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中国と敵対するのは愚か

yahooニュースに掲載されたこの記事に、何人もの専門家がコメントを書いていたが。どれも一般人並みに、中国への反感を剥き出しにしていた。専門家がこれではどうしようもない。

かつて日本が国家衰亡の危機に瀕したのは、中国と敵対したからである。どういう体制であれ、中国と決して敵対しないことが日本の国益だ。

そもそもこういう事態になったのは、日本がアメリカの太鼓持ちになっているからだ。アメリカとの付き合いは150年、だが中国との付き合いは2000年である。どうして中国よりアメリカを信用するのか。

この10年、日本は正面から中国と向き合ってもこなかった。まともな外交も対話もしていない。裏でこそこそとアメリカの工作に加わり、軍事に対する妄想とも言える過大な幻想を抱いてきた。全てが軍事で解決するという妄想は、かつて日本が陥った罠である。そこにまたハマるとは。

外交はミサイルより強し。ミサイルで国が守れるなどと言うのは、時代遅れの幻想であり、それこそ脳内御花畑の幻想に過ぎない。

本来なら日本は、台湾有事が起きないように尽力すべきなのに、起きるのを期待しているかのような愚かな道を歩んでいる。それより何より、日本経済も国民生活ももたない。売国政治家と防衛産業が高笑いするだけだ。

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