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読書日記

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夢と友情と星空と 『星に願いを、そして手を。/青羽悠』 感想

夢と友情と星空と 『星に願いを、そして手を。/青羽悠』 感想

こんにちは。しちいろです。

今日は青羽悠さんの『星に願いを、そして手を。』について書いていきたいと思います。

あらすじ

お世話になっていたプラネタリウムの館長の死をきっかけに、祐人は高校以来疎遠になっていた幼馴染みの理奈、春樹、薫と再会する。そこで祐人は理奈に「夢を追うことをどうして諦めたのか」と問われ、自身が諦めた夢について考えはじめる。その一方で理奈も、自分が夢を追い続けることに迷いを感

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あの頃の自分へ『雨の降る日は学校に行かない/相沢沙呼』

あの頃の自分へ『雨の降る日は学校に行かない/相沢沙呼』

中学時代、学校に行くのが嫌だった。

いじめにあっていたわけではない。ただ、女子同士のよくある陰口の言い合いだとか、運動ができないから体育の時間や部活動が苦痛だとか、そういうものが積み重なって、息苦しくなって、辛かった。

どうしても、行けなかった。

この本は、学校に息苦しさを感じている女子中学生6人からなる、短編集だ。

彼女たちの悩みはそれぞれ違っていた。いじめ、保健室登校、グループ内での自

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温かいスープと恋模様『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー/友井羊』

温かいスープと恋模様『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー/友井羊』

スープ屋『しずく』のシェフ・麻野とその客である理恵が、お客の悩みや謎を解くシリーズの3作目。

今作は前半の2話に出てくる人達の行動がちょっと嫌だった。勝手に人の通帳見たり封筒を開けたり、恋に必死だったとはいえ理恵に嫌がらせをしたり。

でもやっぱり出てくるスープが美味しそうなのと、理恵と露ちゃん、麻野の3人の関係がほっこりする。そしてすこーーーーーーしではあるけど麻野と理恵の恋が進んでるのがよか

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