洋服はいま、年間15億着も余っているらしいですよ。
ブランドの洋服が、8割引きで買えるお店が茨木県ひたちなか市にオープンした。
というニュースを見た。
いやいや、いくら東北の田舎に住んでいるからって、アウトレット販売くらいは知っていますよ。
いまさらもの珍しくはないかもしれない。「オフプライスショップ」と銘打っているけど、よくある「アウトレット」と大きな違いはないようで、1~2年前に生産された各ブランドの余剰在庫を仕入れて、格安で販売している。オトク。
わたし自身、いまから15年くらい前、同じくブランドの余剰在庫を格安で販売する「ファミリーセール」なるものにハマっていた。なんで、ファミリーセールという名前かというと、各ブランドが、そのブランドに勤める従業員の家族宛に定期的に招待状を送付するシステムだったからだ。70%オフとかザラだった。
ファミリーといいつつも、じつは必ずしも家族に限定しているわけではなく、単純に招待状を持っていれば誰でも良かったようで。
当時、全盛期だったヤフオクに招待状だけ500円くらいで販売されていて、それを持ってありがたく入場させてもらっていた。
当時は「トルネードマート」というブランドが大好きで、大好きなブランドの10000円くらいの商品が3000円で買えたりしたので、たのしかった。
良い服が安く買えるなら、もうこれに越したことはない。
それにしても、8~9割引きで利益が出るもんなのかねえ、と思ったが、びっくりしたのは、日本で売れ残る服は年間に15億着もあるらしい。
オイオイそんなに余るなら、そもそもそんなに作るなよ…と言いたいところだが、作ってしまったものは仕方がない。いまさら責めても誰も救われない。(コロナのこともあるし、これからはもうちょっと需要と供給のバランスを考えてほしいレベルではあるが…)
売れなければ捨てるだけなのだから、欲しい人の手に渡るように、販売方法を「再編集」して販売するのは、服が売れないこの時代において、人にも環境にも良い事業だと共感できる。
それにしても15億着かあ…。
日本人1人あたり、約10着ぶんくらい余ってるってことだねえ。それを捨てて、燃やせばCO²も排出されるのだろうし...。
と、このお店の関係者でもなんでもないわたしですが、こんな記事を書くことで、ひとりでも服を買う人が増えて、ゆくゆくはファッション業界の過剰供給が減って、やたらと値段だけ高い服も減って、お財布にも地球にもやさしい世の中になれるよう、地球人のひとりとしてがんばっていきたいと思います。
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