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秋篠宮紀子さんが和装で戴冠式参列/賛否あるが

 チャールズ3世の戴冠式に出席した紀子さんの和装に、賛否両論。西欧社会のドレスコードに合わせて洋装にすべきという意見多し。その通りだが、それを踏まえて、敢えて戦略的に和装にするのもありでは。アラブの王族の例もあり。

 ただ、「着付けがなっていない」「着崩れている」「下半身がよれよれ」という批判はちょっと可哀想。一流の着付師がついているはずだし、着崩れているというほどではないように見える。

 これは、ちょうど足を踏み出した時に写した写真だろう。もうちょっと小股で歩いた方がよかったとも思うし、小走りなどが残念だったが、着慣れていないのだから仕方がない。お茶や日本舞踊の先生ではないし。そもそも、雅子さんの体調が悪いから代わりに出席したわけだし。

 衣服はとても大切。衣服はそれに合う肉体を要求する。それは人間にとって根本的な価値観だ。日本人は多くの民族同様、洋装を受け入れて以降、体型を気にする人生になった。

 今、世界中で若者がヒップホップダンスを踊るのも、洋服を着ているからだ。そして、各地の伝統的な身体表現は消えようとしている。洋服は身体活動を根本的に変えた。

 日本にまだ着物が残っているのは奇跡だ。日常生活からは消えたが、非日常の晴れ着という位置を獲得したからだ。いつまで続くかわからないが。

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