見出し画像

『聲の形』が教えてくれること

今日も映画を観に行った。2016年に公開された『聲の形』。マンガ大賞に入賞するなどしていた頃からその存在を知っていて、最近アマプラでも観よう観ようと思っていたので、映画館で上映されていてラッキーだった。

色々考えさせられる映画だった。人を虐めた罪が自分に返ってきて、人を避けて、死を望んだ将也。踏みとどまった先に居た、寄り添ってくれる存在。人のことを想える自分。そしてそれは西宮も同じ。

誰かを認めること、そして認めてくれる人がいることが、人生において本当に大事なんだと思った。私自身も、どこか人を避けてしまうところがあり、将也の見る人々の顔に×がついていたのは、なんだか他人事とは思えなかった。大切な存在は気づかないだけで近くにいる。失ってからでは遅い。

登場人物それぞれに色が出ていたのもいいと思った。とても腹立たしい人間もいれば、冷たく心のない人間もいた。しかし、自分が実際ここにいたら、味方でいられるのだろうか?と考えた。だから、単なる悪役という位置づけにはならなかった。

これから続く人生で、色んな人と関わり、いいこともあれば悪いこともあるだろう。本当に心を通わせることのできる関係を築いていけたら幸せだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?