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最悪なレモネード【ホラー映画を毎日観る人】(209日目)「キャビン•フィーバー」

「キャビン•フィーバー」(2002)
イーライ・ロス監督

◆あらすじ
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学生生活最後の夏休み、ポール達は森のキャビンで楽しく過ごしていた。しかし皮膚の爛れた血まみれの男が突然訪れ、追い返すも車を奪われそうになり挙げ句車内で吐血され散々な目に遭う。そして翌日、友人のカレンに同じような症状が現れる。仕方なくカレンを隔離し、助けを呼びに行くも町の人達はどこか様子がおかしい。そしてポール達はお互いに感染しているのではないかと疑心暗鬼になっていく。
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「ホステル」、「グリーンインフェルノ」、「アフターショック」などでお馴染みのイーライ・ロス監督の長編初監督作品で監督自身が19歳の時に皮膚病に感染した体験が元になっています。2016年には別監督ですがリメイクされています。

皮膚が腐る謎の感染症に怯え疑心暗鬼になる若者と
何か知っているがまったく助けてくれない地元住民

という構図が非常に面白く、謎が解けないままでしたが含みをもたせる嫌な終わり方と楽しそうな地元住民の反比例具合がとても良かったです。

非常事態にも関わらず、感染したカレンをほっといてマーシーと避妊もせずにセックスをして、流石に不安になったのか行為後に珍棒をリステリンで消毒するポールの愚かさには笑ってしまいました。
その後、感染したマーシーが呑気に風呂に入りムダ毛処理のためシェービングクリームを脛に塗り、
T字カミソリで剃っていくにつれて腐った皮膚があらわになる描写では鳥肌が立ちました。
このシーンすごいです!

雑貨屋にいるロン毛少年デニスがあまりにも謎
基本喋らずブランコに座っており、近くに”デニスには近づくな“という看板があり、実際近づくと噛みつきます。後半では感染したバートがこの店に助けを求めようとしたら突如「パンケーキ!パンケーキ!」と叫びながら少林寺拳法のような舞いを行った後にバートの手を噛みちぎりました。

余談ですが、冒頭から常に空気が読めずバカ話ばかりして場をシラケさせ、カレンの感染が発覚した途端にパニックを起こすムードブレイカーのバートがなぜこのグループにいられるのかまったく理解できませんでした。

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