萩野なつみ 詩集『トレモロ』(注文チラシ付)
『遠葬』より4年。
萩野なつみの第二詩集が発行となります。
たたん、たたん
途上
鳴いたのは刻むため
去った星も
ほどける影も
☆
稲穂、凪いで
きしむ心音の
つづるゆくさき
雲の鱗のふちを
こまやかに舐める陽
きららかに
くずれてはのびて
追うようにおまえはゆく
いっしんに
まるでそこに
その果てに
みずからを埋めにゆくように
「あけぼの」より抜粋
身構える必要はなく、呼び出される光景に、浸ればいい。
感情はそのなかからやってくる。
栞文・暁方ミセイ
前詩集が「葬」に視点を置いていたのに対し、今回はむしろそれらの肯定と「生」の持続をうたう方へと大きく展開しているように思われる。
栞文・田野倉康一
ただいま置いていただける書店さまを募集中です。
発売は11月15日となります。
ぜひご検討ください。どうぞよろしくお願いいたします!
著者 萩野なつみ
四六判・並製・カバー、帯付き
112ページ
1700円+税
発行 10月21日
発売 11月15日頃
ISBN 978-4-87944-425-7
装幀 佐野裕哉
栞 暁方ミセイ・田野倉康一
書店さまへ
一冊よりご注文を承ります。
直接取り引き(委託70%・買い切り60%)と、取次ぎは地方小出版流通センター様へのご注文が可能です。
詳細は下記のチラシでもご確認いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?