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TikTok Japanを退職いたしました。

どうも。お疲れ様です。柴田です。
というわけで、2021年4月にTikTok Japan(ByteDance)に入社して約2年2ヶ月が経過しました。
そんな私が、2023年6月末をもってTikTok Japanを卒業することになりました。

いや〜。2年ちょっとですが、このTikTokという大きなサービスからは本当に得るものが大きすぎました。
というわけで、今回は約2年間お世話になった、TikTok Japanのサービスや会社について書いていきたいと思います。

TikTok Japan(ByteDance)ってどんな会社?

さて、まずTikTokの運営会社ってどこなの?という所から説明した方がよいですかね。IT業界では有名かと思いますが、一般的に言うと、アプリ名と比較すると会社名の知名度は日本ではとても低いです。

TikTok>ByteDance

という状況ですかね。
なので、「どこの会社勤めてるんですか?」「ByteDanceという会社で、TikTokの運営会社です」と言うようにしてました。

その方がすぐ伝わるので・・・!

では、ByteDanceというのはどのような会社なのか?

ByteDance(バイトダンス)は、2012年に創業された動画投稿プラットフォームサービス「TikTok」などを運営する中華人民共和国のグローバルテック企業です。これまでに数多くのサービスをリリースしてきました。

サービス一覧
今日头条/TopBuzz(ニュースプラットフォーム)
TikTok/抖音(ショートビデオアプリ)
西瓜视频(中国のPUGC動画配信プラットフォーム)
皮皮虾(中国の若者向けPUGCインタラクティブコミュニティ)
懂车帝(中国の自動車情報プラットフォーム)
飞书/Lark(クラウドベースの統合型コラボレーションツール)
番茄小说/Fizzo(小説アプリ)
巨量引擎(ByteDanceのデジタルマーケティングサービスプラットフォーム)
小荷健康(中国の医療コンテンツとサービスプラットフォーム)
Faceu激萌/FiuFiu(カメラアプリ)
轻颜相机/Ulike(カメラアプリ)
Lemon8(レモンエイト)(元 Sharee
剪映/CapCut(動画編集アプリ)
住小帮(中国の装飾プラットフォーム)
幸福里(中国の住宅情報プラットフォーム)
图虫(中国の写真コミュニティ)
半次元(中国のACGコミュニティ)
影托邦(中国の映画チケット販売アプリ)
一直看漫(中国の漫画アプリ)
GoGoKid(中国の子供向け英語学習プラットフォーム)
Helo(インドのソーシャルネットワークアプリ)
Resso(インド・インドネシアの音楽ストリーミングアプリ)
BaBe(インドネシアのニュースアプリ)
SoundOn(音楽配信プラットフォーム)
Fanno(越境ECアプリ)
If Yooou(アパレル系越境ECサイト)

https://ja.wikipedia.org/wiki/ByteDance

Wikiに載っているものを抜粋させていただきました。
正直、こんなにあるんだ・・・!という感想・・・。社内の人間でも把握できないくらいあるのが現実です・・・。
TikTok以外で、日本でローンチされているもので馴染みがあるもので言うと「Lemon8」「CapCut」「Lark」「Ulike」あたりでしょうか。

とにかく、色んなサービスを展開しているし、グローバル企業なので日本人以外のメンバーが多いのは当然です!はじめて、こんなグローバルテックに属しました。

TikTokでやったこと

では、私はTikTokでどのような仕事をしていたか。それぞれのフェーズ毎に書いていきたいと思います。

phase①:TikTok LIVE

まず、私が携わらせていただいたのが、TikTokのLIVEクリエイター周りの業務です。2020年にTikTokがLIVE配信機能をローンチさせて以降、急激にLIVE配信者数や視聴者数を伸ばしてきました。
その中で、私は主にLIVE配信を行うクリエイターさんとコミュケーションを図って、1to1でミーティングを行ったり、また、LIVE配信に関するノウハウやナレッジをレクチャーするセミナーなどを開催しました。

TikTok日本独自の次世代クリエイター支援プログラム「TikTok creator academy」のTikTok LIVEパートの講師として登壇したりもしました。

LIVE配信の業界は、LINE時代から含めると、約7年間携わっております。
なので、LIVEのことならお任せあれ!という状態です!

phase②:Contents Programming

次にアサインされたプロジェクトはオリジナルコンテンツ制作です。
TikTokの社員が真正面から「0からTikTokでコンテンツ制作」を行いました。

まず何から始めようか。
どんなコンテンツにしようか。
日々考えながら頭を悩ませていました。

そこでたどり着いた答えは

「次世代のクリエイターを発掘するコンテンツ」

を作ること。やはり、TikTokとしても新たなクリエイターをどんどん育成していきたいのが本音です。
そのobjectiveのもと、私は下記のようなアカウントをプロデューサーという立場でローンチしました。

「blueuta」というアカウントを立ち上げました。

「blueuta」とは、「まだまだ青い次世代のTikTokクリエイター」が青春を感じられるような音楽と映像をTikTok動画でお届けするTikTokオリジナルコンテンツです。デジタルネイティブ世代の青春ソングと過去の青春ソングを混ぜ合わせるマッシュアップソングを、可能性が無限大な次世代クリエイターが歌います。「blueuta」の由来はクリエイター達の青さを伝える「blue」と青春ソングを歌うという「uta」からの造語で、最高の青春空間をお届けします。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000775.000030435.html

16本の動画を投稿し、フォロワーは1ヶ月で1万6千人まで到達。
少しでも、次世代クリエイターのお役に立てられればという気持ち一心でコンテンツ制作に励んでいました。

出演してくれた皆様本当にありがとうございました!
そして、制作スタッフ陣も、私の色々な希望を具体化してくれて本当に恵まれたチームで仕事をすることができたと思ってます。
改めて感謝です。

phase③:Business Account Partner

そして、最後の業務はライフスタイルのコンテンツを投稿してくれるビジネスアカウントのカウンターパートとして業務に励んでいました。

アパレル業界、飲食業界、旅行業界などなど、ありとあらゆる業界のパートナーさんと関わらさせていただきました。そこで実感したのは、ショート動画を作って商品や企業のマーケティングを強化したいというニーズがとても多いこと。そして、そのやり方がわからないという企業が多いこと。

・どうやったら、動画が伸びるのか?
・今のTikTokのトレンドは何なのか?
・どれくらいの工数を割けば良いのか?

パートナーさんと日々ディスカッションしながら、コンテンツグロースするように日々業務に従事しておりました。中でも、やはりTikTokへのリテラシーが高い人は、スムーズにトレンドを取り入れ、動画を伸ばすことができていました。

TikTokで得たもの

①グローバルテック企業での働き方

グローバルテック企業のあるあるとしては、基本的にプロダクトに関する情報は英語でサマライズされています。翻訳すれば内容はある程度把握できるのですが、日本企業しか渡り歩いていない身分としては、最初は「うっ!!」ってなりますよね(笑)

でも、不思議とそれが当たり前になっていき、段々と慣れていくものです。今は、自分自身、プロダクトに関して英語表記でも何も抵抗ありませんし、海外の方とチャットコミュニケーションすることにも慣れましたし、むしろちょっと楽しいなとも思いました。

そして、何より「もっと英語話せるようになりたい!」というマインドにもなりました。
これから勉強していくつもりです。はい。つもりです。

また、グローバルな会社には「多種多様な考えを受け入れるカルチャー」があると実感しました。色んな人の色んなアイデアがあるから、イノベーションが生まれる。これこそ、グローバル企業の強みだとも思いました。

当然のことですが、体育会系のカルチャーはグローバルテックには存在しません。
新人だろうと、すぐにその場で活躍してもらう貴重な人材です。
だからこそ、すぐに育成されていきますし、責任感も備われます。

スピード感をもって成長したい人は是非グローバルテックへ!

②ショートムービーコンテンツに関するナレッジやノウハウ

正直、この2年間、どれくらいのショートコンテンツを見てきただろうか・・・。勉強含めプライベートでも、ずっと見てしまうのが、ショートムービーのすごい所。しかもちゃんとイヤホンをつけて・・・。

没入感が違うわけですよ。
下記の記事によると平均視聴時間96分!?※社としてオフィシャルではございません。

ただ、いちユーザーとしても納得できるなとも思います。
だって気づいた時にはすでに30分経過してるなんて、ザラですから・・・。

ユーザーとしてここまで体験したのも、TikTokに入社したことがきっかけであり、入社以降も、コンテンツ制作にてショート動画と真正面から向き合いもしました。

なんでこれが伸びて、これが伸びないのか?

毎日悩みながら、他の動画を見てインプットし、そして再現性のあることはコンテンツへ反映させてアウトプットに繋げました。

ただし、再現性はあるが、確実性なものではなく、色んな要素で左右される。というのが私がショートムービーに対しての持論です。
答えは無数にあるし、日々トレンドも変わるので、「永遠にトライ&エラー」することが重要だと考えております。

そしてこれから

色々書いてきましたが、とにかく成長できるベンチャーマインドのある会社で、多様な考えを尊重するカルチャーなことは間違いありません。
まだまだ書きたいことは山ほどありますが、今回はざっくりTikTok Japanで自分がやったことについて書ける範囲で書いてみました。

そして私はこれから何をするのか!?
それについては、以降の記事で細かく話していきたいと考えております!

では!


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