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「まごわやさしい」で毎日の健康管理!バランスの良い食事のヒント

いよいよ秋も深まる頃。「涼しくて過ごしやすい~♪」という季節を超えて、寒い日もどんどん増えてきました。そこで心配となるのが、家族みんなの健康管理。防寒着を引っ張り出し、乾燥対策をし、温かい食事を用意し‥と、忙しく冬支度をしている方もいるのではないでしょうか?

今回は、この季節だからこそ改めておさらいしたい「まごわやさしい」食事についてご紹介!毎日の食事のヒントとして、ぜひお役立てください。

●健康のキホン!「まごわやさしい」食事

「まごわやさしい」とは、健康の維持と増進に役立つ食品の頭文字を組み合わせてつくられた造語です。その内容を詳しくみていきましょう。

【ま】:豆類
大豆をはじめとする豆腐や納豆、おから、豆乳、凍り豆腐などの大豆食品は、良質のタンパク質をはじめ、ビタミン、カルシウム、食物繊維、レシチンなどが豊富に含まれています。

【ご】:ごま
ごまは、カルシウムや鉄、セレンなどのミネラル類、食物繊維、タンパク質などの有効な補給源となります。

【わ】:わかめなどの海藻類
わかめ、海苔、コンブ、ひじきといった海藻類は、マグネシウムやカルシウム、鉄、亜鉛などの不足しやすいミネラルが豊富!さらに、食物繊維の宝庫でもあります。

【や】:野菜
野菜は、ビタミン・ミネラル、食物繊維の補給源として優れています。

【さ】:魚
魚介類はタンパク源として優れているほか、オメガ-3という健康効果の高い脂肪酸を豊富に含んでいます。オメガ-3脂肪酸の中にはDHAが含まれており、学習能力を高める働きがあるといわれています。

【し】:しいたけなどのキノコ類
キノコには、骨を丈夫にするビタミンDや食物繊維がたっぷり。ヘルシーなのも魅力です。

【い】:いも類
じゃがいもやさつまいもなどのいも類は、現代人が不足しがちな食物繊維の有効な補給源です。

「これらの食材を毎食使わなければいけないの‥?」と思った方もいるかもしれません。「まごわやさしい」を毎食網羅するのは、とても大変なことです。大切なのは、これらの食品の組み合わせ方!

たとえば、主菜が焼き魚なら味噌汁には野菜とキノコを入れよう。今日は海藻サラダをプラスしよう。今晩はさつまいもご飯にしよう。たくさん作るのは大変だから、具だくさんの鍋にしちゃおう!こんな具合に、無理のない範囲で意識しましょう。つくる時間がなければ、買ってきたものでも十分!このあとの食事から、ぜひ実践してみてください。

●「まごわやさしい」はバランスの良い食事のヒント

私たちの身体と健康は、口にいれたものからつくられていきます。しかし、そうとはわかっていながらも、忙しくて満足な食事が摂れなかったり、いつも同じようなメニューしか作れなかったりすることもありますよね。

そんなときは、ぜひ「まごわやさしい」を思い出してみてください。今日の食事やお弁当にプラスすると、よりバランスが良くなる食品はなにか?レストランやコンビニで、もう一品プラスして買うと良い商品はなにか?がわかるようになってくるはずです。

誰にとっても効果的な食品である「まごわやさしい」は、あれもこれも摂取しなくちゃ!と難しく考える必要はありません。バランスの良い食事のヒントとしてとらえましょう。旬の食材を使い、その季節に合った調理法で、家族の食事に手軽に取り入れてみてくださいね。