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ユーザー視点を取り戻す為にした事

一見簡単なようで難しいユーザー視点。どんなにユーザー視点を意識してはいても、制作を進めていく過程や運用のフェーズに入ると、どうしてもその視点を失いがちになる。
今回はユーザー視点を取り戻すキッカケになった事を書いていきます。

設計段階までは順調(のように感じる)

WEBサイト構築の場合、まずはユーザーを見据えたマーケティング分析を行い、クライアントと共通認識を持った上で、ユーザーのニーズを汲み取ったWEBサイトを構築していく。

当たり前だが、クライアント含めこのプロジェクトに関わる全ての人物はエンドユーザーにはなりえない。この設計の段階で出てくるユーザー視点はあくまで仮説であって、そこに最適化が出来たからといって、本当にユーザーが満足するものが構築出来るかも分からない。

プロジェクトに携わる人間がユーザー視点を持つことは難しい

WEBサイトの制作の場合でいえば、それぞれ何らかの得意分野を持った人間でプロジェクトチームを構成する。例えばディレクター、デザイナー、エンジニア、ライターなど。

勿論、プロジェクトに関わる人間は自分たちがベストだと思ったものを作っているので、改めてユーザー視点を持ちサイトの使いやすさ、コンテンツを判断しようとしても、公平なジャッジをする事が極めて難しい。

且つ、最近では職域の越境も進み、色々なスキルを持っているが故に一般のユーザーの視点や感じ方から、更に遠のいている気がしています。

経験のバイアスがかかり判断がつかない

例えばスマートフォンサイトなどでお馴染みのこの一番右のボタンをクリックしたらアコーディオンメニューが出る事を、サイト構築に関わる人間の多くは知っているし、疑問にも感じないかもしれないが。

一般のエンドユーザーからしたら、そもそもこのボタンが何を示しているから分からないといった事は往々にしてある。

制作サイトに近い人間ほど、その視点や判断が難しい。

プロジェクトに関わらない人にユーザーテストを実施

そこでプロジェクトに関わらない人で、且つその分野にリテラシーがあまりない人をランダムで選定し、WEBサイトのユーザーテストに協力してもらった。テストをした内容は下記2つの視点から。

・ユーザービリティ視点でのテスト(機能性の調査)
・コンテンツ視点でのテスト(興味・関心の調査)

ユーザービリティ視点でのテスト(機能性の調査)

実際にPC、スマートフォンでサイトを回遊して、こちらが指定した情報を収集してもらう。情報収集の途中で気になった点などの随時フィードバックをもらう。

コンテンツ視点でのテスト(興味・関心の調査)

サイトに訪れて、下記のフィードバックをもらう。
・どのタイトルが読んでみたいと思ったか(ベスト3)その理由
・その3記事を読んでみて特に印象に残った内容
・文章量は適度であったか

実際にテストを実施してみて思った事

サイト公開前や、解析ツールを導入出来ない場合、ユーザーテストは非常に有効な手段だと思います。実際にエンドユーザーになりえる方の生の声は非常に新鮮な発見が多く勉強になりました。

近視眼的マーケティングのようなもので、制作の視点が局所的になりすぎると、本来の目的がすり替わったり、主観的になってしまい。一見、簡単なユーザー視点が非常に難しいものになってしまう。

今後はプロジェクト外の方の力を積極的に借りながら、ユーザー視点を持つ工夫を続けていきたいと思います。

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Webディレクター/フロントエンドエンジニア
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