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胸が締め付けられた夜📚

 先日、母の用事が終わるまでの間フラっと本屋へ行ってみた。

 久しぶりの新刊本の匂い、本屋さんの独特の雰囲気、
 幼いころから大好きな場所。

 大好きなHaileyBieberが表紙を飾ったVOGUEを見つけ即購入。

 久しぶりに小説も読んでみるか!っと大好きな小説コーナーへ行くと
 映画化された作品の原作や、話題の本たちがたくさんあり、
 優柔不断(本に関しては)な私は迷いに迷って決めきれず、、、

 迷った挙句、歴代の「本屋大賞」受賞作品が私の心に
 ぶっ刺さっているという理由から『汝、星のごとく』とともにレジへ。

 この決断をした自分に拍手👏『汝、星のごとく』最高でした。

 夕方頃からゆったりと読み始め、読み終わったのは0:30。
(夕ご飯やお風呂の時間、バスケ観戦の間は中断したため実質2時間ちょい、(笑))

 涙が出そうで出なかった。浅い物語だったわけじゃない。
 簡単に泣ける話じゃなかった。

 きっとこの本を単なる恋愛小説に受け取る人もいるのかもしれないが
 私からすると全く違った。

 日常の取捨選択を息をするかのようにこなしている私たちは
 きっとこの胸を締め付けられる想いを忘れている気がした。

 自分自身に直面している問題からいとも簡単に逃げることができる世界で
 私たちはきっと逃げ続けているなっと。
(私たちなんて簡単に一括りにしてはいけないことは分かっている)

 他人や自分自身に向ける「優しさ」は強さなのだろうか。
 誰かを盾にした自分を守る一つの術として
 「優しさ」は存在しているのかもしれないっとふと思った。

 ここまで読書感想文にもならないような感想をずらっと書き綴ってみたが
 きっとどんな話なのか分かった人はいないだろうなぁ(笑)

 私自身、本を読むときに【あらすじ】を知らずに読む方が
 本の世界に引き込まれている気持ちになるから、
 あえて【あらすじ」の説明などはしたくない。(←自分勝手、(笑))

 この記事も誰かに向けて書いているのではなく、とてつもない自己満足。

 それでいい、それがいい。

 「いざって時は誰に罵られようが切り捨てる。
  もしくは誰かに恨まれようが手に入れる。
  そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくよ。」
 (『汝、星のごとく』より抜粋。)

 大学生の時に気づいたことがある。

 誰に対しても優しい人は本当に大切な人を守れていないのかもしれない、
 ということ。

 自分自身の人生を自分自身でしっかりと生きるためには、
 価値のある(と思う)ものでも切り捨てることが時に必要になる。

 誰かの人生を生きるのではなく、自分の人生を生きるためには、だ。

 私はどうなのだろうか、と考えさせられた。
 
 誰に意見するわけでなく、物事を常に俯瞰的に観察し、
 少し人と壁を作って暮らしてきた私にとって
 誰かに自分自身の感情が乱されることなど最も苦しいことである。

 でも、友達と本気で向き合うと感情は乱される。
 恋にのめりこむと感情は乱される。

 いや、自分で複雑にして自分で乱れていたんだと今になれば分かる。

 大人になるにつれて「自分自身を創りだす、そして生きる」というのが
 私の人生の目標だと、日々意識しながら生きている。(←大袈裟。)
(そんなに素晴らしい生き方や生活をしているわけではない(笑))

 誰しもなりたい自分や憧れる理想像があるだろう。

 そこに近づくためには「何かを捨てる」「必死に手に入れる」ことが
 絶対的に必要だということを忘れてはいけない。

 その行動の裏で誰かを傷つけることになろうと、自分自身の人生を
 「生きる」ということはそういうことなのだと痛感した。

 その勇気があるか、ないか。

 ページをめくるたびに、1つ1つの言葉が
 ココロに沁みて、胸が苦しくなった夜。

 『汝、星のごとく』

 

Image by Klaus Stebani from Pixabay

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