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好きなものが増えていくような、そんな歳の取り方をしていきたいね。

子供のころはレーズンパンがあまり好きじゃなかった。

もちろんまっさらな食パンなんかも論外で、ホットドッグとか、焼きそばパンとか、ツナサンドとか、「具」なるものがしっかりと入っているパンが好きだった。

レーズンはとどのつまり「干しぶどうパン」なわけで、この「干し」が入った食べものは子供時代はどうにも興味が沸かなかった気もする。

干し柿、干しいも、干ししいたけ、煮干し、切り干し大根・・・。

いまとなっては、どれも奥深いあじわいと高い栄養価で身も心もしっかり満たしてくれるラインナップだが、子供にはレベルが高かったのかなあ。好んで食べた記憶がない。
きっと、わかりやすいみずみずしさにだけ目を引かれていた、あさーい子供だったのだろうなあ。
いまはどれも大好き。むしろ食べたい。大人なんで。

ちなみに柴犬の魅力も、大人になればなるほどわかってきた気がする。

フカフカで目がクリクリの愛らしい柴犬もいいけど、ヨレヨレで頼りなく、モッサモサの老いた老犬のかわいさは、きっと子供のころのわたしにはとうてい理解できないだろう。
シュッとしたハスキー犬とか、わかりやすーいの好きだったもんなあ。

好きなものが増えていくような、そんな歳の取り方をしていきたいね。



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