュー」講談社【読書感想文】

三島由紀夫とその美文の秘密 三島由紀夫の一体何に惹かれるのか―。 何よりもまずその文章の…

七味唐辛子
9か月前
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キャッチャー・イン・ザ・ライ(J・D・サリンジャー)訳:村上春樹【読書ノート】

ライ麦のライと、嘘の「Lie」がかかってるのかなぁ?と思いました。 つまり、「ライ麦畑」=「…

七味唐辛子
6か月前
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カラマーゾフの兄弟にみるロシアの食文化【カラマーゾフの兄弟の研究レポート①】

カラマーゾフの兄弟を読んでいく中で、ロシアの食文化に興味が出たので、少し調べてみましたの…

七味唐辛子
7か月前
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いまこそ読みたい「バカの壁」【読書ノート】

こ、これだ、、私の思っていたことは・・・! と、読んだ瞬間にビビッと来ました。 「バカの壁」が初めて世に出たのは2003年4月10日。 今からおよそ20年前。 だけど、この本は20年後の今こそ読むべき本だと思いました。 (もちろん、今に限らず、普遍的な内容だと思います。) 「バカの壁」とは まず、バカの壁とはなんでしょうか。 養老孟司先生は、はじめに以下のように述べています。 ただし、ここで間違えてはいけないのは、バカには話が通じない、というような意味合いではないと

#3 カラマーゾフの兄弟が難しすぎたので色んな読書法を編み出しました。【カラマー…

「カラマーゾフの兄弟」を読んでいます。 格闘日記、ラウンド3です。 ラウンド2では、いかに…

七味唐辛子
8か月前
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人はなぜ、古典に行く着くのか?私は何故「カラマーゾフの兄弟」を読むのか。いや、読…

これは村上春樹さんの言葉です。 また、私が私淑している、明治大学文学部教授の齋藤孝さんは…

七味唐辛子
8か月前
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芸術起業論(村上隆)読書ノート

要旨の解釈 ・芸術制作は商業行為である。だから、ビジネスセンス、マネジメントセンスが必要…

七味唐辛子
8か月前
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「われ広告の鬼とならん 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯」 (船越健之助)…

国内では最大、世界でも屈指の広告代理店、電通。 その歴史はそのまま日本の広告代理店ビジネ…

七味唐辛子
9か月前
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「われ広告の鬼とならん 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯」 (船越健之助)…

電通を世界企業にした男、電通四代目社長、通称・広告の鬼、吉田秀雄の伝記、「われ広告の鬼と…

七味唐辛子
9か月前
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「われ広告の鬼とならん 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯」 (船越健之助)…

今日の大企業は、はじめから大企業だった訳ではありません。 大企業になっていった軌跡を紐解…

七味唐辛子
9か月前
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生きっぱなしの記(阿久悠)【読書感想文】

「この歌、いいなー」と思って調べてみると、 「作詞:阿久悠」という表記が目に飛び込んでくる。 この現象が頻繁に起きる。 「あ、これも阿久悠の作詞だ。」 次第に、「私は、ひょっとしたら阿久悠の歌詞が好きなのかもしれない。」 という恋のような始まり方で阿久悠への興味を自覚するようになった。 そんなある時、阿久悠記念館なるものがあることを知り、すぐさま足を運んだ。 阿久悠の遺した作品、仕事の数々を知り、阿久悠への興味が一層強まるとともに、尊敬の念が芽生えた。 もっと阿久悠さ