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「あんなオクサンがいたらな」ではなくて、誰にでも必要だし得られるのです。

声に出して絶対読みたくない(嫌いな)日本語マイリストの一つ。
「内助の功」

うっかりそういう勘違い族が爆誕しそうだった8/17今朝の朝ドラらんまん。
(私はらんまんの大ファンですよ)。もちろん今日も素晴らしいドラマですし、ずっと好きですし、今朝も泣きそうだったし、だからドラマにケチ付けたいわけじゃないですよ、念のため。
ただね、あれ見て「だからなー、ああいう妻がいたら俺だってなー」「最近の女性はちっとも夫を立てるとか支えることをしないよなー」みたいなことを万が一言う(思う)人がいたら、

それじゃないからな。
…ということは最初に言っておきます。

で、ドラマの話はあとにして、最初にお伝えしたいことはこれ。
「人は誰でも自分を見失うことはあるもの」だということです。

人生のどこかのタイミングで、誰しも自分を見失ってしまっていることに本人は気づきにくくて、それゆえに迷子になって選択を誤ってしまうことがあるんだよね、ということです。

外から見たら「え?それってあなたっぽくないよね」とか「これまでずっとこうやってきたのに」とか「もともとあなたって、~だから…を大事にしたいって言って動いてたよ」とか、そういう(外から見たら)当たり前を本人がころっと忘れてしまう、そんなことはめちゃくちゃよくあります。

私が相談に乗るのは一期一会の場合が多いのですが、それでも経年でお付き合いのあるクライアントさんはそこそこいて(定期的に、という人もいれば、不定期に思い出したようにお越しになる方も)、そんな流れの中でご本人の迷いやゆれに出会うときにふと「◎◎さんはもともと~を大切にしていたと思いますが、その流れで考えたら今おっしゃっている路線が苦しいのはそりゃそうだよね、って思うんですけど」ってお伝えすることはあります。もちろん人は変わりますし、変わっていいですし、だからお話の流れの中で「ああ、だから今はこう選ぶのだな」と思えばそんな風には言いません。ただ、純粋にご自身が外部環境の変化の中でいろいろ適応しすぎていて、すっぱり自分の原点や譲れなかったはずの軸を忘れている、ということはままあります。そういうときには「確か~を大事にしたいと思っていて、その中でこんなことやあんなことを通じて結果を求めていましたよね。それとは今、どんな関わりになっていますか」というような問いを投げたりします。
「私…そういえばそうでしたね…」と忘れていた自分の根っこを思い出されるということは、よく起こります。
これは初対面の方でもあります。初対面でもお話をじっくり伺えば「この人の一貫したテーマのようなもの」は見えてきます。それを頭の中に置きながら、今をどうとらえているのか、どうしたいと思っているのかを問いかけながら、「やるべき」を考えすぎて「やりたい」を横に置いていないかを問いかけていくこともあります。

今日の朝ドラで田邊教授の妻、聡子が教授に対峙して教授自身が見えていないことを問いただした場面は、まさにこれでした。
教授は自分が「あの人のために」と役割行動で追い求めていたことを(その人が亡くなったことにより)奪い取られ、何もないし「あの人に申し訳ない」と呆然としていました。そのとき、妻は「今こそあなたがやりたいと思っていた(けれども上記の理由で忙しすぎて)やれなかったことをやれるときがきた」「あなたはもともとこの道を日本で最初に切り開いた人だ」「あなたの原点はここにある。何も奪われていない」と言うような意味の言葉を熱く伝え諭したのです。ほんと素敵だった(NHKプラスで見返そう)。
そのことによって、絶望の淵にいた教授が息を吹き返すどころか本来の姿以上(笑)にイキイキと道を歩み出したんですよね。

もちろんこのベースには妻の夫への尊敬や信頼、そして愛情があります。だからって、内助の功で片づけてもらっちゃ困ります(笑)。そうしてもらえるだけの関係性が二人にあったし、そもそも教授にそれだけの行動があったから成立するのであって、何もしてきてないのにその気にさせてくれる妻など求めてもらっても、どこにもいませんからね(これはたまたま朝ドラの主役が男性でしたが「あさが来た」のときの夫と舅もまさにこういう役割を果たしていましたので、女性だけに求められる役割じゃないですからお間違いなく・笑)。

最後、少し強引な話をしますが、この「自分が本当に大切にしたいと思っていることを自分以上に知っててくれて、思い出させてくれて、自分の進みたい道に誘ってくれる伴走者」というのが、実は、キャリアコンサルタントなんですよ、ってことは最後にちょっとお伝えしておきたいです(むしろ身内より客観的に聴けるから、やりやすいんですよ)。
なので、あなたがあなた自身のセンターにあるものを見失ってしまっているかも、と思うときにはぜひ、それを探す旅をお手伝いさせてくださいね。答えは間違いなく「あなたの中に」ありますから。


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