山ちゃんは努力の天才
「山ちゃんは努力の天才」この本を読んで、そう強く感じました。
努力の源となった2つの要因。
1.嫉妬の炎をプラスに変える
2.退路を塞ぐ
嫉妬の炎をプラスに変える
一般的に妬み嫉み卑しさなどは醜い感情とされている。山ちゃんの芸風にも嫉妬や自虐的な笑いが多い。
その芸風を形成する要因に、嫉妬の炎をプラスに変えて努力してきた過去があるのだとわかった。
キッカケは醜い感情とされてるものでも、起こしてる行動は立派な努力そのものだった。
その姿勢は大いに学びたい。なぜなら醜い感情は誰もが持っているのだから。
イラついたら、ムカついたら、そいつを倒すためにすることをノートにメモる
過酷な状況を自分のプラスにする方法はないか?
眠くなったらアイツを顔を思い出せ!ネタを書け!アイツのおかげでサボらなくて済んだ!ありがとう
圧倒的な敗北感を次の行動をするエネルギーに変換すればいい
絶望的な状況や嫌いな奴にされた仕打ちそんな出来事に直面して抱いた自己嫌悪になるほどの自分の卑しい感情達も全て燃料にできる
醜い感情は全て自分の味方になった
退路を塞ぐ
お笑いをヤメる。という選択肢が取れないように、退路を塞いでいた。
「大阪の大学に入る」という条件で大阪行き(お笑いをやる)の許可をもらった。一浪して予備校へ通い、猛勉強して大学に受かった。ノコノコと帰れない
前のコンビを解散させてまでしずちゃんと組んだのに、今から「やっぱ違うかも」とは言えない
怠けそうな自分の退路を塞ぐようにしてきた
そこから生まれた努力の数々
とはいえ努力の仕方がわからないから、とにかくシンプルに与えられていることを全力でやるしかない。
授業は毎日出るのはもちろんのこと、人気講師のネタ見せはまだ学校が開く前から来て入り口の前に並び、一番に見てもらいダメ出しをもらって、他のコンビがネタをやっている最中もずっとダメ出しされたことを書いたノートを見ながら新しいネタを書き、終わりとともに今書いたネタの質問を先生に聞きに行った。それをメモして帰り道にいつものネタ合わせをしている場所へ行き、ネタ合わせをした。
講師の目に映っていた僕は、おもしろさでは目立たないが、毎回ネタ見せをしたり、熱心に質問してきたり、鬼のような形相でメモを取ったり、とにかくまじめで一生懸命な生徒ということになっていた。
ずっと必死だった。必死な自分を確認しないと、張りぼての自信がはがれてしまい、就職の話を持ってくる父親の言葉に心が折れてしまいそうだったから。
作家に媚びて!という嫌味も気にならなかった。なぜなら、自分にはずば抜けた才能がないという悲しい事実があった
しずちゃんが組んでたコンビのネタをとにかく見に行った。彼女が面白がってるところの認識や、彼女が言ったら面白いだろうセリフをノートにまとめた
しずちゃんの好きなお笑い、好きなマンガ、好きな番組を全てチェックして情報を叩き込んだ。どうやって誘うか?セリフなども綿密に準備した
勧誘当日、笑いの感性が同じだと思わさせる準備したセリフから「私もそう思う」を何度も引き出だした
しずちゃん用に作ってきた漫才の台本を見せて、僕と組んで欲しいと誘った
山ちゃんは努力の天才だと思う。尊敬しかない。
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