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11.30 壁打ちの会 #006 飯野さん 1回目

こんばんは。
WORLD CAFE by まちの企画室
チームA副部長のシバタです。

今回は、11月30日に行われた
エントリー#006 いいのこうさくさん(以下、団長)の壁打ちの会 1回目の内容をご紹介します。

壁打ちの会は
メンター(壁打ち相手)である丸山部長が
これまでの数々の事業を成功に導いた経験に
基づいて作成された「mmm (Maruyama Marketing Method)」に沿って展開されます。
「mmm」の1つである事業プランシートをエントリー者が埋め、初めは荒削りでも数ヶ月に渡り壁打ちを行い完成させる事で、事業構築の根幹となる基礎部分を固め、現実的な事業実現へと伴走すると言うもです。

内容に入る前に、団長のエントリープレゼンについての投稿をご覧ください。

早速、事業プランシートからどうぞ。



【丸山部長、参加された応援者からの助言、質問】

丸山部長:
こちら団長のビジネス内容なのですが、成り立つか成り立たないかで言うと、成り立たないような気がしています。エントリープレゼンの会で出た「お金のにおいがしない」という意見もありましたが、他にも要所要所で破綻しているんですよね。

すこし、まず会場の皆様にも伺ってみましょう。
「すごくいいな!」と思った方がいらっしゃったら聞いてみたいですね。
では、「すごくいいな!」と思った方挙手お願いします。


りんさん:
ビジネスモデルとしては、大きくはあるので、まずはスモールスケールで考える必要があるかと思いますが、飯野さん自身がすごく自信を持っていらっしゃるというので、「なんか行けるんじゃないかなぁ」と思ってしまう部分は一つあります。
あとは、地域パフォーマーの方々の市場価値をどうプロデュースするのかを言及されていないなぁと感じます。
このサービスを利用すると考えられる、企業側が企業パフォーマーに対する評価軸がない中で、まずはこのパフォーマーさんはこういう事ができて、このような価値がありますと、提示できれば、このビジネスプランにおいても、実現可否が見えてきやすい可能性があるなと感じました。


丸山部長:
団長のビジネスプランの場合は、まだフェーズ1の段階なんですよね。
自分で開業、企業しようと思って、1年間街のボランティア活動に身を投じて、思いついたんですよね。まずは、ご自身のアセットを活用したものは思いつかなかったという事ですよね。
それで一応、このビジネスプランがアイディアとして生まれたという事ですよね。
このビジネスプランだけで言うと、うーんって首をかしげてしまうけど、背景や目的の観点で言うと悪くはないんですよね。ただ、その先の戦略、戦術で「うーんどうかなぁ」ってなるんですよね。
ビジネスは思いは大事だし、こういう課題があるから、課題解決できるんじゃないかなぁ、こういう役割が必要じゃないのか、さらに自分は誰もできなかったり、やりたがらないこういうことができるからやってみようかなぁ。というのはビジネスの原点なので、とっかかりとしてはとてもいいと思います。
そして、その先をみんなで考えることができればいいかなぁと思うんですよね。
壁打ちの会としても、団長のこのビジネスプランを、たたいてたたいて作っていくというよりは、まだフェーズ1の段階なので、アイディアの種をみんなで考えるのでもいいのかなぁと感じています。

そういば、先日NOREN(かわさき店舗出店支援プログラム)の最終プレゼンが終わったと聞いていますが、その時の講師の方々の評価はどういったものでしたか?


団長:
そうですね。
プレゼンの資料の文字数が多いとか、小粋なトークで盛り上げた方が良いみたいな、、、
今思えば、ビジネスプランがとっ散らかっていたからか、プレゼン手法のアドバイスが多かったように感じます。

余談なのですが、
そもそも、NORENの応募の時に、買い物難民を救うための移動販売車のビジネスを立ち上げますよとして、NORENに申請しているんですよ。
結果として、このようなビジネスに変換してしまったんですよね。


丸山部長:
簡単に言うと、
エントリー段階では移動販売車のビジネスでエントリーして、受かった上で、
その後、内容を変えたということですか?

団長:
そうですね。


丸山部長:
それは、ダメですよね(笑)
その移動販売車のビジネス内容をもう少し聞いても良いですか?
どういう事をやろうとしていたのですか?


団長:
僕自身のアイディアというよりは、マチカフェに参加した時に区の担当者の方が、小売業の店長をやられていたのだったら、昔山の上にマンション買った高齢の方が移動や買い物できずに困っているから、そういった方々に移動販売車で物品を届けてもらって、且つその場所でコミュニティを作る力があると思うので、やってはどうですか?という提案を頂きまして、、
それでNORENにエントリーしたのですが、その後にこの地域パフォーマーの方の応援を思いついたので、こちらに変更しました。


丸山部長:
移動販売の方が良いんじゃない?(笑)


団長:
NORENでも、他の方にも言われました。


丸山部長:
ビジネスの基本は課題解決なのですが、
その業界に詳しくなくても、ちょっと聞いた時に、困っている方が想像できて、それに対してこういうことができる人がいれば、助かる人はいっぱいいそうだし、それって課題解決だよね。わかんないけど成り立ちそうだよね。
というのが想像しやすいものっていいんですよね。
特に新規参入するとなると、障壁があり難しい可能性が高い。


チェリー:
僕の移動販売車の方が良いのかなぁと思います(笑)
話は戻るのですが、先ほどのプレゼン内容で、対象の企業様に花王さんとピジョンさんとかナショナルクライアントの名前が出たかと思うのですが、基本的にナショナルクライアントさんの社会貢献やCSRの予算は本社のマーケティング予算で管理しているかと思います。
団長が現職の小売業で関わってこられたナショナルクライアントさんは地域の営業の方だと思うんですよね。例えば、花王みたいな会社が、コンセプトはすごくいいけど、その予算は営業の方は持っていないと思います。
地域の営業さんは流通(小売業者)さんと仲良くするために、流通さんが「こういうイベントやりたいんですけど、花王さん協賛してください」と言えば、花王さんは出す場合があると思うんです。
だけど、本社の立場になると、それを全国でどう展開できますかとか大きい規模で考えないといけなくなってくるので、ナショナルクライアントさんはかなり難しいかと思います。
むしろ、地域の規模だと東急さんとかの方が地域密着型だし、場所も持っているから、東急さんの受託を受けて~とか、の方がイメージしやすいかと思います。
これをビジネスモデルにしようとすると、かなりの規模感が必要なので、かつパフォーマーさんってクオリティが担保できないので、
地域のパフォーマーとなると相性がいいのは地域の企業になってくるかと思います。


丸山部長:
じゃあ、企業側として、パフォーマーをよんでイベントをしたいとなった時の率直なご意見を伺ってみましょうか…


的場さん:
地域パフォーマーの方にお支払するとしたら10万円が限度で、団長の分はないなぁ…と
それとは別で、プロスポーツ選手でなかなか稼げてない人は沢山いるかと思うので、その人達向けのマッチングサイトとかあっても良いなぁと。
後は、ドラッグストアで働かれているという事だと思いますが、ドラックストアに卸したいアイテムを作っている人は、いっぱいいるかと思うのですが、現職の会社にいつつ、そういう方のサポートをされたりとか…
やはり、ご自身がやってきたことのを活かした方が良いのかなと思いました。


丸山部長:
これから初めてビジネスをやろうと思うときに、ご自身の経験値、自分のできる事を活かすことというのは常套手段なのですが、ピボッドでいきなり全く違うビジネスを始めるということはまれなんですよね。
それも含めて疑問に思うんですよね。
エントリープレゼン時でも出ていましたが、ボランティアでいいよね。という印象がありますよね。
一方、最初のアイディアであった買い物難民の方向けの移動販売車とかは、創造しやすいですよね。


団長:
当時、僕が想定したのは、ウェルシアさんがやっている移動販売車みたいなものを想定していて、僕は自分では無理だなぁと思ったんですよね。


丸山部長:
どこの部分で無理だと感じたのですか?


団長:
お金と仕入れ…と…あとはノウハウ。


丸山部長:
移動販売車は200万くらいあれば購入できますし、
現在はホンダが移動販売車向けのリーシングサービスが月々2~3万でリースできますよ。


的場さん:
仕入れはしなくていいですよ
ドラッグストアの商品を売ったらいいんですよ。
完全歩合で団長の手元にも入ってくるようにしたらいいかと思います。


丸山部長:
ついでに野菜を売ったり、したらいいんですよ。
同じような事例で無印良品が、限界集落や完全過疎地域に無印カーを走らせて、移動販売しているんです。しかも一人の女の子が。
それは入り口なだけで合って、一つ一つ困っていることを聞いて、それをちゃんと形としているというところまでをサービスにしているんです。
後、ドラックストアの知見もあるかと思うので薬を売ってきてた知識も行かせていけますよね。


団長:
ウェルシアさんが、ドラックストアショーで移動販売出していたので、企業の方に聞いてみたら、「燃料費も高騰しているので、うまくは言っていない」ということは言っていました。


丸山部長:
大手のうまくいかないと個人のうまくいかないは違うからそこは指標にはならないかもしれないですね。


りんさん:
ただの移動販売車がだったら、もはやアマゾンがどこでも行く時代だから、自分の消費活動を考えるとドラックストアにはまだ行くなぁと思いました。
ドラッグストアにしか販売していないものもあると思いますし。


ふみさん:
ついでに電球替えるとかになると、団長のキャラクターだと頼みやすいですよね。


チェリーさん:
無理やり結びつけるとしたら、移動販売のついでにパフォーマーの方もつれてくるというのもありかなぁと。
曜日とか固定してくると、楽しみで待っている方はいると思います。


丸山部長:
団長も応援団長じゃなくて、サーカス団長だったのかな?(笑)

この辺で小野さんの意見もお伺いしたいですね。


小野さん:
NORENでは2ヶ月で8回の講習があって、18組入れ、テンプレートのひな型に埋めていきましょうといすスタイルでやっていて、確かに最初のエントリーの時は移動販売でエントリーされていて、僕らもこれが良いよねと思っていましたが、どこかのタイミングで変わっていて、「あれ?」と思いました。
そもそも、まずは事業内容のプレゼンは5分くらいでまとめましょう。5分で伝えきれない事業というのは言い訳がたくさん付け足されているから無理なわけですよね。
それと、団長がやりたいことは地域を繋げる、コミュニティを作るとかだと思うんですよね。先ほど、ビジョンとミッションとコンセプトがあったかと思いますが、戦術論に走ってこういうことになっているかと思いますが、「目的」に立ち返るべきかと。
更に、地域で何かやりたいんだろうなといったところで、
団長のパワー、活力、伝える強さ、何よりもハートの強さを活かせてほしいなぁと思います。


的場さん:
ドラッグストアの駐車場でパフォーマーへのイベントできる場所を提供したりなど…現職と平行でできますよ。個人での活動にするなら、あちこちの空き駐車場の活用なんかも。


丸山部長:
パフォーマーの仲介も一つの形態として、最初の入り口を切り開くという意味でも、団長のキャラをコンテンツ化できると面白いかもしれない。
最初は5000円とか10,000円とかで会の冒頭をひたすら盛り上げ屋!みたいな。
例えば会社の決起集会とか、運動会とかそういう場の「一番最初の10分5000円で場をあっためます。」とかが体一つでできますみたいなのがあっても面白いなぁと思います。
企業側も芸人にお願いするとしたら30万かかるところを団長だったら5,000円でできる。みたいなことがあったら、俺だったらちょっとお願いしたいなぁと思います。


チェリーさん:
お薬漫談なんかできると、販売力にプラスして良いかもしれないですよね。


団長:
お薬の効能の説明などは薬剤師の方にやっていました!!


この会は以上で終了となりました。

団長、なかなかドラマティカルな会になりましたね!
まさかの大きな方向転換か?!

団長を見ていても感じましたが、
自分のアセットって、経験値でいうと自分でも気づくことはできますが、
内面やキャラクター性など自分だけで掘り下げてもなかなか見えてこないものですよね。

実は、「壁打ち」ってこうやって複数名集まって「壁打ちの会」と銘打って大々的にやるのも良いですが、
自分の進むべき道を見つめるためにも、日々小さな壁打ちを身近な方とできると、道に迷うことも少なくなるのかもしれないなぁと
感じました。

さて、
12月の壁打ちの会は残すところあと2回となりました。
参加可能な方は是非、お気軽にお越しください♪


◆12月15日(金)18:30~開場
プレゼンター:#002 高橋さん③、#005 中川さん②


◆12月22日(金)18:30~開場
プレゼンター:#004 坂本さん②、#006 いいのさん②


以上、副部長シバタでした~

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