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「人」と「意見」を分けられるとそれだけで楽とお得が手に入るかもしれない

よく言われていることだが、改めて言う。
大事なことはみんなで何度でも言うといいと思うから。日本中の(?)人が言ってる真理だけど、うっかり忘れがちなこれを言っとく。

人(あなたにとってのどんな関係の人か) と 
意見(何をどうだと言っているのか) を分けよう。

(私にいつもあんな風にしてくる)人が言うことなんて聞けない
…ではなくて、そんな人だけど「言ってることはどうなんだろう」(まともなことで聞くべきことなのか、まったくそうは思えないことなのか、それ以外なのか)と。そして必要な意見なら(誰が言っていようと)「ちゃんと聞いて考えてみる(全部受け入れるという意味ではないよ)」という判断をしよう。

それに加えて、
「あなたに言われているその批判は、あなたの批判ではなくてあなたの意見や行動への批判だよ」ということ。
うん、特にこっちをクソデカボイスで言いたい。

そうすることがどれほどあなたに良いことをもたらすのか、についてまず、私の知り合いの皆さんには何度もお話しているこの話から。

あれは10年くらい前のこと。
ガチ本気系の学び場(週末×2週=4日間)に出会い、「これは面白そうだ」とピンと来て参加した。グループファシリテーションというお題で、ようは、グループの一員として(外部の人ではなくそのグループの成果にコミットする当事者として)成果を上げるための深くて有益な対話を生み出すファシリテーターとしての在り方・技能を学ぶという場だった。今振り返ってもあの学びは相当に自分の土台の一部を占めていると思う。
内容はもちろん素晴らしかったのだが、そこでの仲間との出会いが強烈だった。最高にいい出会いだった。それをいい出会いにできたのには、自分の在り方がとても大切だったなと思っている。それが今回の「人と意見を分ける」ということだった。

その場は4日間にわたってひたすら実践とふりかえりを繰り返す場で、徐々に難易度が上がっていくことはわかっていた。宿題をためるのが苦手なので(笑)、早く楽になりたくてトップバッターとしてまな板にのっかった私。グループで仮想の課題解決議論をして、時間内にゴールに向かう、その進行を担うのが役目だった。そして私は無事、時間内に所定のゴールに皆をつれていった。心の中で安堵した。でも本番はそのあとに起きた。
私の進行役としての在り方をメンバーとともにふりかえる時間の中で、自信満々に、心の中では「相当うまくやったよね、私」な気分で「いかがでしたか?」と問いかけたところ、あるメンバー(初対面)がこう言った。

「(私に)支配されて嫌だった」 と。

正直一瞬固まった。頭が真っ白になった。多分それは3秒以内(笑)
でももう一人の私は冷静だった。「落ち着け自分。意見をちゃんと聴け」って自分に言い聞かせることができた。いや、心は乱れていたんだけどね。
そのとき、それを言ってくれたその人の言い分は聞けば聞くほど妥当だった。そして私が見えていなかったことだらけだった。それを食らいついて聞いた。何がどう嫌だったのか?と。一つ一つが腑に落ちた。激痛だったけど痛くないふりをした(笑)。でも、そんな私の姿勢に、その人は高い敬意を寄せてくれたのがよくわかった。私にとっては幾重にもわたる学びだった。

その日の学びは10年過ぎた今でも忘れない。
そして私の確かな土台に埋め込まれていて、わたしを大きく進化させた。
ちなみにその時の相手とは、今めちゃくちゃ仲がいい。
まるで中学生男子が土手で殴り合いのけんかをしたあとのように(笑)

私は最初からこう考えられた人間ではない。もちろんない。
若いころはあんな奴の言うことは聞かない、みたいなことをずっと繰り返してきたし、自分に対して言ってくれる助言や反対意見も、自分への否定だと反射的に拒否していた時代が相当ある。
そして、それは違うとわかっている今だって、批判や反対意見には最初ドキドキしちゃうし「はあ?」って反射的な怒りがわく(修行が足りない笑)。

でも今のわたしは、そういう最初の反応を学習で抑えることができる。
そのうえで「単なるいわれなき私への否定」なのか「私の主張や行動に対する意見」なのかを考えられるようになった。存在への否定(めったにない)については半分スルーしていて(笑)、主張や行動への意見は受け止めて考えるようにしている。そうすると得られるものがとっても大きいってことがわかっているから。
あと、そうやってちゃんと考えると
自分自身の存在への批判なんて、ほとんどないんだ、ってこともわかるからいらぬ不快を拾うことも減ったよね。これは相当楽になるよね。

たまたま私のたった一つの事例をあげたけれど、現実に私がクライアントのお話を伺っていると、本当にこの誤解、誤読がめちゃくちゃ多い。それを一つ一つ丁寧に確認してふりかえっていくと、実はその人の自信を喪失させている(と思っている)相手が、その人のことを一生懸命に応援している人なんだ、ってことが見つかったりする。

こんなことは自分以外の周りの人の様子を意識してみてみるといくらでもある。そのたびに傍観者(観察者)として「次この人はどんなふうに反応するのかな」とみている。そして7割くらいの人が人と意見を分けられなくて、もったいないことをしているなあと思う(関係性のある場であれば、もちろんその対話の中にある誤解は解くように介入する)。

年下の経験の浅い人に言われたからムッとする、みたいな人は(私の同世代のみんなね)、もはやそこ、ほんと気を付けていくのだよ。それがここからの人生を楽しくするための肝だからな(笑)

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