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せどり注意報~理想と現実~

こんばんわ。しべけんです。

あっちゃんがせどりについて丁寧に説明してくれていたので、
まずはこちらをご覧ください。

ちなみに、しべけんの立場としてはせどりはさんざんやってきているし、せどりを否定したいということではなく、あくまでも注意報としてせどりの大変さをお伝えできればと思っていますので、ご理解ください。さらにいうと、中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITYにはたくさんお世話になっており様々なジャンルの難しい話も丁寧に説明していただいていて非常に助かっております。この場を借りて御礼申し上げます。あっちゃんいつもありがとうございます!(笑)

そして、転売ヤーの違いや、せどりが合法であることに関しては非常にわかりやすいですね。

そのうえで、あっちゃんの言っているせどりをすべきであるという話と、実際にやってみてどういう違いがあるのかということを深堀していきます。あっちゃんが言っていることは正しいという前提のもとに"ズレ"の部分にフォーカスしていきます。

おススメする背景として
ネットの進化で商売が民主化した。そしてせどりに特化したツールがあることで誰もがプロ以上にできるようになった。
とおっしゃっております。

おや?ネットの進化で商売が民主化した。というのは事実として、翻訳すると民主化するということはだれでも同じことができるということなので、裾野は広がり参入障壁は下がったが、競争は激化した。と捉える必要がありますし、ツールを使ってプロを超えることはできません。それはプロも使っているからです。むしろ、プロは様々なツールを使い、時には自身でツールを開発しています。信じられないくらい競争は激化しています。なので、この最初の入り口の時点で、手放しに喜ばないほうが良いです。

②スキマ時間でできるという感覚のズレ
スキマ時間の定義によると思います。仕事が終わって帰ってきて夕飯食べてたまたま2-3時間のスキマ時間があるのかということです。私の感覚でいうとリサーチ2時間くらいすると結構疲れます。さらに出荷の手続きやらなんやらで細かい作業の連続です。多分毎日3時間くらいはかかるんじゃないかな。あっちゃんも2-3時間コミットできればと言ってますが、2-3時間コミットするというのはスキマ時間ではなく、労働と呼ぶのではと思った次第です。ちょっと時間があるからやるというよりは、しっかり時間を確保して真剣に取り組まなければ収益は出ません。ということをお伝えしたいです。

③資金10万円で始められる
たしかに、仕入れ10万円ではじめられますね。この時に大事なのはいくら稼ぎたいかということになります。以前記事を書きましたが、10万円で稼げるのはせいぜい1万円がいいところです。https://note.com/shibeken/n/ne9b81ad80cdb

10万円分何を仕入れて何を何個売りますか?最低でも下記の工程を踏むイメージが持てていますか?

・売れている商品リサーチ
・アマゾン販売できるかどうか
・競合が少ないかどうか
・利益が出る仕入れ先の調査
・仕入れた商品の検品/梱包
・発送するまで家の一部分を占拠(※意外とこれ一番厄介)
・発送処理(もしくはアマゾンFBAへ納品処理)
・競合出現によるリスク

※について、ちょっと想像してみてください。10万円分の商品て何個くらいを想像されますか?仮に1万円の商品だったとして10個ですよね。1個のサイズどれくらいですか?最低でも引っ越しダンボール1個、場合によっては2個くらい家の場所が埋まっていきます。このあたりが、一番理論上の話と実際に家を占拠し続けてしまうので、家族からだいぶ冷ややかな視線を浴びます。あと、ひっきりなしに家に荷物が届きます(笑)

とまぁ、10万円仕入れるっていうのは思っている以上に大変で、意外と10万円の買い物経験されたことがある人は少ないと思います。家電や家具などの買い物はあるかと思いますが、たぶんせどりではそういう商品は扱わないですよね。だからイメージが持ちずらいのです。

結論として確かに10万円で始められますが、1万円稼ぐために10万円分売れる努力や苦労ができますか?ということです。

④特殊なスキルが必要ない
これはその通りですね。なので参入障壁が低く競合がたくさんいます。

⑤低リスク
このあたりは少しずれがある気がしてます。④で話している通り特殊なスキルが必要ない代わりに競争が激化しています。昨日まで売れていた商品が、1時間前まで売れていた商品が、突然売れなくなることがあります。大きな資本を持っている人たちのほうが大量に仕入れることができるため価格競争では副業レベルでは勝てないのです。ツールで売れている商品を見つけられるのはあなただけではなく、発見タイミングにズレはあるもののみんな見つけられるのです。見つけられてしまったら終わりです。本当にあっという間に競合が集まってきます。先に動けばせいぜい2-3日は先行メリットがあるのですが、自分の商品が売れ始めるとツールで察知しやすくなってしまうので自爆します。つまり、売れてないように売るしか察知されない方法がないというのが現状です。このあたりのテクニック的なところは機会あればまとめていきます。

⑥「せどりみーんなやってるんだよ」
そうなんです、みんなやってるから競争激化です(笑)

⑦パソコンはあったほうが便利
なければできません。競争相手はみんなPC持ってます。PC買えないくらいならせどりに手を出すべきではありません。

⑧せどり=Keepa
その通りです!このあたりもKeepaの検索の仕方はゆくゆくまとめると思います。

⑨古物商許可証
申請すればOKと言っていますが、賃貸なら建物賃貸借契約書の使用目的が居住のみの場合はNG。賃貸マンションの使用目的が居住のみになっている場合は場合大家がOK出したとしても、自分の所有だったとしても区分所有法に基づいてマンション管理団体の許可を取る必要があるケースもでてくる。地域によっては事業すること自体をNGという前提で建てられているマンションもあるので要注意。なので、古物商許可証を申請して通った場合も実は契約上違反している可能性があるということです。

⑩Amazonの活用(FBA)
これはその通りですね。これを使わない手はありません。大口でないとほぼカート取れないので小口はあまり意味ないと思ってます。※独自商品を売っている場合を除く

ということで、理論上とてもうまくいきそうなのですが、競合が多いということと思った以上の作業量があるということを理解したうえでそれでもせどりに取り組みたいという方は覚悟をもって取り組んでください。疲れますがせどり自体楽しいは楽しいです(笑)

実は、あっちゃんは序盤に、「江戸時代、せどりは事情通の人のためのビジネス」と言っていますが、今もそれはその通りで、いかに事情通になれるかがせどりのカギを握っているのは現代も変わりはありません。

みなさんのせどりに幸あれ!

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