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【インド旅行記】プネー

約4ヶ月ぶりのプネー旅行!プネーは本当にいい街で飯も美味しいので、これぐらいの定期で訪れたくなります。ムンバイから電車で片道3時間の日帰り旅行。

朝は4時半起床。6時前にDadar駅から乗車し、9時過ぎにプネー駅着。片道110rs(約200円)安すぎる。そして早速朝ごはんへ!メトロに乗り換えてGarware College駅まで行き徒歩5分、ミサルパオの有名店「Katakirr Misal」に到着!店の看板のデザインからしてかなり辛そう…ミサルパオを注文。ミディアムとライトのどちらか聞かれるのですが、おそらく辛さです。漢はガツンとミディアム!にしました。

Katakirr Misal外観
ミサルパオ(90rs)

具がガッツリ入っています。汁は継ぎ足し式で、卓上にスープが置かれています。結構辛いと見越して控えめに入れ、パオをちぎって漬け一口…かなり食感が良い。セブやジャガイモや玉ねぎの食感がハッキリしていて、噛み応えがある。美味い。ミサルはやはり辛いが、マハラシュートラ州最強の辛さを誇るコルハプールのミサルパオを食べ切った僕にとってはお茶の子さいさい。胃袋を刺激するいい辛さです。

そして何よりのストロングポイントはパオ。ふかふかで柔らかい。ミサルの辛さをいい具合に中和してくれます。写真のものはまだ茶色がかっていますが、お代わりで来たパオは本当に真っ白でふんわり。ここまでのものは珍しい。すごく美味しいのですが、後半戦も考慮してパオは3枚でストップ。ご馳走様でした〜。

続きましては朝食第二弾(食べすぎ)。プネーでは確実に訪れる老舗喫茶「Goodluck Cafe」。なんと前回来たときから外観が変わっています!Zomatoがスポンサー(?)になっており、赤基調でリニューアル。綺麗になるのはいいことですが、昔の老舗感が無くなるのは少し寂しい気も。いつも通りバンマスカとチャイを注文。

バンマスカ(50rs)、チャイ(25rs)

まずはチャイを一口…これこれ!絶妙なミルク加減で滑らかな舌触り。バンマスカに合わせるお手本のようなチャイ。素晴らしい!そしてバンマスカ…食べた瞬間にバターの旨みが口いっぱいに広がります。味わいが優しすぎて、自然と心が穏やかになります。いやー、最高です!やはりここはムンバイの「Kyani & Co.」と双璧をなす、個人的最強イラーニーカフェです!本日もありがとうございました!

朝食×2を食べ終わり、昼食に向けてひたすら散歩。学生が集うFC(ファーガソン・カレッジ)ロード、マラーター王国の宮殿シャニワール・ワダの周辺など、既に行き尽くしてはいるのですが改めて散策。シャニワール・ワダ近辺はマラーター王国時代の名残が強く、マラーティー語表記の店が圧倒的に多い。建物も古く下町感があり面白い。

そんな下町の有名店でチャイ休憩。こちらも有名店「Yewale Amruttulya」。スモールサイズのチャイを注文

Yewale Amruttulya外観
店内
チャイ(10rs)

これはまた「Cafe Goodluck」で頂いたのとは全く違うタイプのチャイ。茶葉の味わいが前面に押し出されています。先ほどのはイラーニーチャイで、こちらはストリートチャイスタイルといったところか。ただがチャイでここまで違うとは、チャイの深さを思い知らされます。もちろんどちらも美味しいのです!

たくさん歩いて時間は13時に。昼食の時間です!プネリーターリーの名店「New Poona Boarding House」へ。こちらも古き良き店で、表記はマラーティー語のみ。そしてピュアベジのみ。痺れます。ベジターリーを注文。

店内
ベジターリー(170rs)

2種の豆カレーにポテトのサブジ、スイーツ、カード、ローティにパパド。シンプルで素敵なターリー。そしてどれも優しいお味!Googleマップのレビューに「家庭料理の味」と書かれていますが、まさにそのまんまの味です。

プネリーターリーの特徴はほんのり甘みがあるところ。この甘さがプネーに来たなぁと実感させてくれます。特に一番右の豆カレーは辛さの中に甘みがあるという、非常におもしろい味です。逆にカードは砂糖の甘みを全く感じさせない、究極にシンプルな味。すごく好きです。顧客層は完全にローカル。地元民の昼休みの雰囲気です。ローティ2枚とライスまでしっかり完食しました。

もう完全にお腹いっぱいですが、スイーツは別腹ということでデザートを食べに向かいます。こちらも人気店「Sujata Mastani」。店名になっているマスターニーとは、パネー発祥の味付きミルクシェイクとのこと。恐らくマラーター王国の皇帝バージラーオの愛人マスターニーの名をとったものかと。マンゴーマスターニーのスモールサイズを注文。

マンゴーマスターニー(100rs)

うん、美味い!美味いマンゴーシェイクだ。アイスも冷たくて良い。アイスとシェイクだけというシンプルな構図もいいですね〜。これはいろんな食べ物に通ずると考えているのですが、小細工なしのシンプルなものは軸の素材に圧倒的な自信があるから成せるもので、結局一番美味い。シンプルイズベストとはよく言いますが、シンプルがベストになれる素材を目指すことがまずは必要なんですね。

本日二度目の完全満腹です。次の食事までモールに行ったり諸々散策します。余談ですがプネーはメトロが新しくて良い。車内や駅のトイレも綺麗だし、飲み水も完備。水代が浮くので助かります。

ゆっくり散策すると時間は16時に。17:55の電車で帰るので、残りは約2時間。ここからラストスパートをかけます。お気に入りのキャンプ地区へ向かいます!

まず一軒目は「Burger」。2回目の訪問。店前に看板すら出ていませんが、超人気店。16時半と中途半端な時間にも関わらず店内は満員です。ミニチキンバーガーを注文。

Burger外観
店内
ミニチキンバーガー

ミニとは本当に名前だけで、ダブルチーズバーガーぐらいのサイズはあります。口を目一杯広げないと食べられません。大きく齧って一口…ビックリするぐらいど直球の旨さ。大判のチキンカツにソース、マスタード、太めにカットされた紫玉ねぎ。めちゃめちゃ男のバーガーです(女の子もめっちゃ食べてるけど)。細かいことなんか考えさせずに「ドヤ!美味いやろ??」と作り手の声が聞こえてくるような逸品。これは日本に来ても人気が出そう。

バーガーを完食しついにラストの店。こちらも定番化している、私的インドナンバーワンクッキー「Kayani Bakery」。相変わらずの大行列で15分ほど待った末に無事シュルースバリークッキーを購入。時間がないのでそのまま駅に直行して電車に乗り、早速車内でいただきます。

Kayani Bakery外観
シュリュースバリークッキー(250g,160rs)

やっぱり最高に美味しいです。外のサクサク感から口の中に広がるバターの味わいまで完璧です。圧倒的なバランス感覚の上に、ここのクッキー特有のサクサク感という武器がある。基盤がしっかりしている上に最強の武器があるので、もう他のクッキーはお手上げです。今回も自分へのいいお土産になったなぁ。

ということで今回は1日7店舗巡りました!本当にお腹いっぱいです(笑)。明日は一日中ファスティングでいいぐらい。でも後悔はない。楽しかったなぁー。

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