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サム・ライミは嘔吐シーンがお好き【ホラー映画を毎日観る人】(273日目) 「スペル Drag Me To Hell」

「スペル Drag Me To Hell」(2009)
サム・ライミ監督

◆あらすじ
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銀行の融資を担当する部署で働いているクリスティンの元にある日、不気味な老婆ガーナッシュが訪れる。老婆はローン支払いの延長を申し出るも、これまでに二度も延長していることからクリスティンは上司から断るように指示される。昇進がかかっていることもあり上司の指示に意見することもできず、老婆の頼みを断ってしまう。すると激昂した老婆にクリスティンは襲われ、呪いをかけられてしまう。
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サム・ライミ監督は口に何かを突っ込んだり、何かを吐かせるのが好きなんですかね?

「映画史は塗り替わる」等、予告のこういう文言に
時代を感じます。

ババアのゲロ直飲みとか汚い歯茎で顎をあむあむされるとか最悪ですし、全体を通して怖さや不気味さよりも群を抜いて不潔が圧勝しており食事中には絶対に見たくない作品でした。ケーキから目玉が飛び出したり、ババアから目玉が飛び出すシーンはめちゃめちゃ面白かったです。

ガーナッシュ役ローナ・レイヴァーの女優魂が
凄まじかったです。

登場人物は老害ババアのガーナッシュを筆頭に嫌な印象のキャラクターが多かったです。主人公のクリスティンは呪いに立ち向かう勇気ある女性という感じで好印象でした。

クリスティン役のアリソン•ローマン

ですが呪いをかけられたボタンを誰かに送れば自身の呪いが解けるということが終盤に分かるやいなや、そのボタンを見ず知らずの病弱な老人や自分の昇進の邪魔をした部下に押し付けようとする人間的な弱さが最後の最後に見えてしまい、なんだかなぁと思ってしまいました。あと、クリスティンが昔太っていたというエピソードが何の伏線にもなっていなかったんですけどあれは何だったんでしょうか。

霊媒師ショーン•サン•ディナと共にラミアと対峙する激アツ展開は多少コメディっぽさもありましたが派手なアクションが多く見応えがあって良かったです。ヤギが喋るのとかも面白かったです。

このシーンめっちゃ怖かったです。

終わり方はサム・ライミ監督っぽくて相当面白かったです。恋人クレイのラストの表情も最高でした。

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