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No.001 面白い写真を撮りたかったら、“目線を下げよう”

写真をうまく撮る方法はしばし質問されるので、ここで「フォトハッカー おもしろい写真を撮るヒント」と題して、僕の身につけてきた撮影テクニックをまとめていきたいと思う。

第一回は「目線を下げよう!!」。絞りだとか、シャッタースピードだとかISO感度だとかは、説明が難しいし、すでにたくさんネットにも文献があると思うのでそういうのは調べてみてください。iPhoneだと複雑なカスタマイズはできないしね。

このシリーズでは、おもしろい写真の撮り方に焦点をあててみたいとおもう。


さて、目線を下げるということだけど、やはり初心の撮影者は一番にこれが足りていないだろうと思う。綺麗な光景、撮影する場面に出くわした時に、どうしますか?

初心者は、その時の姿勢でそのまま、その位置からiPhoneやカメラを取り出し、撮影することがおおい。

そうすると、例えばヨセミテ公園に行ってリスを見つけた時に、こういう写真が生まれてしまう。

立っていたら目の前にリスが現れた→撮った、という写真。では、目線をグッと下げるとどうなるか?

こうなる。ヨセミテのハーフドームという岩山を背景に、リスのポーズが決まった。ずっと面白い写真になったんじゃないかな?つまらない岩の背景から奥行きのある背景になったと思う。


作例


視線を下げるのは、とくに子どもや動物の撮影に効果的。立った大人が彼らをみると、見下ろす形になるので、まず背景が地面のみになってしまう。それから、彼らの自然な表情をとらえたり、彼らの視点に立って撮影することができない。目線を同じ高さに合わせるというのは、彼らの世界を写す時に大切なこと。

僕には撮影の基本ポジションがあって、少し腰を折り曲げた地面から120センチくらい、胸の高さ。だから、一日撮影をした日は腰が筋肉痛になる。

胸の高さから、さらにかがんだり、しゃがんだり、地面にカメラを置いてみたり。いろいろと高さに工夫をすることで、全く違う写真を撮ることができる。


まとめ

1. しゃがんだり、腰を曲げて、胸の高さ以下で撮影することを意識しよう。

2. 動物や子どもを撮る時は、目線を彼らと同じ高さに合わせてみよう。


(写真はすべて僕によるものです。写真・文章の無断転載・使用を禁じます。)

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