HRBPって何だ?調べてみた。
どうも、しぶあつです。
お久しぶりのnoteです。
私事ではありますが、この6月より
HRBP(エイチアールビーピー)として新たなキャリアを始めました!
といってもHRBPはまだまだ認知度は高くなく、「HRBPって何!?」と問われることが多いです。
しかし、自分自身も上手く説明出来ず、しっくりくる回答を見つけられずにいました。
自分がこれからやる仕事の内容を説明出来ないというのはあまりにお粗末。
ということで今回はHRBPについて調べ、自分の中でのHRBP像を考えてみようと思い立ちこのnoteを書いています。
早速ネットサーフィンしてみたところ、WEB系企業におけるHRBPの事例はまだまだ多くないようです。
良い機会なので色々と調べた内容のまとめと共にHRBPという仕事の認知が高まってもらえたら幸いです。
そもそも人事の仕事って?
「人事(じんじ)とは、企業その他の団体・組織における職員の処遇などの決定に関する業務。」とされています。
私のエージェント時代の記憶をたどる限りは大きく、5つの役割(業務)に分類されていたと記憶しています。
1.人事企画(制度や評価、採用計画等の設計)
2.採用(新卒採用・中途採用業務全般)
3.研修(新入社員研修・リーダー研修等の社内研修の設計・実行等)
4.労務(「労働」に関する給与計算以外の事務処理全般)
5.給与計算(労働契約の履行や税金や社会保険などの公的手続き等)
※会社の規模などによってまとめられていることも多くありますが、ここでは便宜上、このような形でまとめさせていただきますことご容赦ください。
一般的に認知されている人事の業務はこれで一定網羅出来ていそうな雰囲気はありますがHRBPという役割はここでは出てきません。
では、改めて。
ではHRBPとは?
「HRビジネスパートナー(HRBP)」とは、経営者や事業責任者に対するビジネス上のパートナーとして、特に人と組織の面からサポートを提供し、事業成長を実現するプロフェッショナルのことを指します。参照元:https://bizhint.jp/keyword/14194
「戦略人事」とされることもあったり、戦略人事の中に包括されることもあるみたいです。上述の人事分類の中では、「人事企画」に近そうですね。
そもそもHRBPの始まりはどこなのでしょう?
調べてみると、どうやら人事やリーダーシップ、組織論の分野の権威であるデイビッド・ウルリッチ氏によって戦略人事の必要性が謳われたことがはじまりのようです。
戦略人事…人事部は従来の管理業務を中心とした人事から、事業戦略の実現をサポートする、より戦略的な人事に転換すべきであるという考え方としているようです。
つまり、旧来型の人事を「守り」とするなら戦略人事やHRBPは「攻め」のスタンス。
経営やビジネスの方針などに沿った人事戦略を検討していく。
外資系企業においてはそのポジションに就かれている方の記事などを確認出来ます。
各社HRBPとしての役割を担っている方が適切に機能しているようで、とても参考になるまとめでした。
しかし、やはりWeb業界のHRBPはまだまだ知名度が低いです。
HRBPを社内に置く企業はグローバルで巨大な企業が多い印象であり、実際に事業毎や国毎にHRBPを置くという会社もあるみたいです。
実際、日本のWeb業界で人数規模としても数千人を超える企業の数は少なく、まだまだHRBPの必要性が感じられてないということもありそうです。
また、戦略人事という言葉は私がエージェントをしていた10年近く前からありましたが、HRBPというポジション名を聞くようになったのは最近のことと認識しています。
これは近年になり、人材にまつわる戦略がより経営と密接に関与するようになっていたり、事業部や部門からの期待や要望にフレキシブルに応えていく必要が出てきたことの表れのように感じています。
今回、いろいろな記事を見ていく中で人事として期待されている役割は本当に大きくなっていて、HRBPはその期待が顕在化したようなポジションなのだなと襟を正す気持ちになりました。
個人的に目指したいHRBPとは?
私は今回のまとめをしていく中でHRBPという職を
「人・技術・事業・ビジネス・組織、そしてそれらの行く方向をすべて把握し、最適な人事戦略を企画・提案・実行していくポジション。」
と捉えました。そして、そうありたいな、とも。
個人的な目標は「ビジネス組織の中で小さな生態系を作りたい。」と考えています。
HRBPである自分をきっかけとして作り出した組織や施策が無理なく、自然な形で最適化運営されている状態を作り出す。
自然発生した高いモチベーションによってより良い成果に結びつき、ポジティブな循環を作り出していく。
一方で共に働く仲間たちが新たなチャレンジをしていく媒介になっていく。
そんな立ち回りを実現させていきたいと思います。
Web企業においてはまだまだ認知度が低いポジションではありますが、今後は益々の業界規模の拡大に伴い、組織の拡大が各社で見られます。
今だからこそ必要とされるべきポジションなのではないかと少し先の未来を想像し、とてもワクワクしています。
それと同時に現時点の自身の力では圧倒的な能力不足を危機感として強く抱いており、今後理想の組織を作り出すためにさらなる成長をしていきたいと強く感じています。
このnoteを書き始めてから、リリースに至るまでにHRBPに関する記事が世の中で以前よりも多く出ているようです。
HRBPの方が主催するイベントなども発見しました(行ってきます)。
私も業界の活性化とHRBPの知名度向上に向けた一助になれるよう頑張りたいな、という思いと共に今回のnoteを締めさせていただきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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