生きづらさを抱えながら『推し、燃ゆ/宇佐見りん』感想
どんな話
アイドル、上野真幸の炎上を軸に彼を推す高校生あかりの日常を描いた話。
感想
周りが当たり前にできていることができない。周りからもそれを理解されない。あかりは生きづらさを抱えているけれど、それでも推しを推し続けている時だけは生きている気がする。テレビやラジオなどに出た推しの発言を一字一句書き留め、推しを解釈し続ける。それだけが自分にできる唯一のことだから。
読んでいる間は体がどんよりと重くて、少し苦しかった。
彼女はこれからも這いつくばりながら生きていくのだろうけど、少しずつ生きやすくなっていったらいいなと思った。
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