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#676 自分自身に目を向けよ

依存によって幸せを得ようとする人は、つぎに依存するものをさがします。そして、それにまた依存しては、失って苦しみます。そしてまた、つぎなるものをさがそうとします。人生はその繰り返しです。結局「自分のものだ」と思っていても、それらはいつかはかならず失なうことになるのです。

原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話

私たちが得たものは、
すべて自分の外にあるもの。

外にあるものに固執すると、
身動きが取れなくなる。

そして、また次を探すことになる。

大事なことは自分の内にある
ものに目を向けること。

絶対に奪われない、
そして、永遠に完成されない
自分の人格に目を向ける。

形あるものはいつか壊れてる。
いつかなくなる。

勝利、名誉、金銭などは
簡単になくなってしまう。

そんなことのために我を忘れて、
生きていけば、待っているのは苦しかない。

自分という誰にも奪わない
内なる主人公をとにかく愛する。

地道にコツコツ。
自分を磨く。
これしかない。

鈍刀をいくら磨いても
無駄なことだというが
何もそんなことばに
耳を借す必要はない
せっせと磨くのだ
刀は光らないかもしれないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬと言いながら
磨く本人を
光るものにしてくれるのだ
そこが甚深微妙の世界だ
だからせっせと磨くのだ

坂村真民

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