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「食育」とは?子どもの健やかな心と体の成長のためにも「食育」を!

6月は「食育月間」です。今回は子育てにおいてなぜ「食育」が必要なのかと、七田式がお勧めする「食育」についてお伝えします。

●なぜ「食育」は大切なのか?

政府が示している食育の定義は『食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること』となっています。

「食育」が促進されるようになった背景としては、栄養の偏り肥満、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加があります。また、外国からの食料品の輸入など食の安全や信頼にかかわる問題など環境の変化も上げられます。

このような環境の変化により、正しい食に関する知識を身に付け、健康的な心身を維持する必要があります。そのためにも「食育」を通じて、「食べる力」=「生きる力」を子どもの頃から学ぶことが大切になってきているのです。

「食育」と聞いて、栄養のバランスなどを思い浮かべる人もいるかと思いますが、政府の定義に『様々な経験を通じて』とあるように、食事のバランスだけではなく、様々な食育の方法があります。

●「食育」にはどういうものがある?

ここでは、七田式が勧める食育の方法をご紹介します。

まずは、基本的な食生活についてです。私たちの心や脳を育てるのは、毎日摂取している食べ物です。食品添加物は、子どもたちの心と体に影響を与えます。そのため、人工物をあまり含まない食事が理想です。

七田式では、「まごわやさしい」食を推進しています。
ま:豆類
ご:ごま・種実類
わ:わかめ・海藻類
や:野菜類
さ:魚類(小魚・青魚)
し:しいたけ・きのこ類
い:イモ類

「まごわやさしい」食は、低脂肪で、エネルギー源の炭水化物と、代謝に必要なビタミン・ミネラルが十分に含まれています。これらの食材を使ったバランスのとれた食事が子どもの健康な心と脳を育ててくれます。

食事以外にも、食材に関する知識も「食育」になります。食べられる野草を調べて採取するなども食育です。今の時期でしたら、子どもと一緒に野菜の苗を植えて育てるというのも良いでしょう。

トマトやきゅうり、ナスといった夏野菜は比較的育てやすいですし、自分で世話をして収穫できた時はうれしくなります。野菜嫌いの子どもにとっても、自分が育てた野菜なら、一口でも食べてみようかなという気分にしてくれるでしょう。

また、お休みの日に一緒に料理をしてみるのも食育となります。いつも食べているご飯がどのように作られているのか知ることで、食事を作ってくれることのありがたみを知ることができます。子どもによっては、料理に目覚める子もいるかもしれません。

このように「食育」とは、バランスのとれた食事はもちろんですが、食材がどのように育てられているのか、食事はどのように作られているのかを知ることも「食育」になります。ぜひ、子どもには食事や食材に興味を持つ体験をたくさんさせてあげてください。

参考:食育の推進:農林水産省